長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

言葉の魔法

子供に『この飲み物を上手に持って行ってね』という場合と、『こぼさないで持って行くんだよ』という言葉を掛けた場合結果はどうなるだろう。 この場合、上手に持って行ってね、と声をかけた時は、ほぼ、こぼす事無く子供たちは飲み物を運ぶ事が出来る。後者…

シンプルな中の気づき

バイク(自転車)はとてもシンプルな乗り物である。フレーム、ハンドル、サドル、クランク、ペダル、ギア等から構成されていて、足でクランクを回す事で進んでいく。 ただこれだけなのである。しかし、シンプルであるが故にごまかしは効かず、力まかせにペダ…

イメージは実現する

イメージできる事は必ず実現する。反対にイメージできない事を実現させるのは難しい。 私たちがオールアルミニウム製の消防車両を日本で走らせたい、と思ったのは今から三年前である。 ヨーロッパの消防車両がアルミニウムで出来ている事に驚き、その技術を…

言い訳から入らない

ともかく、言い訳から入らない事だ。組織でやっている事だから、上手く行かない事で個人を責めることなど基本的には無いのだ。 今やらねばならない事は問題の本質をあぶり出し、その解決を早急に進める事だ。言い訳などしている暇はないはずである。 エンジ…

問題は成長の機会

問題は成長の機会である。新たな事に挑戦すれば、そうすんなりと行くものではない。 多くの課題を、神様は与えてくださる。それを乗り越える事が、成長する事に等しいのだ。 先ずは、問題を問題として捉える能力と、それを解決する事を前提に考える思考パタ…

JR北海道の問題に思う

先日から、JR北海道関連の事故が新聞紙上をにぎわしている。 あくまでも、憶測である事をお断りしておくが、問題は組織の体質にあると考えている。ひとつのトラブルによって注目を浴び、次から次へとトラブルが発生している様に見えるが、これは急に事故が…

熱海へ

今日は、業界の臨時総会が熱海市で開催された。 熱海といえば昔は新婚旅行先として賑わったと聞く。今ではその面影もないと聞いていたが、駅前は比較的若い女性の観光客が目立ったのでで少々驚いたのである。 駅前には噴煙が上がり温泉地らしさを醸し出して…

秋の味覚

今日、秋の味覚を頂いた。スーパーに売っている栗は栽培されたものだが、頂いた栗は山栗である。 山栗は、栽培されたそれより小ぶりだが、実がしかりしていて、とても甘みが強い。 昔は、里山で栗の木を見つけては、木を揺さ振ってイガを落とし、足で踏んで…

今年のデュラスロンは・・・

昨年始めて参加したデュラスロン(トライアスロンからスイムを除いた二種目競技)は総合54位、年代別5位の成績を収めることが出来た。 もともと、ラン競技からバイク競技に移ったので、ランは問題なく走ることは出来るのだが、昨年はランの練習不足がたた…

イズムの承継

任天堂の中興の祖、山内溥前社長が亡くなった。現代の子供たちは、任天堂と言えばWill、DSをイメージするだろうが、昔は花札の会社だった。 この任天堂をビデオゲームの元祖に仕立て上げたのが、山内前社長だ。彼は常々、成功したのは非常に運がよかった…

Our dreams come ture

未来に向けて、どの様な消防車両を提案すれば良いのか・・・ そのイメージを膨らませたのは、今から三年前だった。これまで国内の消防車両しか目にする機会がなかったが、ヨーロッパの消防車両を見た時、驚きと共に危機感を覚えたのを鮮明に覚えている。 私…

何処を見ているか・・・

毎日、当たり前の様に朝がやって来て、当たり前の様に出社し、当たり前の様に仕事をし、当たり前の様に帰宅して一日が終わる。 こんな毎日を幸せだと言って過ごしている様では、全く進歩がないものだ。 目の前に起こる現象が同じでも、見方によっては、それ…

仕事に倍返しされる図

仕事においても、凡事徹底はとても大切な事だ。特別なスキルを身につける事も大切だが、当たり前の事を、当たり前に行う事はスキルのベースになっているのだ。 挨拶をする、ゴミが落ちていれば拾う、煙草の灰皿を片づける、洗面所が水浸しになっていたら拭く…

自然災害は日常化しつつある

私たちが、子供の頃『災害は忘れた頃にやって来る』という言葉があった。この言葉に象徴される程、地震や風水害等の自然災害は発生頻度が少なかったのだと思う。 しかし、今日では地震や風水害は日常化しつつあり、特にゲリラ豪雨や竜巻など、これまで私たち…

ツールドのとサバイバルサイクリング三日目

日本列島に上陸した、台風18号により能登半島も昨日の夜半から猛烈な雨が降り始めた。 このままだと、三日目の能登島から富山県の氷見の海岸線のルートは強い風で走行が難しく、コース変更もありえると考えていたが、今朝早くに、大会事務局から三日目の中…

