長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

環境が未来を創る


 今回の剱岳登山で、出会った人の中に、まだ幼さが残る子供がいた。
 聞くと小学校六年生だとの事。彼も、剱岳にアタックし、それを成し遂げていた。周りの大人は『凄いね〜』を連発していたが、本人は涼しい顔だ。
 詳しく話を聞いてみると、今回の剱岳をはじめ、槍ヶ岳穂高連邦の縦走など、大人が聞いても驚くような経験をすでに積んでいる。
 登山を始めたのは幼稚園の頃からだそうだ。登山が好きな父親の影響を受け、これまでに様々な山を登頂してきたようだ。スポーツの世界でも、頂点を目指す選手は、それを成し遂げる事ができる環境を持っている。
 人は、ある意味、環境の動物である。自らをレベルの高い環境に置くことが出来れば、それに倣って行くものだ。
 そして、それは技術や設備の以前に物事の考え方が大切なのだ。ネガティブな状況をポジティブに考え、全て起こる事には無駄がなく、意味があると考える。
 こんな考え方の癖と、未来を楽観的にイメージする能力が、その人の未来を創っていくと言っても良いだろう。
 私たち大人が子ども達に残してやれるのは、お金ではなく、物事の考え方と環境なのである。
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