長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

小さな磁石を売るビックな会社

皆さんは、二六製作所という会社をご存知だろうか。私がこの会社を知ったのは、バイクのケイデンスやホイールの回転数を計る為の、マグネットセンサー用の磁石に良い物が無いか探していたところ、たまたまFace bookの書き込みで知ったのである。 一個数十円…

役割を担う

先日、日本消防ポンプ協会機器協会の功労者表彰を頂いた。いつも、表彰を頂く機会があるごとに、何をした訳ではないのだが、と思う。 しかし、小さな視点で物事を見るとそう考える事も、もっと大きな視点で見ると全ての人は何かしらの役割を担って生きている…

スピードを上げる

私たちは、常にお客様の立場で最善かを自らに問い、妥協しないものづくりを実現する事を企業理念としている。 これまでに、様々な技術を業界に先駆けて開発し、業界をリードしてきた。そして、今現在でも、その姿勢は健在である。 私たちは、これまで困難を…

人事を尽くして天命を待つ

『人事を尽くして天命を待つ』という言葉にある、『人事を尽くす』という事は生半可な努力を言うのではない。 覚悟を決めて、もうこれ以上できない努力をしきる事を言う。すなわち、天命を待つ努力は半端ではないのだ。 私たちは頑張ったんだけれど・・・、…

変わらない為に、変わる

私たちが、創業以来、一貫して大切にしてきた事は、専用設計車両をお客様にお届けする事である。 当然、時代と共に市場の要求も変化し、現在では多岐にわたる。これまでは、専用設計という言葉に、非効率である事を隠してきたように思う。 意味があり、その…

新規事業と人材育成

企業が、持続発展的に成長して行く為には、新製品の投入や新規事業の開発が欠かせない。しかし、それを実行に移すのは人である。 新年度の組織を組み立てていて思う事は、人材の育成の大切さと難しさだ。武田節には『人は石垣、人は城』という一節があるが、…

温泉ライダー5時間エンデュロー

今日は、加賀温泉郷で5時間エンデュローが行われた。エンデュローとは自転車の耐久レースで、5時間で決められたコースを何周回できるかを競うレースである。 気温が上がり、さらにアゲンストの風に悩まさされ、全く速度が上がらなかった。同じ条件でも、高…

アスチュートサドル

バイクの構成要素で、サドルは、ある意味、選定が一番難しいパーツのひとつである。身体に合わないサドルを選定するとバイクの上で過ごす時間は、地獄となる。 私も、これまで様々なサドルを試してきたが、ここ数年はプロロゴのNACK134サドルを愛用し…

振り返りながら進む

今期も、多くの課題に挑戦し、その実行に全力を尽くさなくてはならない。 その課題の殆んどが、前期の中期計画で達成できなかったものだ。一度、立ち止まって先ずは課題をしっかりと達成すべきだ、という声もあるが、わたしは基本的には、立ち止まるべきでは…

時間軸

今日の東京は、朝晴れていたと思えば、スコールのような雨が降って来たりと、不安定な天候だった。 昨今、天候が亜熱帯のそれに近くなってきたように思う。午前中は、お客様のところに訪問し、様々な意見交換を行った。 やはり、現場の声を直接聞く事は沢山…

功労者表彰式

明治記念館で開催された、日本消防ポンプ協会の定時総会で、私たちの社員二人が功労者表彰を受ける事が出来た。 会場には多くの来賓、被表彰者、OBの皆さんが駆けつけてきてくれており、とても盛大な式典だった。 式の後の懇親会でも、多くの来賓の方々と、…

ものづくりの喜び

今日は、多くのお客様を訪問し、仕事の話から教育の話に至るまで、いろいろなお話しをお聞きした。 私たちの企業には、年間多くの見学者がお越しになられるが、その中には、小学校の子供たちも来てくださる。 会社を訪問してくれた子供たちには、必ずひとつ…

さっさとやる!

53−55期の中期系計画で、出来たもの、出来なかったものがあるが、出来なかった事の殆どが、やらなかった、と言っても良いだろう。 成功するか否かは、やってみなければわからないが、出来たかどうかは、殆どの場合、さっさとやっていないものが多い。す…

佐渡ロングライド210本番

今朝は、3時に起床して、スタートの準備を整えた。4時には宿を出発しスタート場所へ..... 気温は12.5度ととても寒い。レインジャケットを着込んでスタートを待った。5時半から10秒間隔でスタートである。 210kmの長旅のスタートである。今日の佐渡は風速5mの…

佐渡ロングライド210km

毎年、シーズン初めの調子を伺うサイクルイベントが佐渡ロングライド210kmである。一日で走行する距離では210kmは最長の部類だ。 今日は、一日休暇をもらい佐渡に向かった。直江津港から佐渡の両津港まではフェリーで二時間半の移動だ。 韓国でのフェリーの…

