長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

勉強をしておかないと・・・

 先日、なぜ勉強するのか・・という内容のブログを書いた。違う切り口からもう一度考えてみると、これからの日本の方向が見えてくる。
 現在、円高から円安に大きく振れているにもかかわらず、貿易収支は改善していないようだ。
 私は、経済学者ではないので詳しい事は分からない。しかし、いきなり今の状況になったのではあるまい。日本は資源の無い国である。だからこそ、外から資源を輸入し、日本人の勤勉で手先が器用な特徴を生かして、それを加工し、輸出する事で外貨を稼ぎ成長してきた。
 これは、私たちが子どもの頃、社会科で学んだ事である。しかし、円高が進んだ事で、日本の製造業は、こぞって生産拠点を労働力の安い海外にシフトした。
 したがって、日本人が得意としていたものづくりと労働力は国内から海外に出て行ってしまったのである。これが全てではない事は当然だが、これが円安に振れているのにも関わらず、貿易収支が赤字になる原因の一つである。
 これから、日本国内では、人口の減少と高齢化により労働力はさらに減少し、海外にシフトされて行くだろう。
 日本に残るものは、付加価値の高いものづくりと頭脳である。だからこそ、しっかりと勉強して欲しい。
 そして、その学びを支えているものは、人間性である。ある大手の予備校の経営者は、単に、受験勉強に勝ち抜くものを育てても成功には繋がらない。人を育てる事が成功に繋がるのだと語っている。
 人を育てる事は、いつの時代も尊く、そして難しい。
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