長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

江戸の梯子と金沢の梯子


 加賀鳶と言えば金沢の伝統文化と思いがちだが、実は江戸の文化なのである。加賀鳶は前田藩江戸屋敷を守る大名火消しだった。
 明治二年、江戸から三十八名の加賀鳶が金沢に召し寄せられ、二年後に帰京した。その間金沢の町火消しに様々な技を伝承した様だ。
 その中のひとつが梯子登りの技である。その中でも、梯子の段数が江戸と金沢では異なる。江戸の梯子は、は(8)、し(4)、ご(5)で足すと、十七段であるが、金沢の梯子は、十四段である。何故かは分からないが、伝承が上手くいかなかったのかもしれない。
 何れにせよ、江戸の文化と金沢の文化が融合し、今の加賀鳶があるのは間違いのない事実である。
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