かたちは機能に従う

Form Follows Function(かたちは機能に従う)。 これまで、この事について幾度かブログに書き記してきた。 私が趣味にしているバイク(自転車)のコンポのメーカーにイタリアの老舗、カンパニョーロがある。 日本にはバイクの世界では誰もが知るシマノがあ…

変化はチャンスである

私たちを取り巻く環境は、すごいスピードで変化している。 既に、今期は業界の発注の構造に、変化が見え始めている。準備無くして、変化に直面すると、脅威と感じるが、実は変化は成長の機会なのだ。 変化を脅威と捉えるか、チャンスと捉えるかは、同じ現象…

形骸化したものを捨てる

80周年の年がスタートした。マネージメントレベルは、先ずは現状認識からスタートして欲しいのだ。 新たに、組織を組み直すのは、組織を変える事ありきではない。新中長期経営計画を実現する為に、どうあるべきかを考え、そこから落とし込んで欲しいのだ。…

時を守り・場を清め・礼を正す

時を守り・場を清め・礼を正す・・・ この言葉は、教育者森信三氏が、語った職場再建の三原則である。こんな事が、職場を再建する事の原則と思われる方も少なくないだろう。 しかし、全てはこの凡事を徹底する事から始まるのだと私たちも確信している。 時間…

全盲のベテラン教師

今朝の、ニュースで全盲のベテラン教師がクラス担任になったという報道番組をみた。彼は、目が見えないので生徒の名前と特徴を一致させる為に、ボイスレコーダーに生徒の自己紹介を録音して、それを何度も聞くのである。 目が見えないにもかかわらず、黒板に…

記念式典の後の慰安旅行

昨日の、80周年記念式典と祝賀会の後、引き続き慰安旅行へ出かけた。 昼酒に皆は酔っぱらっていたが、移動のバスの中でさらに酒盛りをしていたようだ。本当に若者には体力面でついて行けない。 今回は、飛騨高山まで足を伸ばした。社員会の幹事が今回の旅行…

80周年記念式典

多くの皆さんのお陰をもって、私たちは、創業80周年を迎える事が出来た。今日は、ホテル日航金沢で記念式典と祝賀会を開催した。 一言で、80年と言うが、企業の寿命が30年と言われている昨今、これはものすごい事だと思うのである。 創業当初の事は、…

形骸化したもの、正しくないものは捨てる

私たちは、明日創業80年を迎える事になる。満州事変や五・一五事件などが発生し、情勢不安だった昭和9年、長野ポンプは、初代長野三郎によって創業された。 創業の理念など、立派なものは無いスタートだったが、そこには、人の命を救うために自分の命を掛…

仕事は全体の繋がりを考えて

組織全体が、上手くリンクしていない。仕事が上手く繋がっていないのだ。それぞれが部分で仕事を捉えてはいるが、全体から仕事を理解していないので、様々な部分に問題が発生している。 製造の現場では、川上に位置する部門がとても重要になってくる。仕事は…

問題の解決は、本質を見極める事から

前期も、多くの問題を抱えた年度だった。大変だったと言うことで終るのではなく、問題を成長の機会として捉える事が重要である。 その為には、問題の本質を見極める事だ。殆んどの場合、問題を繰り返すのは、その本質を正確に捉えていない事が少なくない。表…

しがらみと偏見、先入観を捨てる

社歴の長さはその企業が、変化しながら生きてきた証である。何故なら、殆んどの企業が30年を待たず廃業に追い込まれるからである。 『強いものが生き残ったのではない、賢いものが生き残ったわけでもない、変化に対応した者が生き残ったのだ』とダーヴィン…

部分を摘んで議論するべからず

何度となく、問題の本質を見る事の重要性を説いてきた。しかし、考え方の癖を修整する事は難しい。 常に、思考回路が大局観で物事を捉え、問題の本質は何処にあるのかを、冷静に見る事が出来るマネージャーと一緒に仕事をし、事あるごとにその考え方に触れて…

日本で一番標高の高い温泉

みくりが池温泉は、標高2450mの立山の室堂にある。地獄谷から引いてきた、硫黄泉であるため、強烈な硫黄の臭いがする。 当然の事ながら、源泉掛け流しで本当に温まる。また、山でお風呂に入れるなんて幸せの一言であり、登山客の疲れを癒してくれるので…

地獄の三本ローラー

今日は、内灘ロードの周回コースで練習をしようと、コースへ向かったが思ったより風が強く、バイクを下ろして走ろうとしたが、危険と判断しやむなく家に戻ってきた。 流石に、準備をしていたのでそのまま止めるわけにもいかず、三本ローラーで練習をする事に…

とても考えさせられた

昨年の7月に開かれたリオ会議でのウルグアイ大統領、ホセ・ムヒカスピーチは、多くの人たちに衝撃を与えた。このスピーチを、Face book上で見つけて考えてしまったのである。 その言葉の中で、『ドイツ人が一世帯で持つ車と同じ数の車をインド人が持てば、…