長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

われは海の子

 『我は海の子白浪の さわぐいそべの松原に 煙たなびくとまやこそ 我がなつかしき住家なれ』
 我は海の子は、私たちが小学生の頃、音楽の時間で習った唱歌だ。1910年に旧文部省尋常小学読本唱歌として子どもたちに歌われた。
 前記した、一番目は私の年代なら多分よくご存知のことだろう。この歌は、三番目までしか習わなかったが、実は七番目まであるのをご存知だろうか。
 戦前は、七番目まで教えていたのだが、戦後七番目は歌詞が国防思想や軍艦が登場するという理由でGHQの指示により教科書から削られたのである。
 『いで大船を乘出して 我は拾はん海の富 いで軍艦に乘組みて我は護らん海の國』が七番目の歌詞であり、当時の世相をイメージすることができる。
 これは、日本の当時の世相であり、GHQがとやかく云うべきものではないが、当時行われた思想教育の一環だったのだと思う。日本人はあまりにも従順すぎた。
 今となっては、取り戻すことも難しいが、少なくとも歪曲された過去の歴史を正確に理解し、日本人としてのアイデンティティを誇りに思うことが大切なのだと思うのである。
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