長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

机の上にSoilが・・・

北陸初の東急ハンズが、香林坊に開店し、金沢発の企業とのコラボ製品が話題になっている。 その中でも、大きな話題になっているのがSoilだ。これは、左官業を営む、イスルギが日本古来の左官技術を応用し完成させたものだ。 その販路は、全世界にまで広…

真実は自分の中にある

いくら、言い訳をして取り繕っても、真実は自分の中にある。事実は、山ほどあるが、真実はひとつだ。 事実に惑わされることなく、本質を見抜く目が大切だ。事実が、あまりにも多くなると本質が埋もれて見えなくなりがちだ。 問題の本質は何か。。それをシン…

若いうちは尖って欲しい

丸く、物分かりが良くなるのはある一定の年齢になればで良い。 若いうちは、物事に情熱を持ち少々尖っているくらいが丁度良いと思う。自分の意見を持つのは良い事だ。それが、経験不足からくる『青さ』を持っていても一向に構わない。 大切なのは、上に立つ…

GOOD DESIGN AWARD 2016

東京ミッドタウンは、各界の関係者、デザイナーで熱気を帯びていた。 2016グッドデザイン賞表彰式が、ミッドタウンで開催された。私たちは、開発に着手し、苦労の末完成させた難燃性GFRP消防車両を出展し、見事にその栄冠を勝ち取る事ができた。 201…

技術系大学の生き残る道

今日、一人のお客様が訪ねてこられた。もと、弊社メインバンクの支店長をされていた方で、現在は私の母校、金沢工業大学に勤めている。 昨今では、教育機関への補助金、助成金が大幅にカットされ、それに頼りきっていた大学のあり方を見直すタイミングに来て…

簡単にいかない

今期から本格的に市場に投入し始めたALPASシステム(アルミパネルストラクチャー)は、様々な問題を解決しながら、製造が進んでいる。 ドイツでは、三十年以上の実績を持ち、従来のスティール素材に比べると圧倒的な耐久性を持つ。 Ziegler社からの技術…

SOILはなぜ成功したか・・

これは、あくまでも私の私見であることを先ずはお断りしておきたい。 SOILは、青年会議所時代の大先輩である石動博一氏が左官の技術を応用して製品化したものだ。左官の技術はすでに成熟された技術であり、限られた市場の中で生き残ってきた伝統的なもの…

何故、それはそこにあるのか。。

私たちは、消防車両の専用設計を由とする企業だ。何故ならば、消防車両は人命に関わる現場で使われるからだ。したがって、その地域の消防戦術、地域の特性に応じて車両を設計する事が良心だと信じている。 消防車両をデザインする時は、細かいディテールまで…

金沢マラソン2016

マラソンには適した、ちょっぴり肌寒い朝を迎えた。第二回の金沢マラソンが開催される朝だ。これまでも、フルマラソンは幾度も挑戦したが、六年ほど前から足底剣幕炎と内側の靭帯炎が酷くなり、バイクに転向した経緯がある。 以前にも記したが、本当なら、第…

最強のサーモス!

山で使う道具は、ある意味で命を守るためにシンプルに、軽く、そして最大の性能を発揮する様につくられているものが多い。 当然、それに比例してそれなりのお値段がタグにぶら下がっている。 その中でも山専ボトルといわれる『サーモス』は、軽くそしてその…

飲みニケーションはコミュニケーション

東京で仕事をしていた時、仕事がうまくいかなくて腐っていると、上司がそっと飲みに連れて行ってくれた事を思い出す。 場所は、いつも同じで新宿のしょんべん横丁と呼ばれる、小さなお店が集まる飲み屋街だっだ。ホッピーというノンアルコールビールの様な飲…

素直さは伸び代

やっぱり、素直な人、そして不器用でも一生懸命な人には伸び代が見える。自分自身も決して器用ではなかったし、今でも器用とは言えない。 どちらかと言えば単細胞の部類だ。 不器用だという事を認識しているからこそ、努力するのかも知れない。勉強頭のいい…

思い通りにならない事ばかり・・

自らが意図しない事が起きると、気持ちが折れる。しかし、意図しなくとも原因をつくっているのは間違いなく自分だ。 意図しない事と言いながら、原因がなければそのような事は起こらないからだ。因果応報、原因があり、結果があるのだ。 やはり最後は、原因…

バランス。。。

第二、四半期が終わりに近づき、今期も半分が過ぎようとしている。毎年、年初に書初めを書くことが会社の恒例となっている。『バランスを取るな・・』というのが今年の自分の書き初めだ。『バランスを取る・・』ではなく、『バランスを取るな・・』である。 …

一定の目的は達成したか。。

2007年11月にブログを書き始めて、約9年が経つ。途中、海外出張の時差の関係で一日ほど空いた日があった以外は、毎日書き続けた。 社員の皆さんに、様々な情報発信源として続けてきたが、一定の目的は達成しただろうか。会社は、生き物だ。常に環境の…

明確に伝える

この時期は、少しずつ納車、入魂式が多くなってくる。消防車製造も過渡期に入ってきていると感じる。 お客様とお話をしていると、多くの気づきを頂く。金沢の大火といえば東山の清風荘が挙げられる。当時、出場した分団員は、風向きが違っていれば今頃もっと…

絶好のロケーション・梅の橋の袂で!

