長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

立場で景色が変わる

山を登っていると、標高や位置によって同じ山を見ていても全く別の山に見えることが良くある。そして、今まで目指していた山頂に登ると、さらにその向こうに壮大な山脈(やまなみ)が見える。 標高が変わるという事は、持っていく装備や、心構えもそれに応じ…

本田宗一郎の夢

ホンダが開発した小型ジェット機『ホンダジェット』が、アメリカセスナ社の主力機『サイテーションM2』を抜いて首位となったというニュースが世界を駆け抜けた。 今から52年前の1962年、そう私が生まれた年、創業者の本田宗一郎は新聞にこんな広告を出した…

チームの力

これまで冬のオリンピック競技は、個人競技という印象が強かった。 しかし、今回のピョンチャンオリンピックでは、チームパシュート、カーリング等、チーム力がモノを言う協議が目についた。チームパシュートは、まさに競輪の団抜きのスケート版で、日本チー…

青空の入魂式

早朝の、のと里山街道は思ったより空いていた。大雪の影響もほぼ解消されスムーズに奥能登に向かう事が出来た。 途中、別所岳のあたりは雪が降ったのか路面にシャーベット状の雪が残っていた。能登町には2時間半ほどで到着する事が出来た。 今回消防車両が…

現場の想いがカタチになる

始まりは、切り出された一枚のアルミプロファイル材があるのみだ。 それを、現場の技術者が一枚いちまい組み合わせ、寸法通りに組み上げて行く。小さなパーツもそれを締結するボルト一本も正確に組み付けられなければ、消防車両は強度を担保することは出来な…

柳ヶ瀬の夜

岐阜県消防設備協会の40周年記念式典が岐阜市内で開催された。当初は電車での移動を考えていたが、ギリギリまで打ち合わせをしていた為、電車での移動が間に合わなくなってしまったのだ。 急きょ、車で移動することにしたが、それでも時間がタイトだ。東海…

社長の時間軸

東京でお世話になった敬愛する経営者は、時に無茶なことをおっしゃられた。 そんな時、まだまだ物事を深く考えられなかった私は、なんと無茶を言うのか、現場がわかってない、自分でやってみろ・・などと思ったものだ。 翻ってみると、いま無茶を言っている…

北の大地その2

オホーツク海沿岸を埋め尽くす流氷と共にやってくるのが、天使のように愛らしい幼生クリオネである。 クリオネはハダカカメガイの幼生で、その愛らしい姿から、一時ブームになったことは記憶に新しい。 今年は、紋別から知床まで、ビッチリと流氷が埋め尽く…

北の大地

オホーツク海から、やってくる冬の使者、流氷はとても不思議な生い立ちを持っている。 シベリアの寒気に冷やされた海面の海水は、密度が大きくなり海底に沈む。その代わり、深い部分の海水が海の表面に上昇して来ることで対流がおこる。これを繰り返すことで…

継続的に発展成長する

企業には必ずその企業が存在する意義がある。社会から必要とされているからこそ、それは今ここにあるのだ。 企業の存在意義を記したものが創業の理念だ。これは普遍であり不変だ。いつの時代でもそれは変わらない。もし、その理念に沿わない業態に変化するな…

人を幸せにする事

グレイテスト・ショーマンのエンドロールはこんな言葉で締めくくられている。 『もっとも崇高な芸術は、人を幸せにすることである。』 映画の中で評論家が、こんなサーカスは芸術ではないという。たとえそれが偽物だとしても、目の前の人を喜ばせ、笑顔にさ…

jet lag

時差ボケは、如何ともし難い。やっとドイツ国内時間に身体が慣れたかと思った途端に帰国だ。 そして次のステップは、日本国内で時差ボケになる。『行って来い』、だから二週間の時差ボケはきつい。 若い頃はこんな事などなかったのに・・歳を感じる出来事の…

帰国へ

ミュンヘン市内は本格的な雪となり、道路には2〜3cm積もり始めた。すると小型のユンボが、市内を縦横無尽に巡っている自転車道路の除雪を始めた。自転車はミュンヘンの市内では市民の交通手段としてよく見かける。 雪が積もると走行が危険なので、多分ちょ…

ドイツ五日目

何時もよりは短い滞在となったが、本日がドイツ最終日だ。ウルムに別れを告げる、アウトバーンを一路ミュンヘンへ。 今回の成果が実るか否かはこれからの私たちの行動にかかっているが、チームNAGANOでやりきりたいと思う。Zieglerとのパートナーシップも七…

