長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

雪の閉山祭


 紅葉は森林限界より低い標高1400m辺りまで下りて来ており、素晴らしいコントラストを見せてくれている。
 一方で北アルプスの山々からは雪の便りが届き、厳しい冬はもう直ぐそこだ。
 私たちの安全を守ってくれた北アルプスの山小屋も今年の営業を終え、これから雪の中で次の春を待つのだ。
 お世話になった太郎平小屋は、立山室堂をはじめ表銀座裏銀座縦走路、そして黒部源流にも繋がる拠点の小屋だ。
 今年は4月の期間営業、プレオープン、開山祭と太郎平小屋にはお世話になった。10月25日で小屋締めの前に薬師岳山頂の薬師如来像を小屋に移す。その後、富山県内のお寺に来年の開山まで安置されるのである。
 この週末、閉山祭が太郎平小屋で行なわれた。小屋のスタッフ、常連を含め50人程が集まった。小屋に安置された薬師如来像に一人ひとりが参拝し、今年の安全登山に感謝した。
 その後はみんなで酒を酌み交わし楽しいひと時を過ごすことが出来たのである。小屋の主人の一樹さんには本当にお世話になった。心から感謝を申し上げたい。
 夜半には雪模様になり、小屋前で5cm程、そして薬師岳稜線には多いところで20cm程の積雪があった。
 気温もマイナス5〜10℃まで下り、朝小屋の窓がカチンカチンに凍っていた。今年最後の薬師岳を登り、360度の絶景を堪能し、冷えた身体を太郎ラーメンで温め太郎平に別れを告げたのである。
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