長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

それは誰の仕事か・・・

 『それは私の仕事ではありません』という言葉を聞く事は少なくない。分業化が進むとどうしてもセクショナリズムになりやすいものだ。
 以前から幾度となく記している様に、会社とは一人で出来ないことを分担し、それぞれが責任を持ち目的を達成する組織だ。
 したがって、会社の仕事は全てが自分の仕事であることを忘れてはならない。セクショナリズムが進み過ぎると、例えば切れたコピー用紙を補給するのも、汚れた洗面所を掃除するのも担当を決めて欲しいと言い始める。
 これは大きな誤りだ。自分の仕事ではない、誰かがやるだろうという考え方は当事者意識を醸成させず、無責任体質を加速させてしまう。全ては会社の仕事、すなわち自分の仕事なのだ。
 ただし、マネージメントを主たる仕事とするマネージャーは『それは自分の仕事か・・』ということを考えて欲しい。マネージャーが現場の仕事に入り込んでしまえば全体を俯瞰的に見る事は難しくなる。
 マネージメントとは枝葉末節の仕事をすることではなく、それが出来ているか否かをチェックし、出来ていなければやり切る様に仕向ける事が仕事だ。そして、指示されたことだけをやるのではなく、自らが会社方針の下に考え行動しなくてはならない。
 特に弊社のボードメンバーは自らの仕事を真剣に考え、その機能を発揮して欲しい。
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