長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

それってつくれるの?

 『それってどうやってつくるんだ!』
 何時になく、強い口調で話しているのは現場で叩きあがりの古参の社員だ。彼は高校を卒業し直ぐに弊社の門を叩いた。
 現場で消防車両の製造の一から十までを学んだ。当時はポンプユニットそのものを弊社の鋳物工場で鋳造していた。それを知る最後の社員だ。
 現在分業化された中で、現場を知らない技術者も増えてきた事も事実だ。図面はある意味で絵に描いた餅だ。それが実現可能なのかは、どうつくるか、どう組み立てるかを知る必要がある。
 そのような状況の中で彼のサゼッションには若手の技術者にとって重要なヒントが詰まっている。最初は何を言われているのかすら分からなかったようだ。頭の中でイメージを膨らませ、手順を確認する事で彼が言っている事を租借し理解したようだ。
 『現場・現物・現実』
 コンピューターシュミレーションの精度がいかに向上しようとも、最後は現場で、現物を確認し、現実を知る事が私たちが目指すものづくりに繋がる。
 私たちは、消防車づくりを通じて、消防職員をサポートし社会に貢献するものづくり企業である。
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