長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

謙信の物見の岩、信玄の茶臼山


 戦国時代の川中島の戦いの時、上杉謙信が武田軍の動きを見たと言われているのが物見の岩だ。それは、善光寺の裏手にある。
 一方で武田信玄はその対面にある茶臼山で陣を構え上杉軍を迎え撃った。物見の岩が花崗岩である反面、茶臼山は海底が隆起してできた山である為、非常に脆く足を踏み込むと蟻地獄の様に崩れる。
 今では、物見の岩は長野県でもクライミングのメッカとして知られている。標高828mのそこからは、長野市内を一望することができる。
 そこに立つと、謙信が見ていた景色とは違うが、彼が同じ場所に立って当時の川中島を眺めていたことに思いを馳せると何やら不思議な感じがする。
 クライミングの課題に挑戦し、山吹色の中で、四百七十年前に戦国武将が命を懸けて戦った川中島を物見の岩から眺めてみたのである。
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