長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

社長の時間軸

 東京でお世話になった敬愛する経営者は、時に無茶なことをおっしゃられた。
 そんな時、まだまだ物事を深く考えられなかった私は、なんと無茶を言うのか、現場がわかってない、自分でやってみろ・・などと思ったものだ。
 翻ってみると、いま無茶を言っている自分自身に気づく。いや、無茶を言っているのではなく、必要な事を、必要なタイミングで行おうとすればそうなるのだ。
 しかし、当時はそんな事など全く考える事が出来ず、ただ文句を言っていたのだ。物事はタイミングを外すと全てが水泡に帰す事多くある。
 多分、敬愛する経営者は、そのタイミングを計っていたのだと思う。彼からは多くの教えを請うたが、一見無茶だと思うのは、自分の時間軸と自分の能力の枠の中で考えているからだ。
 出来ない理由は山ほどあるが、常にどうすればできるのだろうと考えるくせを付けなさいと言われた事を今でも忘れない。
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