長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

火をもって火を制す


 石川県消防設備協会の研修視察が能美市防災センターで行われた。他府県では、市町村が自前の防災センターを持つことはあまり多くない。
 本県では、石川県の防災センターが存在せず、これまで業界団体が陳情してきたが、全く実現の気配すら見えない。
 従ってここ数年で、石川県内の市町村でも自前の防災センターを持つところが出てきた。能美市の防災センターは昨年の6月にオープンした最新の設備が設けられている。
 地震体験装置を始め強風体験コーナーなどとても興味深かった。
 展示コーナーには各国の消防車のミニカーが展示したあった。その中に昭和初期に日本にも導入された蒸気ポンプがあった。蒸気ポンプは火力で水を沸騰させ、発生する蒸気によりポンプを回す仕組みだ。
 火をもってポンプを回し、火を制するのである。今では考えられない仕組みだが、当時では最新鋭だったに違いない。時の流れと技術の進歩を感じた一瞬だった。
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