1リットルの水をどう使うか

私たちの生活は,ある意味とても便利だ。蛇口を捻れば問題なく水が出るし、スイッチを押せば電灯が灯る。
そう、当たり前なのである。しかし、実はこの当たり前と思っている事は、当たり前ではない。多くの人々が自らの責任をしっかりと果たしているからこそ、当たり前が、当たり前として現実のものとなっている。
特に当たり前が、当たり前では無いのだと感じるのは、山へ行った時だ。水場は限られているし、電灯もつかないのが当たり前なのだ。
したがって、1リットルの水をどの様に使うかを常に工夫するようになる。特に雪山は、凍結するので山小屋の洗面所そのものが使えないことが多い。
コップ一杯の水で歯をみがき顔を洗う。そんな経験も生きる力を磨くには必要なのかも知れない。

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