長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

如何に現場から情報収集をするか

今日、ある消防OBが会社にお越しになられた。現職の頃のお話しを伺っていて感じた事がひとつある。それは、現場の情報を収集する事の大切さだ。 火災現場では先着隊が如何に現状を短い言葉で伝えるかが大切と仰る。報告する言葉が簡潔でなければ、2着隊、3…

消防車メーカーとしての誇り

連休の中日の昨日は今期初めての入魂式があった。神事には歴代の分団長の皆さんも参集された。歳を取っていても眼光はまだまだ鋭い。 市長からは昨今の自然災害の対応の要が消防団である事、最新鋭のポンプ車は使われないことに越した事は無いが、有事の際は…

主権回復の日

昭和27年4月28日、サンフランシスコ平和条約が発行され、日本と連合国軍との戦争状態が集結し、日本の主権が回復した。今日4月28日は日本の主権が回復した日である。 サンフランシスコ平和条約には日本が放棄すべき領土が定められていた。その中には…

やむにやまれぬ大和魂

幕末に生きた吉田松陰は、西洋の先進的な文明に心を打たれ米国に密航しようとし失敗する。その時投獄され、獄中で読んだ歌が『かくすれば、かくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂』である。 『このような事をすれば、このような結果になることは分…

別れはステップアップの機会

今日、弊社に6年間勤めた社員の送別会が行われた。彼は私が面接した人物なので当時のことを思い出す。 何故、私たちの企業に応募してきたのか尋ねた。彼は理由を語り始めた。淡路島の出身である事。阪神大震災の時淡路島から燃え盛る神戸のまちを見ていた事…

頑固親父の勇退

ここまで先生らしい先生を私は知らない。まさしく昭和の時代を生き抜いた、たたき上げの先生が8年間勤め上げた金沢市PTA協議会事務局長を卒業された。 翻ってみれば柳瀬先生は私が中学三年生の頃、私が通っていた中学校に赴任してきた。二年生の冬に学校…

出来る事、やりたい事、やらねばならない事

仕事を進める上で優先すべきは、出来る事でもやりたい事でもない。やらねばならない事である。 しかし、やらねばならない事の中には現在出来る事と出来無い事がある。ここで『現在』と言ったのは自分が置かれた環境で現在出来無いという意味だ。 自らが所属…

全ての道は江戸に通ず?

お江戸日本橋は現在首都高速道路の高架下に鎮座している。当時、東京オリンピックの開催に間に合わす為だったのかは定かではないが、現在の日本橋の景観は決して良いとは言えない。 ある意味観光名所のひとつに数えられるものだろうと思うのだが・・・さて、…

何にこだわるのか

私たちは何にこだわってものづくりをするのかを整理しておく必要がある。どの様につくるか、にこだわり、余計なコストを掛け、だから消防車両は高価なのだと言ってもお客様はご納得いただけないだろう。 先ずは、ものづくりの思想を大切にする事、そして、手…

人生のシナリオを描く

国際ロータリーの交換留学生エリオットも我家に来てはやひと月が過ぎた。オーストラリアで中学時代から学んだ日本語も磨きがかかり、上手になって来たように思う。 昨日から、彼のオーストラリアの友人二人が来日し、金沢にやって来た。宿泊するはずのホテル…

シンプルに明確に

マネージャーに与えられた責務のひとつは与えられた事をやりきれるように管理する事である。その前提としてマネージャー自身がそれをやりきる、という強い信念と責任感を持つ必要がる。 トップから指示された事をどの様に受け止めるかがその実行レベルに掛か…

やりたいからではなく、何故やるのか

事業を組み立てる際に、これは面白いからやりましょう、という意見を耳にする事が少なくない。 事業は面白いからやるのではなく、何故やるのか、何を解決する為にやるのか、が大切なのである。 社会の役に立つか、お客さまのお困りの事が解決できるかが大切…

先ずは仕事が好きであって欲しい

私たちの仕事は『人の命を救うために、自分の命を懸ける人達のために』消防車両を製造する事にある。この事業に係わる全ての皆さんには、先ずは消防車の事が好きであって欲しい。 そして、消防車づくりに情熱と誇りを持って欲しい。消防車が好きだからこそ、…

人を育てる事が企業の継続を保証する

新入社員を迎えて二週間が過ぎた。新入社員の時期は仕事観を醸成するのに大切な時期だ。この時期に仕事のイロハや厳しさを学ぶ事が彼らの人生において、仕事の位置づけを決定すると言っても過言ではない。 私たちにはその責任があるのだ。これまで連綿と『継…

これで良いは油断のはじまり

図らずも会社を率いることになり11年目になろうとしている。就任当初に比べると社員数も売り上げも約二倍になった。 様々な問題に直面しながら社員の皆さんの協力で何とか乗り切ってきた。不変であり普遍である企業理念とものづくりの理念を継承してきたつ…

