長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

不確実を確実にする

未来は、不確実なものと思っているだろうか。その通りである。未来は、不確実で確実なものではない。 しかし、未来を限りなく確実なものにする事は出来る。それは、未来をイメージする事から始まるのだ。 どの様になりたいのか、何を成し遂げたいのか、それ…

問題点を隠すな!

問題点を改善する社風が私たちには必要だ。人間であれば、失敗はつきものだ。大切なのは、うまくいかなかったことをそのまま放置しない事だ。 何故そうなったのか、問題の本質は何処にあるのか、そして改善し再発を防止する事である。失敗は、人の問題ではな…

お客様が何を求めているかを掴む

私たちは、消防車のメーカーとして様々な消防機器の開発やシステムの開発を行ってきた。 その元となるものは、お客様がお困りのことを解決する事にある。お客様が何を求めていらっしゃるかを、正確に把握する事は非常に重要な事なのだ。 そのニーズを整理し…

生きる力

教育の事業の目的に、よく出てくる言葉が『生きる力』という言葉である。 『生きる力』とはなんなのだろう。たぶん、昔なら生活環境や習慣の中で自然と身についたものだろう。私たちが、幼かった頃、そうテレビゲームなどが無かった頃だ。 遊びと言えば、外…

なんくるないさーではなく、なる様になる

なんくるないさーとは、沖縄の方言で何とかなるさ、と言う意味なのだそうだ。ある意味で楽観的でほのぼのとして悪くないと思う。 ただ、何とかなると言うのは、何ともならないと言う言葉にも等しい。 一方で、なる様になるとは、自分の思ったものに近づくこ…

定性と定量の伝承

難しいのは、技術の伝承ではない。確かに、これまで職人が、連綿と受け継いできた技術は、一朝一夕には伝承することは難しい。 それに並んで、職人としての人間性、社会性が技術の向上とともに、成長しなければ片手落ちだ。この定性的な部分の成長が現在弱い…

小さな小石が流れをせき止める

効率が上がらない、工程が予定通りに進まない。 ものづくりの現場には様々な問題の要因がある。それは、大きなことではなく、こんな事がと思えるほど小さなことが少なくないのだ。 マネージャーが責任をもって判断する事で、現場が解決できることが、殆どな…

現実を見て準備する

ツールド沖縄市民レース210kmは、日本で開催されるロードレースの中の最高峰と呼ばれている。 過去に幾度か挑戦したが、完走すらままならない。完走出来ないと言う事は、そのコースの過酷さを知る事が出来ないと言う事だ。 昨今は、WEBで情報を取る事も出来…

条件と結論

ああなったら、こうしよう。。こうなったら、こうしよう。。 こんな言葉を、よく耳にする。 多分、子ども達は、うるさいと、思っているのだろう。しかし、大切な話なのだ。 ああなったら、こうなったら、というのは、条件で結論が変わる事を意味している。 …

問題点は自らの意識の甘さ

私たちの目的を達成する為にも、使命を遂行する為にも、経営の理念を重視する事と並んで、私たちは営利企業であることを忘れてはならない。 みんなが働きやすく、和気あいあいと仕事をするのは理想だが、自由経済、自由社会の中で競争に勝ち抜いたものだけが…

私たちは何のために仕事をするのか

今日の東京は、冷たい雨の一日だった。書店で航空機の中で読む本を二冊買い求めた。 機内に乗り込むと、何時もより混雑している様である。シートに腰を下ろし、本を広げた。現在活躍している経営者の言葉を収めたそれは、気づきの宝庫である。 全力で前進し…

段取り八部

年度末が近付いたこの時期は、これから工程の全体が見渡せるはずだ。マネージャーは、段取りを確認せよ。どのタイミングで何が必要なのか、絶対に遅らせてはならないポイントは何なのか、そして、それを死守する為に何をなすべきか。 次工程との繋がりは、手…

判断する

事業を進めるには、様々な場面で意思決定する事が必要だ。それを、せずして物事が進むはずがない。 決めるのだ。。決めるのがマネージャーの仕事だ。間違っていれば朝令暮改でも構わない。間違っていれば修正すれば良い。問題は決められない事にある。 意思…

厳冬期の上高地

風速15m以上、体感温度は、マイナス10度。。。 グローブを外すと、あっという間に手がかじかんでしまい、感覚が無くなってしまう。ここは、厳冬期の上高地である。 標高1500m、大正池はかちかちに凍り付いている。当然、厳冬期の上高地に入るには、…

