自分の仕事とは何か？

　組織にはそれぞれのポジションがあり、それぞれの役割がある。当然、全てが会社の仕事であり、自分の仕事ではないという言葉は正しくない事は理解している通りだ。
　しかし、先ずは自らに与えられた役割を、責任を持って実行することが前提である。マネージャーの主たる仕事は自らの部門のマネージメントである。
　それが与えられた職責である。現場では様々な問題が毎日のように発生するが、それを感知し、素早く対処するよう指示し、そして原因の本質を突き止め、即座に再発防止を行うようスピード感を持って行う事が大切だ。
　忙しいのは何に忙しいのか。自らの職責を全うすることに忙しいのなら何も言わない。しかし、現場にどっぷりと浸かり、工具を握って忙しいのなら、それは改善しなくてはならない。
　全体を見て欲しい、そして現場へ降り、何が起こっているか、という視点で現場を見れば多くの事が見えてくる。そこには改善のヒントやハザードの兆候を見出す事が出来るのである。
　マネージャーの皆さんに大いに期待したい。

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