ドイツ四日目

若干の積み残しはあったが、昨日のミーティングで今回のドイツでの予定は全て終了した。 土曜日から続いた緊張感から解放され、予備日の今日は、ウルム大聖堂前の広場に毎週水曜日に出店されるマーケットに出かけた。 新鮮な野菜や果物、チーズ、サラミソー…

ドイツ三日目

時差ボケは如何ともしがたく、夜中の3時に目覚めてから全く眠れないのは身体にこたえる。歳を追うごとに環境順応性が低下してくるのを感じる。 さて、今日はZieglerと次年度についてのミーティングだ。本年度起こった問題点を整理し、お互いにさらに強い信…

ドイツ二日目

時差ボケで眠い目をこすりながら、アウトバーン8号線をギーンゲンに向かう。 アウトバーンは、第二次世界大戦時にヒトラーが整備した高速網だ。現代にあっては、ユーロ圏の重要な輸送網だ。時速200km /hで走行しても安定感の高いフラットな路面は日本のそれ…

ドイツ一日目

思った通り、酷い時差ボケで夜中の二時に目が覚めてしまい眠れない。ウトウトするが、寝なければと思えば思うほど眠れないのだ。 若い頃は時差ぼけなどものともしなかったが、この歳になると結構キツイ。明け方2時間ほど眠れたので良しとしよう。 さて、今…

ドイツへ

雪の金沢を脱出し、羽田空港から空路ミュンヘンへ。前日までの雪の様子から、小松空港から羽田へのフライトが微妙だったので心配したが、問題なかったので一安心である。 小松ICを降りると幹線道路が雪でガタガタなのには驚いた。小松までの道路はよく使われ…

二車線を二車線に

雪は小康状態になったのに市内の渋滞が収まらない。通常10分で行ける距離が、50分以上かかってしまった。 なぜかと言えば、二車線の道路が1.5車線、酷いところは一車線やっとになっている。したがって、右折車がいればそれに支配されてしまうのだ。 1…

当り前は当り前じゃ無い

今回の豪雪は、いろんな気づきを与えてくれた。雪すかしをして、お腹が空いたなと思いコンビニエンスに行ったら、食料が何も無かった。 スーパーマーケットに食材を買いに行くとやはり、それはとても少なかった。いつもは当り前にあるものが当り前に無いのだ…

どこを見て仕事をするか

今朝も5時半からの除雪でくたびれ果ててしまった。流石に連日の除雪は身体にこたえる。東京からお越しになられた経営者との会話は多くの気づきを与えてくれる。 私たちの存在意義は何か。それは仕事の原点だ。私たちは消防車両を製造する事が仕事だ。それは…

56豪雪以来の積雪

38の豪雪は、幼子だったので全く記憶に無いが、56の豪雪はよく覚えている。 当時は卒業研究でCFRP(炭素繊維強化プラステクス)の衝撃強さについての実験を学校に泊まり込んでやっていた。 朝方、家に帰ろうと学生駐車場に行くと自分の車がどれか全くわ…

さて、今から除雪するか。。

窓の外は、恐ろしいことになっている。山でのホワイトアウトの経験はあるが街の中でのホワイトアウトは初めてかも知れない。 現在、金沢は強烈な雪が降り続いている。一度、除雪しておかないと明日は動けなくなるかも知れない。 さてと、一回除雪しておくか…

雪・雪・雪

夕方から再び降り始めた雪は、あっという間に降り積もり、金沢を雪景色に変えた。一旦雪が落ち着いたかと思うと、また降り積もるので流石に疲弊して来る。 しかし、私たちが子供の頃は冬といえばこんなものだったのかも知れない。ここ10年近く雪が降っても一…

それは何故そうするのか

意味を知る事が上達の秘訣だ。 アルパインのひとつの技術として学びはじめたアイスクライミングはとてもシンプルなのだが、シンプルが故に難かしい。 登り方も正体とカウンターがその全てで、これを組み合わせながら登る。そのシンプルな身体の動きには意味…

想像力を働かせる

どう使うか、があって、どう造るか、がある。 使いやすい消防車両をつくるには、現場でどのように活動しているかを知る事だ。お客様からのご要望には、根拠があるはずだ。 その根拠を十分に理解する事が大切なのだ。受注後の打ち合わせは、仕様書の行間を埋…

何もしない事を恐れる

『失敗を恐れるのなら、何もしない事を恐れたほうが良い』と言ったのはJFケネディだ。 何も考えず、何も実行しないよりは失敗しても物事に挑戦した方が、圧倒的に多くの機会を手にする事ができる。若いうちは失敗など気にしない事だ。 偉そうな事を言っても…