長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

雑記帳

山の日

昨年から新たに制定された山の日は、二年目を迎えた。 昨年は、新穂高登山口から白出沢の出合を経由して奥穂高岳から西穂高岳へ縦走した。 このルートは、一般ルートで最難関と言われており、気の抜けない岩綾帯が連続する。 翻ってみれば、初めて登山に触れ…

3・11

あの東日本大震災から丸6年の月日が流れた。当時、私は石川県PTA連合会会長職にあった。名古屋で開催された東海北陸ブロック協議会に出席する為に名古屋にいた時に東日本大震災が発災したのだ。 名古屋でもかなり大きく揺れ、これはただ事ではないと感じた…

火をもって火を制す

石川県消防設備協会の研修視察が能美市防災センターで行われた。他府県では、市町村が自前の防災センターを持つことはあまり多くない。 本県では、石川県の防災センターが存在せず、これまで業界団体が陳情してきたが、全く実現の気配すら見えない。 従って…

となりのテレ金ちゃん

テレビ金沢の社長インタビューがあるのですが、と突然言われたのが1月末だった。 最初は何のことかわからず、何のインタビューなのかと尋ねると、となりのテレ金ちゃんで『開発の現場』というコーナーがあり、難燃性GFRP製消防車両の開発プロセスを番組で放…

建国記念の日

昔は、国が定めた休日を旗日といった。それは、どこの家も、その日は家の玄関前に日本国旗を掲揚したからだ。 今日は、建国記念の日である。正式には建国記念日ではなく建国記念の日が正しいらしい。 調べてみるとその違いは妥協の産物だ。 建国記念日は元々…

神頼みに・・

もう直ぐ、高校入試が始まる。我が末っ子も、今年入試を迎えることになる。 私に似て、決して出来が良いわけではないが、手先が器用で中学三年生の女の子の割には、メカには滅法強い。 将来は理数系に進みたいと言ってはいるが、数学が弱いのは致命的だ。か…

カニ!

金沢の冬の味覚といえばカニだ。昨日、輪島港のカニを二十杯も頂いた。 石川県産のズワイガニを『加能ガニ』というが、私はどちらかといえばズワイガニのメスの香箱カニが好きだ。特に輪島港で上がったそれは、本当に美味しいのである。 確かに、香箱ガニの…

ダイエットは理屈を理解して・・

栄養学を学んだのは、かれこれ25年以上も前のことだ。当時は栄養学という言葉さえあまり聞かない時代だった。 ダイエットというと食べる量を制限し総カロリーをコントロールしようとするが、問題は総カロリーではなく、その質にある。 人間は60兆個の細…

このお店からしか買わない・・・

ある地方都市の電気店の話である。 その地方都市にも大手電気量販店があるのだが、このお店は全く売り上げが下がるどころか、伸び続けているのである。 地方都市のローカルな電気店なので販売価格も大手電機量販店に太刀打ちできるはずもない。しかし、その…

共通点・・

『凡事徹底』を提唱したのは、イエローハット創業者の鍵山秀三郎氏である。 『時を守り・場を清め・礼を正す』と言ったのは、教育者森信三氏だ。 この言葉の示すものは、根本の部分で共通している。 凡事徹底は、当たり前の事(凡事)を人が出来ないくらい(…

シェークスピアの言葉

『世には幸も不幸もない。考え方しだいだ』 幸せには絶対値はない。相対値である。何かに比べ、誰かに比べて幸せと感じている。 自分自身が、なんて不幸なのだろうと考えても、自分がさらに不幸に直面した時、自分は幸せだったのだと思う。 一方では、その反…

われは海の子

『我は海の子白浪の さわぐいそべの松原に 煙たなびくとまやこそ 我がなつかしき住家なれ』 我は海の子は、私たちが小学生の頃、音楽の時間で習った唱歌だ。1910年に旧文部省尋常小学読本唱歌として子どもたちに歌われた。 前記した、一番目は私の年代な…

小島農園

河北潟の干拓地には、多くの入植者が酪農や農業を営んでいる。 小島農園は、ともかく無農薬にこだわり、自分の食べたい物を収穫の事をあまり考える事なく、栽培している。 それは畑ではなく、自然そのものといって良い。 そこで収穫された、スイカはともかく…

高山植物は早咲き・・

今年は、高山植物は早咲きだ。今年の冬は、積雪が少なかった事も、気温が高かった事もその原因なのだろう。 何時もならば、見る事ができるそれは、二〜三週間ほど早く開花している。 登山客の中には高山植物を楽しみにしている人も少なくなく、そんな人達に…

ハインリッヒの法則

ひとつの重大な事故が発生するまでには、29件の軽微な事故やトラブルがあり、さらに事故までには至らなかった300件のヒヤリ・ハットがある事を統計に基づいて、解明したものをハインリッヒの法則という。 ヒヤリ・ハットの段階で事故の予兆をつかみ、さ…

ととろの森

それは、宝達清水町の田んぼの中に立っていた。よく注意してみないと見過ごしてしまうそれは、田んぼの持ち主が作ったものだ。 一見すると小さくも見えるが、実際側に行くととても大きいことに気づく。一度、新聞に載ったようだが、実際見るととてもよくでき…

社員旅行でディズニシー

私たちの業界では、今の時期が閑散期となる。企業としては、当然閑散期だから良いのではなく、ビジネスの平準化は大きな課題だ。 社員旅行は、私たちの会社では、ある意味伝統的な社内行事であり、毎年この時期になると幹事さんは頭を悩まされることになる。…

かわいい。。。?

