長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

挑む

『挑む』とはてへんに兆(きざし)と書く。同じ兆(きざし)という漢字を使っているものには『逃げる』がある。 未来に『兆し』を感じ、それを手でつかむことを『挑む』と言い、『兆し』を感じたのにもかかわらず、あたふたと走り出すことを逃げるという。 私た…

同じ轍を踏まない

反省点の多い前年度を成長の機会として本年度に活かしていこう。 現在、ALPASシステム製消防車両のプロトタイプをブラッシュアップし、製造工程、仕様、ストラクチャーの構造、ディテールを見直すことでより実態に近い車両にモデルチェンジを行なっている。 …

考えて行動する

大きく変えたいこと。 指示を待つ姿勢から、自らが考え行動する姿勢に。 指示がなかったからやらないのではなく、どうあるべきかで考え、与えられた責任の中で考え行動し、そしてやりきる。 なんども確認しても、結果として出来ていないことが問題だと認識す…

進化する

大きな目的意識を見失わず、今やっている事が未来に繋がると信じ、行動すれば必ずそれに近づいて行く。 問題なのは今やっていることの意味を理解せずに、ただ毎日を過ごしてしまうことだ。 それを繰り返しているうちにあっという間に人生は過ぎ去ってしまう…

脹脛が肉離れ・・

ベトナム、タイの長期出張で身体が鈍るのがいやで、ホテルのフィットネスで久しぶりにトレッドミルの上を走ったのがまずかった様だ。 もともと、ランで靭帯を痛め、足底腱膜炎が酷くなったのが、バイクに転向した理由だったのだが・・・ 身体の歪みを筋力が…

命のバトン

一年に一度、理事をしているNPO法人の監査のために福井市に向かった。 NPO法人『命のバトン』はある高校生の突然失われた命をきっかけに生まれたボランティア団体である。 この活動も今年で10年の節目を迎えることになる。ボランティア団体として6年、…

成長と成功はミスを覆い隠す

『成長と成功はミスを覆い隠す』 スターバックス会長兼CEOハワード・シュルツ氏の言葉だ。 スターバックスコーヒーは、米シアトルの小さなコーヒー豆の専門店だった。当時のアメリカで飲まれていたコーヒーは、アメリカンコーヒーと呼ばれる薄くて味のな…

日本消防ポンプ協会通常総会

一年に一度の日本消防ポンプ協会通常総会が東京は明治記念館で開催された。 本年度は、弊社から一名の社員が表彰の栄に浴した。彼は、三十年以上にわたり消防車製造部門で消防車製造の一翼を担ってきたベテラン社員だ。 彼はある意味で、消防車製造の移り変…

時間が足りない

90周年に向けてやりたい事が山ほどある。詳しくは記せないが、インフラの整備、海外へ事業展開、これまでの常識を覆す新たな機器の開発等々、ともかくやりたい事に対して時間が足りない。 『夢を明確に持たず、自分の人生に対してビジョンも持たずに、ただ…

考え始めた。。

新年度が始まり、組織のあり方を大きく変えた。設計室もこれまでの狭いタコ部屋から大きな部屋に移動させた。 今年就任した、新工場長と副工場長は、工程上の問題点を洗い出し、しっかりと計画を立て始めているようだ。ようやくそれぞれが機能し始めてきてい…

ベトナムとタイを訪問して

バンコク発22:05のフライトで羽田空港に戻ってきた。今回ベトナムとタイを訪問して認識が大きく変わった。 特にベトナムは、GDP比6%後半を維持し、大きく成長している。特に世界のクロージングメーカーがこぞってベトナムに生産拠点を移している。 百…

帰国へ

ベトナム、タイの八日間に渡る出張も今日が最終日だ。準備不足のため積み残した案件もあったが、帰国後二、三日のうちに完了しなければならない。 海外との交渉、打ち合わせは事前の準備がとても大切なのだ。事前にやり取りし、最終確認をするだけの準備をし…

タイ三日目

チェスとの打ち合わも、私たちの準備不足が露呈したかたちだ。部分だけを修正するから全体から見たときに複雑な構造体となってしまう。 正解はなくベストもない。よりベターな手法を考えれば良い。私たちは、まだ経験の浅いエンジニアだった時、上司から木を…

タイ二日目

『いい塩梅』というのが難しい様だ。ホテル部屋のエアコンをつけると冷蔵庫の中のごとく冷える。かといってエアコンを切れば、じわじわと暑くなってくる。 ともかく、ヒートショックテストを受けている様だ。また、毎度ホットな食事を食べていると胃腸も疲れ…

タイへ・・

ベトナムでの予定は全て終了し、ホーチミンからタイのバンコックへ向けて出国した。ベトナムでは、人の繋がりが機会を生み、その広がりは私たちの想像の外にあると感じた。 大陸で続いていることだけで、島国で育った私たちとは発想が大きく異なる。様々な民…

