長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

魅力ある業界に

 働き方改革法案は実質青天井だった36協定の特別条項に720時間の上限を設けた。
 これは私たちの業界にとって大きな壁となって立ちふさがる事になる。消防車両は単年度予算が原則であり、4月から翌年の3月末までに全てを納車しなくてはならない。
 実際には4月から8月くらいまでが受注の時期であり、受注してから詳細仕様を決定し、残りの半年で一年分の消防車両を製造しなければならない。
 したがって、生産工程が歪になり、年の後半に生産が集中するのである。標準化、効率化、外注化することで特別条項の720時間はクリアできるだろうが、このような労働環境の業界には人が集まってこないということが言える。
 人命に関わる、誇り高き仕事だが、それだけで人が集まる時代はもう終わったのだと思う。やり甲斐と、魅力ある労働環境を整備し、魅力ある業界に変革していかなくてはならないと強く思う。
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