長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

大いなる勘違い

問題点が生じたときは、その問題点の本質がどこにあるのか、正確に分析できる人物は非常に少ない。殆どの場合は自分の視点で物事を見てしまい、本質を見誤ってしまう。 その為に対処方法も当然正しくないので結果がついてこない。そして、過ちを繰り返してし…

今年最後の納車

昨日、今日と本年度最後の納車、入魂式に参列してきた。 昨日の納車は地元の消防団に納入させていただいた。この車両は本年度で退職される、県内のある消防署長が最後に手がけられた専用設計車両である。 在職中は現場の立場から、様々なアイディアを頂き本…

森山公民館にAED設置

今日能登方面からの出張の帰りに、経営戦略室室長から、森山公民館へのAEDの設置が完了いました、と言う報告が入ってきた。 森山校下は私の住居があるところで地元でもある。公民館長さんは実は開業医で一次救命についてはとても高い意識を持っておられる。 …

とても嬉しかったこと

今日、消防車両を収めさせて頂いた、関東のあるお客様からわざわざお電話頂いた。 先般、納車させて頂いた車両は配備先に無事配備され、職員の皆さんも本当に喜んでいました、ありがとうございました。という内容のお電話だった。 専用設計車両をつくること…

人の役に立つ

『更生したら人の役に立つ人間になって欲しい』先日のある事件に巻き込まれた方の父親のコメントである。 自分がこの立場なら、この言葉を言うことができただろうか。ここにこの父親の人間性の豊かさがある。『本当ははらわたが煮えくり返っているのですが・…

普遍であり、不変である。

良く考えてみれば、人間の人生の最も多くの時間を過ごすのは会社である。ちなみに一日24時間のうちの8時間を会社で過ごすとすれば、人生の約1/3は会社で過ごすことになる。 であるならば、様々な人が集う会社で、皆がモチベーション高く、厳しい中にも…

乗り越えること、やり過ごすこと

本年度も、あと僅かで終わりである。翻って見ると本年度は私たちが経験したことの無い、状況に陥ったことは明白である。 専用設計車両の中でも非常に難易度が高いものが多かったこと、それに柔軟に対応できなかったこと、様々な読み違いを起こしてしまったこ…

能登半島沖地震から一年

平成19年3月25日に発生した、能登半島沖地震から一年が経過した。 今日は3月24日だが今年は閏年なので2月は29日まであったので、24日で一年となる。 地震当日、私は次の日が東京への出張だった為、会社で出張の準備を整えていた。その時大きな…

飛び出し防止ライン引き

朝6時に起床し、外を見ると良い天気だ。今日は地元小学校区の飛び出し防止ライン引きを行うことになっている。 新一年生が入学する前に、地域の交通安全推進隊、小学校育友会、地元の人たちが参加して毎年行う。 これまでは油性ペイントを使ってラインを引…

条件と責任感

『お金が貯まったら・・』『人がこうしてくれたら・・』『組織がこうなったら・・』『会社がこうしてくれたら・・』『もっと人が育ったら・・』これは全て条件である。 条件が整うことを待っていたら何も先へ進まない。また、与えられた条件により結果が左右…

わが白山連峰

昨年、落雷で破損した白山(標高2702m)の山頂に設置されていた方位盤が修復され夏山開き前にヘリコプターで運ばれるという記事が新聞に書かれていた。 新聞にはこの方位盤を担ぎあげた登山家がいた、と紹介されていた。 この登山家こそ何を隠そう長崎…

熟練の技

今日、会社の窓から下を眺めていると、明日(21日)に受託検定(消防車の検査)を受ける車両の社内テストをしているところだった。 この車両は県内のお客様からご注文を頂いたものだが、いろいろなところに工夫がある。先ず消防車の天井部分は通常フラット…

『旅立ちの日に』

今、日本で卒業式に一番歌われている歌をご存知だろうか。私たちが小学生、中学生の時は定番の『蛍の光』であった。 現在では『旅立ちの日に』という歌が卒業式の定番ソングになっている。 この歌は埼玉県秩父市立影森中学校で生まれた。1992年の春のこ…

冷静に心を燃やす

『冷静に心を燃やす』NHKのプロフェッショナル仕事の流儀で海上保安庁特殊救難隊の寺門嘉之氏がいった言葉である。心の中では『人を助ける』という使命感と正義感を持ちながら、表面では冷静さを常に見失わない。 そして、常に自分の経験を信じる。『行けと…

言葉とコミュニケーション

『真のコミュニケーションとは相手に何を言ったかではなく、相手がどう捉えたかである。』この言葉はコミュニケーションの本質を示している。 言葉の使い方ひとつで、相手がイメージするものが異なってくる。あそこのラーメンは美味しかった?と言う問いに『…