一年に一回、身体の不具合を検査するために人間ドックを訪れる。友人の石川県予防医学協会の松崎理事長にはいつも本当にお世話になっている。 今回も、お世話になり、身体の隅々まで検査をしていただいた。この二年で、体重が二キロ程増加してしまった。 実…

かがのとイブニング

私たちの企業を取材したいと電話がかかってきたのは二週間程前のことだった。 NHKの、かがのとイブニングだと聞いて取材を受けることにした。ひとつは、NHK金沢放送局の山本局長は、金沢ロータリークラブでもご一緒している。また、登山、バイクと趣味も同じ…

顔が凍傷になる

厳冬期の八ヶ岳は、想像以上の寒さだった。樹林帯は、風もなくちょっと寒いかな、という程度だったが、稜線上に出ると風は徐々に強くなり、山頂直下では、巻き上げられた雪が顔にビシビシあたり、冷たいを通り越し痛い。。 グローブ(手袋)も厳冬期用のマイ…

理念の浸透

過日、ある旅館に宿泊した時のことである。予約した時間に30分ほど遅れると連絡を入れると、夕食の時間は18時30分が最終で、それより遅れると困るとのこと。 極端な時間遅延ならばわかるが、わずかな時間遅延を困ると言う旅館の姿勢は、お客様都合では…

牡蠣の季節

一月末から牡蠣祭りがあるから、おいでや、と年末年始に穴水町を訪問した際に、お声掛け頂いていた。牡蠣といえば広島を思い出すが、実は穴水町は知る人ぞ知る牡蠣の産地である。 毎年この時期に、牡蠣祭りが開催され、一日に4万人もの人が訪れるそうである…

東京は快晴!

業界団体の、会合に参加するために雪の金沢を出発した。飛行機の移動が主だった昨年まで、この時期は、天候によって航空機はリスクが大きい。 これまで何度か、飛行機が飛ばなかったり、羽田から金沢へ戻る際に、小松空港に着陸できなかったりした事があった…

きんかんなまなま

『キンカンなまなまやさけ、きーつけていくまっし・・』と使うのが正しい。 これは、『雪道が凍ってツルツルだから、気をつけて行ってくださいね』を金沢弁で言うとこうなるのである。 金沢弁は、男性では『や』、女性は『ね』を語尾に付けることが多い。し…

高回転練習

先日、元競輪選手と食事を共にしていた時の事だ。 金沢では、この時期は、バイクの練習は三本ローラーの上でひたすらクルクル足を回す事しかできないので、今日も朝の時間に一時間ローラーを回してきた、と言うと、一番軽いギア(インナーロー)で高回転練習…

厳冬期の西穂高岳独標

気温マイナス10度、風速15メートル、体感温度マイナス15度前後・・・これが、厳冬期の標高2701mの世界である。 露出している部分は、冷たいという感覚ではなく、痛く、長くその環境にさらされると、あっという間に凍傷を負ってしまう。したがって、手袋は外…

歴史は捻じ曲がった

歴史は、事実が積み上がって歴史となる。しかし、大きな声をあげて事実で無い事を事実だと言い続けると、それは歴史となってしまう。 日韓外相会談の合意は、誤った歴史を歴史として認めてしまった。従軍慰安婦の問題は、様々な議論がなされており、肯定派も…

成功者の習慣

今から、100年も前の話である。ナポレオン・ヒルが、鉄鋼王アンドリュー・カーネギーに招かれたのは、新聞記者をしていた25歳の時だった。彼は、カーネギーに成功談を取材するという目的で彼の家を訪れたのである。 カーネギーは彼を三日三晩、自宅に滞在…

冬の晴れ間の医王山

金沢市内から、車で30分も走ると標高896mの医王山の登山口に行く事ができる。わずか900mの標高差だが、医王山の山頂は雪景色だった。 今日は、日本列島が高気圧におおわれ素晴らしい冬晴れとなった。医王の里から、登山道を行くと一時間十分程で山頂…

江戸の梯子と金沢の梯子

加賀鳶と言えば金沢の伝統文化と思いがちだが、実は江戸の文化なのである。加賀鳶は前田藩江戸屋敷を守る大名火消しだった。 明治二年、江戸から三十八名の加賀鳶が金沢に召し寄せられ、二年後に帰京した。その間金沢の町火消しに様々な技を伝承した様だ。 …