今日の金沢は、抜けるような青空だった。浅野川の水面がキラキラと輝き、素晴らしい一日だ。 浅野川に掛かる梅ノ橋は、金沢出身の文豪、泉鏡花の『義血侠血』の舞台になっており、金沢らしい場所のひとつだ。 この梅ノ橋の袂で金沢市第二消防団浅野川分団の…

2秒に泣く。。。

晴天のものと開催された全国消防操法大会は、長野市のオリンピックドームで熱戦の火ぶたが切られた。 石川県隊は、志賀町消防団土田分団が出場した。土田分団が使用している車両は日本に一台しかない車両だ。 当時の整備担当者と、10年経っても色あせない…

ボブディラン。。。

『How many roads must a man walk down / Before you call him a man?』から始まるBlowin'in the Windを聞きながら物思いに耽った青春時代。 あの、ボブディランがノーベル賞文学賞を受賞したニュースは驚きを持って伝えられた。ボブディランが。。 日本の…

遭難に思う。。

昨今の登山ブームを象徴するように、遭難事故が相次いで発生している。 北アルプスだけでも9月の遭難件数は27件にのぼり、死者が10名、負傷者が14名となった。また、10月11日には、涸沢岳で20代の男性が滑落死し、さらに同日、同じくザイデング…

山小屋だから汚くて良い???

山小屋に泊まってみて最近、感じた事を記したいと思う。 2000mを超える山小屋では、限られた物資の中で営業をしている。食料も水も本当に限られている。 トイレも、高山で微生物の働きが悪く、地上のような水洗トイレとはいかないのも事実だ。しかし、そ…

体育の日は晴れる。。

1971年から2000年までの30年間で、10月10日に晴れた日は19日間で、晴れの確率でいえば、63%だそうだ。 運動会が、この日に開かれるのも晴れる確率が多いからと思われているようだが、実際のところは東京オリンピックが開かれた年だという…

絶品!ガパオライス

タイ料理といえば、強烈な辛さが頭に浮かぶ。昨年、タイの消防車メーカーのチェス社と技術提携を行った。元々はZieglerのパートナー企業であり、一昨年、ドイツで開催されたZieglerのミーティングで出会いがあったのだ。 彼らは、GFRPで消防車両のフレームを…

事故に思う

今朝、能登里山街道で起こった事故は、とても痛ましいものだった。 事故に遭われた皆様にお見舞いと、亡くなられた方に哀悼の意を表したいと思う。 両方とも、野球部の大会とソフトテニスの大会で金沢と能登町に向かう途中だったと聞く。部活動の大会などの…

まだ早い???

子育ての究極の着地地点は子供たちの自立だ。 自ら考え、行動し社会の役に立つ人間に成長して欲しいと願う。 その為には、今をどうするかではなく、未来の姿をイメージし、それを実現する為には、今何をすべきかを考えなければならない。 まさしく、企業でも…

現状否定と現状批判

私たちの経営方針には『現状を否定し、より優れた製品とサービスを提供する』という一文がある。 私たちが常に成長する為には、先ず現状を否定し、自らやっている事がこれで良いのか、さらに良い方法がないのかを考える必要があるという意味が込められている…

スティーブジョブズの言葉

今日は、アップル社の創業者スティーブジョブズ氏の命日だ。彼が、癌でこの世を去ってから五年が過ぎた。 彼は、数多くの言葉を残しているが、その中でも次の言葉は、私たちの心に深く響いた。 『シンプルであることは、複雑であることよりもむずかしいとき…

山の霊異記

山の霊異記 霧中の幻影 (幽ブックス)作者: 安曇潤平出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店発売日: 2016/07/02メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 山では、不思議なことが起こることが少なくない。 あまり、この様なことを書くと、おかしいので…

広く利益をもたらす

私たちの、事業は決して大きなものではない。あくまでも、中小企業の域を出ないのは十分に承知している。 私たちの企業の理念やものづくりの哲学は、基本的にお客様の思いを実現するためにあるものだ。 その結果、私たちに関わりのある協力企業、そして社員…

地域の付託に応える

金沢市第二消防団千坂分団の入魂式が秋晴れのもと開催された。秋晴れと言いながらも夏に戻ったような陽気で、ともかく暑い日だった。 式典が始まって暫くすると、突然出席者の一人が具合が悪くなり倒れてしまったのだ。その後の対処はさすがに消防組織だと思…