長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

合理性と美学

 クライマーの世界には『合理性と美学』がある様だ。
 アルパインライミングは様々な技術から成り立っており、それらを一つひとつ身に着けることで登山の世界は大きく広がる。
 その技術のひとつがクライミングだと理解している。そのクライミング技術に特化しているクライマーには彼らの美学があるという。
 クライマーによってそれらは異なるのだろうが、クライミングには『合理性と美学』があるという彼に言葉はとても面白い。
 彼は、新たなクライミングルートを開拓し、それを専門誌に紹介している開拓者の一人だ。ルートを開拓する場合は『合理性と美学』のバランスにこだわるそうだ。
 合理性とは安全性をいう。ルートに打つボルトなどの支点は多ければ多いほど安全だ。一方で、そのルート上の支点を極力少なくし、クライミングの芸術性を得ることが美学だと彼はいう。究極はボルトなど打たないことなのだそうだ。
 仕事とは全く違う世界だが。通ずることがあるので面白い。違う世界を覗き見ると全く違う世界に共通点を見いだせることが少なくない。面白いものである。
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