ベトナム三日目

そろそろ、雨季なのか高い気温と肌にまとわりつく様な湿度を感じる。ベトナムの出張も三日目の朝を迎えた。 ホーチミン市も相も変わらず、蟻の大行進の様なオートバイの往来が凄い。毎日、見られる街の風景だ。ホーチミン市から車で40分ほどの所にある工場…

ベトナム二日目

ベトナムと日本の時差は、二時間なのでヨーロッパにいる様な時差ボケがないのが楽だ。一方では乾季とはいえ、30度を超える気温とムシムシとした気候は身体にこたえる。 ハノイの消防署はホテルから30分ほどの距離にある。ハノイ市内は早朝の通勤ラッシュ…

ベトナム一日目

8時55分フライトでベトナムはハノイにやってきた。新たなビジネスの可能性を探ることが目的だ。 中期経営計画で示した国際事業部は、産声を上げたが、今回は若手担当者も帯同させた。経験やそのベースとなる年月も確かに大切だが、最も重視したのはやる気…

83回目の創立記念日

日で数えると30295日である。この一日いちにちに刻まれたものがある。 うまく行ったこと、うまく行かなかったこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、それぞれの時期に、それぞれの時期を担ってくださった先輩方が築き上げた83年間だ。 私たちは83…

成長する・・

今回のドイツZiegler社での研修は、製造各部門のマネージャークラスと若手の社員を選定した。 特に若手社員は入社三年以内のメンバーだ。経験が足りないと言われるかもしれ無いが、ある意味で既成概念がない方が良かったと思う。 在来工法ではそれこそ経験が…

波紋

私たちが前期に、本格的に市場に投入したALPASスーパーストラクチャー製消防車両は、消防車の市場に少なからずと影響を及ぼした。 小さな波紋は、今大きく広がりつつある。この超軽量化技術により、今までできなかったことが出来るようになった。そのひ…

コアの技術とは・・

80年に渡る私たちの消防車づくりは様々なノウハウを積み上げてきた。 しかし、それが全てこれから先も必要か否かは、次代と共に大きく変遷していくはずだ。私たちの企業のコアの技術とは何なのか。今一度それを整理するタイミングに来ている。 長年培って…

昨日の火災で・・

昨日、弊社の側で夕方発生した火災は、火元の家と隣接する家屋三棟を延焼するに至った。長屋状の密集地だった事も延焼の原因だろう。 幸いにもけが人はいなかったが、被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げたい。 弊社には、消防団に所属している社員…

新年度のスタート

5月1日からの新年度が、今年は有給取得促進日に充てられたため、実質9連休となった。多分、本社が9連休となるのは創業以来初めてだ。 これまでゴールデンウィークは、仕事柄お客様の休日と合わせるようにしていた。今回は初めての試みだが、実際に仕事上…

立山三山へ その2

今日は、打って変わって素晴らしい天気に恵まれた。ただ、低気圧が抜けたことで、山の気温はマイナス5℃を下回っている様だ。 佐々木氏の助言の通りになった。 雪が腐る前に山小屋を出発する。雪が腐ると足が沈み歩きにくい事もそうだが、踏み抜きや崩落の危…

立山三山へ・・

お天気が良かったゴールデンウィークも6日は、全国的に雨模様だ。 今年の連休を利用した春山は立山三山の縦走だ。6日に室堂に入ったが山の上は冷たい雨だ。室堂の登山指導所で元山岳警備隊の佐々木氏に出会った。彼は、長く富山県警の山岳救助隊の隊員を務…

油断しない。。

厳冬期の登山は、十分な計画と装備、そして状況判断が必要になる。厳冬期の山に挑戦する登山者は、緊張感を持って入山している。 一方で、春山は、厳冬期の厳しさが緩み、青空とポカポカとした暖かさで緊張感が緩みがちだが、実は厳冬期以上に危険をはらんで…

上海ソーメンを作ってみた。。

気温が上がってくると、辛いものが食べたくなる。 上海ソーメンは、むかし行き着けていたバーのマスターが作ってくれたものだ。何故か、飲んだ後に食べてもスルリと胃の中に収まってしまうから不思議だ。 ピリッと辛みの効いたそれは、何故か突然食べたくな…

鬼門の春山・白山

ようやく、市ノ瀬までは道路が開通し、長く人の入山を退けていた白山が開山した。しかし、一の瀬から登山口の別当出合までは、一時間半の舗装路を歩かなければなら無い。 アイゼンを装着するために靴底が異様に硬い登山靴で舗装路を歩くのはかなりのストレス…

春山の準備を・・

五月の連休の時期は、比較的天候が安定し、絶好の山日和になることが多い。しかし、この時期の難しさは、一旦天候が崩れると一気に冬山に戻ることにある。 天候が良いことが前提ならば、夏山に毛が生えたような装備でも可能だが、悪条件も考えておかなければ…