ツールドのとサバイバルサイクリング二日目

今朝窓の外を覗くと、曇り空だが雨は降っていない。思わず、やった、と思ったが、それもつかの間、ポツリポツリと雨が降り始め、スタート時刻には本格的な雨となってしまった。 私は雨の中を走るのはあまり好きではない。ともかく体温が奪われ、集中力も維持…

ツールドのとサバイバルサイクリング一日目

この時期は、毎年ツールドのとサバイバルサイクリングが開催される。郷土石川県の能登半島一周410kmを走破する、サバイバルという名にふさわしいサイクルイベントである。 四年前に友人の八木君から、誘われて出場して以来、ロードバイクにはまり込んでしま…

多機能性を現実とする為に特化する

多機能性という言葉と、特化するという言葉は相反するが、私たちは多機能性を現実のものとする為に、ひとつの技術に特化する必要があると考えている。 これまでは、消防車両に求められる機能は火を消すという事だった。しかし、昨今、災害は複雑化し、一台の…

思考は言葉になり、言葉は行動になり、行動は習慣になる

良い結果を得たいのなら、良い言葉を使う事だ。良い言葉は良い思考から発せられる。そして、良い言葉は良い行動になり、良い行動は良い習慣をつくる。 そして、良い習慣は良い性格をつくり、良い性格は良い結果を引き寄せる。 全ての、スタートは思考だ。人…

夢を語ると繋がりが浮かび上がる

夢を実現する為には、夢を目標に置き換える必要がある。夢とは期限がなく、漠然と思い描いている事に他ならない。 反面、目標とは、夢に期限を付けたもので実現する事を前提にしているのである。先ずは、夢に期限を付けよう。そうすればそれを実現する為には…

みんなで良いモノ作ろう

ものづくりで大切な事は、どう使うかをイメージしてつくる事である。例えば、この機材はどの様に取り出すのか、その為にはどの様な取り付け方をすれば取り出しやすいのか・・・ それをイメージして取付を工夫する事で、圧倒的に消防車両は使いやすくなる。人…

トップが妥協すれば全てが終わりだ

仕事に追われている時こそ、正しく判断する事が必要だ。まあ、追われること自体が問題なのであるが・・・ 何れにせよ、工程の期限が迫り、綱渡りの様な状態の時に問題が発生した場合、何を価値判断基準にすべきなのだろう。 先ずは、お客様の視点で思考する…

1964−2020東京オリンピック

1964年に行われた東京オリンピックは、日本はもとより、アジアで地域で初めて開催され、さらに有色人種国家において開催された史上初のオリンピックだった。 大東亜戦争の敗戦から驚異的な復興と高度経済成長を遂げた日本が、世界に向けてその力を示した…

妥協は妥協を呼ぶ

妥協するという事は、それが仮に大きな事でも、小さな事でも結果として、さらに妥協を呼んでしまう。 小さな事だから良いのではないという事だ。現場はどうしてもつくり手の都合で物事を考えるものだ。使い手(お客様)の都合で考える、という私たちのものづ…

食べ残されたエビに涙・・・

テムラック・チャオ氏は今から15年前に金沢ロータリークラブが米山奨学生としてお世話をした。昨年、タイからの視察団を率いて石川の地に戻ってきた。15年振りに例会に出席し、米山奨学生となったお陰で、多くの事を日本で学ぶ事が出来た、と語った。 彼…

夢を語る

皆さんにとって『夢』は実現させるものか、それとも見るだけのものだろうか。それこそ、自分が20代の頃は夢は夢でしかなかった様に記憶している。 出来ない事が前提だから、大きな事も平気で口にしていたと思う。しかし、何時の頃からか、物分かりが良くな…

イメージ力は先を読む力

仕事をスムーズに進めるための能力をひとつ上げるとすれば、仕事の全体像をイメージする能力だ。仕事を部分的に捉える事は難しい事ではないが、全体像をイメージし、仕事を進めるには訓練が必要だ。 先ずは、問題意識を持ち、仕事全体を視る事でイメージをつ…

・・だから出来ない、ではなくどうすればできるか・・

ミーティングの場で、何時も違和感を覚えるのが出来ない理由を理路整然と説明される時だ。そこまで、筋道を立てて出来ない理由を並べるなら、そのエネルギーをどうすれば出来るのか、と考える事に使った方が遥かに建設的だ。 また、同じエネルギーを使った結…

受け手は自分の都合で考える

コミュニケーションの難しさは、『自らが何を話したかではなく、相手がどう受け取ったか』で決まってしまう事にある。 自分はそんなつもりで言ったのでなくとも、相手はその部分だけを摘まんでしまう。そして、妙にその部分だけにフォーカスし、話しの筋がす…

カーボンファイバー

私がCFRP(カーボンファイバー・レイン・フォースド・プラスティクス)を知ったのは今から30年も前の事だ。 当時、CFRPは、まだまだ基礎研究の段階で、強度部材には使用されていなかった。せいぜいゴルフのクラブやつりの竿に一部が使われていたく…