力が結集される

一台の消防車両がかたちになるまで、多くの工程と多くの人の手を経ることになる。仕様書の通りに消防車両をつくってしまう事は、基本的には出来ない。 そのものがかたちになる為には、仕様書の行間を細かく打ち合わせをして、初めてそのかたちが見えてくるの…

自らの意識が人生を決定する

外部の環境が、私たちの人生を左右しているのではない。 人が自分の人生を、左右しているのでもない。 全ては、自らの意識だ。ポジティブに発想すれば、ポジティブなことが起こり、ネガティブな発想をもてば、ネガティブな人生を歩む事になる。 ただそれだけ…

豊かな人の習慣を真似る

何時も、文句を言っている人、人の批判をしている人は豊かだろうか。 うまく行かない事は人のせいだ、と言っている人は、どんな人生を送っているだろうか。 多くの場合、答えは明らかだ。 一方で、何時も、前向きな言葉を使っている人、人を褒め、人に感謝し…

どの様な人になりたいか、今の行動はそれにふさわしいか

未来をイメージする事は、とても大切な事だ。幾度も記しているが、イメージ出来ない事は実現する事は不可能だからだ。 やりたい事、実現したい事、に並んで、どの様な人になりたいか、も大切なイメージだ。 今の行動は、それにふさわしいのか。。 今の延長線…

ゆっくり見えるのに、なぜか早い

能登町消防団三波分団は、全国消防操法大会で全国の消防団の頂点に立った事がある。 幾度か、訓練風景を拝見させてもらったことがあるが、その印象は、とてもスローに見えることだ。 しかし、実際のタイムは驚くほど速いのである。不思議に思い、当時分団長…

考えを巡らせる

イメージできない事は、実現できないのだ。 よって、イメージできることは、実現できる。 イメージせよ。 仕事をどの様に進めるか、イメージせよ。 この先、何がどの様になるのか、イメージせよ。 目的は何か。 それを実現するには何が必要か。緻密にイメー…

反対から見てみる

昨日、一昨日と北陸新幹線の試乗会が行われ、金沢市内の多くの知人たちも応募に当選したらしく、Facebookをにぎわせていた。 様々な会合に出席しても、話題のほとんどが北陸新幹線であり、その期待が伺われる。確かにこれまで、東京まで四時間近くを要してい…

石の上にも三十年

『石の上にも三十年』イタリア在住の彫刻家奥村氏の言葉である。昔から『石の上にも三年』というが、三年では何も解決しないと彼は言う。 どんな事でも、三十年頑張るつもりでやれば、どんな事でもものになると語る。彼は、バブルの頃、日本からイタリアに移…

身だしなみを整える

私たちの工場では、真っ白の作業服を着用している。作業服は、汚れが目立たない様に、グレーなどの色を使う事が多い。 しかし、私たちは敢えて白の作業服を使うのである。それは、白は汚れが目立つからである。汚れが目立つから、何時も綺麗にしていなければ…

本質を見抜く

工程通りに進まないのは、現場に問題があるのだろうか。。。 塗装工程に時間がかかるのは、現場に問題があるのだろうか。。。 イスラム国での悲劇は、安倍総理に問題があるのだろうか。。。 日本の人道支援が悲劇を生んだのだろうか。。。 全てはノーである…

現場・現実・現物

三現主義は、ある意味でものづくりの基本だ。 問題点が、発生したら机上で考えず、先ずは現場へ出向いて欲しい。そして、自らの目と耳で何が発生しているのかを確認するのだ。 耳で聞いたイメージと、現場での現実には、大きな温度差がある事が少なくないの…

大儀

私たちは、事業を計画する時に必ず、その大儀を中心に据える。開発案件も同じだ。それを、つくりたい、やりたいではなく、何故それを行うのかが大切なのだ。 『人の命を救うために、自分の命を救う人たちのために』消防車両を生み出し、社会と多くの人たちの…

やるべき事とやりたい事

夢を語る人は、多いがそれを実現させる人は少ない。 その違いは、様々なのだろうが、ひとつ違いを挙げるとすれば、やりたい事だけを決めている人と、やるべき事を決めている人の違いだろう。 やりたい事があり、それを実現する為にやるべき事があるのだ。先…

未来に向けて点を打つ

これまで幾度か、未来に向けて点を打つ、という内容でブログを書いたと思う。五十歳を過ぎ、この歳になって、今という時間軸から過去を見れば、あの時が人生の分岐点だったと感じる事が多くある。 その瞬間は、今やっている事が未来にどの様に繋がるかは全く…