長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

御嶽山の噴火に思う

御嶽山は、単独峰で言えば富士山についで標高の高い山である。特に、七合目付近まではロープウエイで登る事ができるので、3000mを越える山だが比較的容易に登る事ができる。 また、紅葉時期は筆舌を尽くしがたい光景を目にする事が出来る。また、私たち…

凡事を徹底する

平凡を非凡に努力する事を凡事徹底と言う。 これについては、幾度もブログで触れているが、幾度も触れるほど徹底できない事を表している。 特に、凡事徹底は私たちの本能ではない。本能とは食べる、眠る等、放っておいても自然に行う事をいう。すなわち、凡…

結論をイメージする

目の前に様々な事が起こると、視点が近視眼的になりやすいものだ。私たちは、遠くを見る目と、近くを見る目を持っているが、様々な出来事が起こると、視点が近くなってしまう。 そして、目の前で起こったことを判断基準として、判断を誤ってしまう事も少なく…

仙台の厚切り牛タン

出張先で、そのご当地の名物を頂くのは楽しみである。確かに、長期出張が続くと疲れも溜まるが、美味しい食はそれを吹き飛ばしてくれる。 仙台といえば、牛タンだが今回の東北出張では、時間がなく楽しみにしていた牛タン定食を頂く事が出来なかった。 特に…

仕事の目的とは

仕事の目的は、と訪ねられれば、社会の役に立つ事と答える。 とても漠然としているかもしれないが、全てはここに繋がると信じている。 私たちは、消防車両を製造する事を生業としている。その意義は何かといえば、ものづくりが好きである事も正しく、消防車…

マネージャーの仕事は決める事

マネージャーの仕事は、委譲された権限の中で意思決定することである。簡単に言えば決める事だ。 現状を整理し、方針と期限を定め、やり切る様に指示する事だ。そして、言いっ放しで放置するのではなく、中間報告を求め、それが正しいか自らの目で確認し確実…

環境が未来を創る

今回の剱岳登山で、出会った人の中に、まだ幼さが残る子供がいた。 聞くと小学校六年生だとの事。彼も、剱岳にアタックし、それを成し遂げていた。周りの大人は『凄いね〜』を連発していたが、本人は涼しい顔だ。 詳しく話を聞いてみると、今回の剱岳をはじ…

剱岳へ・・

剱岳は北アルプスの立山連峰にある標高2999mの山である。今回は剱岳を登頂する為に出かけた。剱岳へのアプローチは、一般ルートでいえば二つしかない。 ひとつは別山尾根から、そしてもうひとつは早月尾根からのルートである。後は、クライミングの技術…

クリティカルからクリエイティブへ

これは、以前に記したブログを再度掲載したものだ。最近、クリエイティブな思考でいるのだろうか、クリエイティブな思考からしか、新たなものは生み出されない。・・・ 若干27歳で名古屋フィルハーモニーの指揮者に就任したのが川瀬賢太郎氏である。 彼は…

爽快ロード

今週は、ツールドのとの疲れが残っていたのか、朝の目覚めが悪かった。 確かに、ドイツ出張から帰って来た翌日から三日間総距離410kmをバイクで走ったのだから、年齢から考えると少々無理をしたのかも知れない。 脚にずっと乳酸が溜まった感じで、階段…

登山家の命を守った発明

Gore-Texファブリックは、ある日突然生まれた。もともとは、別の製品の開発をしていたのだが、何度やってもうまくいかず、ある時腹を立てて開発中のフッ素皮膜を思いっきり引っ張った事でGore-Texファブリックは誕生した。 水は通さないが水蒸気は通すと言う…

究極のデザイン

『付け加えるもの無いのではなく、取り去るものが無くなったものが最良のデザインである』 これは、登山用クロージングメーカーのパタゴニアの創業者イヴォンシュイナードの言葉である。すなわち、シンプルが最良であると語っているのだ。 もう、三十年近く…

叱る・・怒る

日本の優れた経営者は、叱り上手だったと聞く。ホンダ技研工業の創立者本田宗一郎は、部下を叱る時スパナを片手に火が付いたように叱り飛ばしたと言う。 その迫力たるや、今にもぶん殴られそうだったと、当時の部下は回想している。 叱ると怒るは似て非なる…

全てに意味がある

本当に毎日いろんな出来事が起こる。その中には、良い事も、悪い事も何から何まで一切合切あるのだが、その全てに意味があると感じる。 現在から、未来を見ると全てが不確定な事ばかりで、目の前に起きていることだけが事実としてある。私たちは、それを見て…

全身がパンプアップ

三日間で410kmを走破するツールドのとは、思った以上に身体に疲れを残したようである。 多分、時差ボケから完全に回復していないのかも知れないが、何時もならば、5時には目ざめるのだが、今日、目が覚めたのは7時を過ぎていた。 慌てて、準備をし、海外出…