工夫が出来るからものづくりは面白い

翻ってみればこれまでものづくり企業として様々な問題に直面して来た。ものづくりは品物を仕入れて再販する業種よりも様々な面で複雑だ。 したがって、問題が発生すると直接コストに跳ね返ってくるのだが、それを明らかにする為には時間を要する事が少なくな…

心が負けたら終わりだ

この所、様々な問題点の解決に時間とマンパワーを費やしている。翻れば自らが蒔いた種でありそれを自らが刈り取る事になっただけだ。 誰が悪いなどとは決して言うまい。ただ、様々な方々の協力を得なければ解決は難しい。自分のキャパシティなどと言うものは…

未明の大地震

今朝、5時33分に発生した淡路島を震源とする、地震はM6弱という大きな地震だった。金沢も少し揺れたが、緊急地震速報から阪神淡路大震災の記憶が脳裏をよぎる。 昔は天災は忘れた頃にやってくる、と言ったが今は何時もやってくると言っても過言ではない…

社会に役立つという価値観

今日はお取引先の社長が弊社にお越しになられた。彼とは歳も近く、経営に対する考え方がとても良く似ている。何時も仕事の話はそこそこに後は『仕事とは・・』という話に終始する事になる。 仕事の最終目的は社会に役に立つ事である。それを実現する為に様々…

当たり前の継続

世の中では新年度がスタートしているが、弊社では今月が決算期であり、お世話になっているお客様へのご挨拶も遅れがちになっている。 午前中は新年度のご挨拶のために市内のお客様を訪問する事となった。何時もは足早にご挨拶を申し上げるのだが、今日はお客…

仕事は積み上げるな、目標から落し込め

どうも、開発案件の進捗状況が芳しくない。二週間に一度の確認会議でも殆んど進まない。 大きな理由のひとつはスケジュール感の欠落である。目の前にある事象に捉われて、全体のスケジュールを押さえた仕事をしていない。すなわち、仕事の基本的な進め方が出…

イタリアの伝統と日本の伝統の調和

今日は新年度のご挨拶を申し上げる為に奥能登へ向かった。奥能登の桜は5分咲きで、満開には後3〜4日はかかるだろうか。 能登半島の先端の珠洲市から輪島へ向かう道すがらに揚げ浜塩田がある。ここでつくられる天然の塩は海水由来の多くのミネラルを含み甘…

執念を燃やす

もう、二十年も昔の事だ。前職で生産技術部門で仕事をしていた時、生産工程上大きな問題が発生した。これを解決しなければ生産能力が大きく低下してしまうことになる。 会社からの指示で、生産設備の自動化に取り組む事になったのである。ともかく、それは困…

ともかく一生懸命に・・・

一生懸命の語源は一所懸命だそうだ。一所懸命とは武士が先祖からの領土(所領)を命懸けで守る事を意味した。それが、一生を掛けて守ると誤解釈され、一生懸命となったようだ。 しかし、命懸けでという意味合いからすればどちらも間違いではないと思う。小さ…

かわいい・・という感覚

女性が良く使う言葉に『かわいい・・』という言葉がある。気をつけて聞いていると、しょっちゅうこの言葉を耳にする。当然、子供たちもかわいいを連発しているので、何が可愛いの、と尋ねても、そこには規則性は無いようである。 私は女性が使う可愛いという…

既成概念を打ち破る

既成概念でものを見ていては成長できない・・・と言いながら長年繰り返される環境やルーティンワークにおいて出来上がる既成概念は既成概念として認識されていない事が多い。 したがって、変えようとも思わないので変えられないのである。そんなことありえな…

今やらずして、何時やるのか・・・

『じゃあ、何時やるの?、今でしょ・・』というコマーシャルをテレビで見かける。最近は流行語の様に使われているが、まさしくその通りだと思う。 東京で仕事をしていた時は『ピッパの法則』という言葉を良く使っていた。これはピッとひらめいた事はパッと行…

見えないものを可視化する

大切なもの程、目に見えない事が多い。空気は目に見えないが、私たちは空気が無ければ生きてはいけない。愛情も目に見えないが、愛情は人間関係の中で何よりも大切なものだ。 言葉も見えないが私たちのコミュニケーションの根幹をなしている。 優れた営業マ…

守るべき理念、変えるべきものづくり

敬愛する、先輩経営者が機会あるごとに『企業風土とは・・』というお話をされる。 企業風土の『土』の部分は時代が変わろうとも変わらない企業理念や経営哲学をさす。また、『風』の部分は時代と共に変わっていく、経営戦略や戦術そしてものづくりの手法など…

しっかりと育てていこう

今日、4月1日に1名の新入社員を迎えた。人は企業のなかで最も大切な財産である。人なくして企業の成長はあり得ない。 私たちの様な中小零細企業を取り巻く環境は依然厳しい。アベノミクスで金融、株式をはじめとする非実体経済は大きく動き、ある意味アベ…