ツールドのと三日目

今日の能登島は少し薄曇りだった。昨日は、ゲリラ豪雨のような雨にたたられとても不安定な天候だったが、今日は金沢へ向かうので大丈夫だ。 能登島のひょっこり温泉をスタートし、富山県の氷見市、小矢部市を経由してかほく市の自転車競技場に戻ってくる12…

ツールドのと二日目

今朝は窓の外を覗くと、雨が降ったのか路面には水溜りが出来ていた。 今日は、ツールドのと二日目だ。輪島のマリンパークを出発して、珠洲を経由して能登島までの157kmである。 今日のコースは、上り下りが連続する、ツールドのとのコースの中で一番の難コー…

ツールドのと一日目

昨日、海外出張から帰国し、今朝早くから、ツールドのと410kmに出走した。たまたま、海外企業から回答があったアポイントがこのタイミングだったのだ。 これで5回目のツールドのとである。毎年参加している仲間は、一年に一回ツールドのとを走り、自分の体力…

ドイツ五日目帰国

今回のドイツ出張は、何時もより二日ばかり短かった。 かなりの強行軍だったが、ひとつはビジネスの可能性を模索する事が出来た。そして、新しい技術を目の当たりにしひとつのイメージをつくる事が出来た。 それも、技術ありきではなく、何故それをするのか…

ドイツ四日目

9月も半ばになるとドイツの気候は、朝晩がとても寒い。気温にすると12度前後まで下がってしまう。 したがって、昼間は半袖でも大丈夫だが、夜外のテラスでジャーマンビールをいっぱいひっかける時は、薄手のジャンパーが必須である。 さて、早くもドイツ…

ドイツ三日目

ドイツでは、日本では殆ど見られなくなった見習い制度が残っている。 これは、すぐにものづくりの現場に入るのではなく、ものづくりに必要な基礎知識を学び、ある程度のレベルに達して初めて現場に入り仕事をする事が出来るのである。 今日訪問した企業では…

ドイツ二日目

やはり、時差ボケで午前3時半に一度目が覚めてしまった。若い頃は全く時差ボケなど無かったのだが、50歳を過ぎてから、特に時差ぼけがひどくなった。 これで、なれた頃には帰国の途につかねばならず、帰国後も一週間ほど調子が悪い。 さて、今日は、シュ…

ドイツ一日目

オクトーバーフェストは、その年に収穫された、小麦とホップを使って醸造されたビールを、ブルワリーが集まってドイツ国民に振る舞う、ビール祭りである。 本場ドイツでは、10月から始まるが、現在、金沢でもオクトーバーフェストが開催されているが、本来…

新たなスタート

今年、私たちの会社で二組目のカップルが誕生した。この10年ほど、社員の皆さんの結婚式に出席する機会がなかったが、おめでたい事であるし、平均年齢が下がってきた証拠なのかも知れない。 今日は、七尾営業所勤務の営業担当社員の結婚式にお招き頂き列席…

部下の成長を願う

マネージャーの大きな仕事に部下を育てる事がある。しかし、マネージャーには、部下の成長を願い、許容し、それを喜びに変えるタイプと、部下の成長に恐怖観念を抱き、部下が成長すると自分の座が危ないと思い込んでしまい、部下を成長させるのではなく、潰…

ジャイアンの友情

私たちの企業では、毎朝の朝礼で社員の皆さんに、順番にコメントを述べてもらっている。今日のコメントでひとつ心に残った話があったので紹介したいと思う。 ドラえもんは、私が小さな頃からずっと連載され、時代を超えて現代の子どもたちにも愛されている。…

期待を超える

お客様の期待に応える仕事をする事は、当然の事であり、当たり前に出来なくてはならない。 お客様の期待が、感動に変わる瞬間とは、当たり前の事を当たり前に行い、さらに、お客様の期待を遥かに超えたサービスを提供できた時だろう。 消防車両は、基本的に…

目的を忘れてはならない

私たちの企業は、何故存在するのだろう。初代長野三郎はどの様な思いで、長野ポンプを創業したのだろうか。 今では、それを確認する術もないが、初代が残した言葉から、その一端を読み解く事が出来る。 初代は常々、物事において出来ないと言うな、と語って…

考え方の癖

無くて七癖、と言われるように人には何らかの癖がある。動作などの癖は、何の問題も無いが、考え方の癖はそうはいかない。 考え方が変われば行動が変わり、行動が変われば習慣が変わり、習慣が変われば人格が変わり、人格が変われば運命が変わる、と言われる…

お客様の視点と自分都合

今日、私たちと共同事業を計画している、企業のトップが会社を訪れた。彼は、歳は私よりも三歳ほど年上なのだが、とても若々しく見える。 そして、とてもエネルギッシュである。 事業の話しもそこそこに、毎回話題は、会社とは何をするものなのか、私たちの…