山古志

今日、社長室から駐車場を覗くと車両事業部の社員が出荷前の消防車の撮影を行っていた。 ふと、対空表示(ヘリコプター等上空から消防車の所属を確認する屋根に書かれている表示)を見ると『山古志』と書かれていた。 この車両は新潟県に納車する車両である…

ナカノ自動車中野社長

昨日、AED(自動体外式除細動器)をナカノ自動車さんに納入させて頂いた。 何度かブログで紹介させて頂いているが、私達は社業と社会貢献の一環としてAEDの拡販に力を注いでいる。 現在、心臓疾患で救急搬送される方の数は年間10万644人でそのうち、心…

スイーツ

二日間の出張を終えて帰路につく。帰りは京都駅から金沢へ向かう。19時9分のサンダーバードが途中踏み切り事故のため遅れていた。 そういえば今日はホワイトデーである。バレンタインデーには女子社員の皆さんから沢山頂いたので、出張前に各拠点には事前…

今日は出張先のホテルから

今日は出張先のホテルからブログを書いている。今朝、7時の電車に乗って、大阪方面へ。二時間半の旅であるが、文庫本を一冊読んだ。 『成長する会社』はもう、何度か読み返した。悩んだり、迷ったりした時には最近バイブルの様に読み返す。何度も読んでいる…

裸の王様

昔、新しい服が大好きな王様の所へ、二人組の布織職人がやって来る。彼らは頭の悪い者には見えない不思議な布地を織る事が出来るという。 王様は大喜びでその布地を織るように注文するのである。ある時、王様は布織職人の仕事場に布地の出来栄えを見に行った…

大局観

『木を見て森を見ず』、物事を小さく捉えてしまい、大きくものを見て判断しない時に使われる言葉である。 例えば江戸時代の消防活動は破壊消火だった。燃えている家の火を消すことよりも、風向きを読み、火の燃え広がる方向を見定めて、火の進路にある家を破…

社会的利益

私たちが30年ほど前に開発した、真空ポンプ駆動技術、すなわち『電磁クラッチ式自動揚水装置』は現在全ての国内のメーカーの消防車に搭載されている。 当時、消防車の現場でのトラブルの殆どが、放水不能に陥ることであった。 その原因は真空ポンプにエンジ…

ポンプの神様 井口在屋

私たちの仕事に欠かせない技術、それがタービンポンプの技術だ。 このタービンポンプを発明し、明治38年、その理論を発表したのは井口在屋先生である。 井口在屋先生は石川県金沢市の生まれだ。井口在屋先生の発明したタービンポンプは揚程39.5m、ポ…

人間の関係

五木寛之氏が金沢に所縁のある方なのは皆さんご存知だろう。以前ブログにも書かせていただいたが、高峰賞の授与式に突然お越しになられ、皆を驚かせた。先日、出張の際、空港の書店で五木寛之氏が書かれた『人間の関係』という本を見つけ買い求めた。 行きと…

納車その2

今日は朝6時に起床し、出張の準備をする。関東方面へ納車のフォローをするためである。 金沢はあまり天気が良くなかったが、羽田に降立つと快晴の青い空が出迎えてくれる。天気がよいということは、北陸に住む私たちにはこの時期本当にうらやましい。 電車…

はなさかじいさんは何故財宝を見つけたか。

『じいさま、ここ掘れワンワン』と吠える愛犬しろの示した所を掘ると大判、小判の財宝がザックザック出て来たという話を皆さんご存知だろう。 日本の昔ばなしのひとつ『はなさかじい』である。それではなぜはなさかじいさんは財宝を見つけることができたので…

工場見学

今日、金沢高専の4年生の学生6名と引率の先生1名が工場見学にお越しになられた。これは文部科学省委託事業の『ものづくり技術者育成支援事業』の一環である。 2時間のうち約1時間15分程、講演を行い、残りの時間で工場見学と質疑応答を行った。 学生…

責任感

何事も『言い放し』はいけない。『言っておいたのにやっていない』という言葉をよく耳にするが、大切なことは指示した後、それが実行されているか管理することだ。 殆どの場合『ほったらかし』にし、管理しないから実行される確立が低くなる。(私は自分に言…

納車

今日は朝から小雨が降るあいにくの天気であるが、車両事業部の生産がピークに達しており、少しでもフォローが出来ればと今日は納車、取扱いに出かけた。 納車から取扱いまでを行なうのは久日ぶりだが、やはり現場へ行くのは楽しいものである。 サポートに社…

お気に入り『その6』PETZL ミオXP

登山に行くと時、出張に行く時、そして夜眠る時必ずそばに置いている物がある。それは『ヘッドランプ』である。 何故ヘッドランプを??と思う人もいるだろう。私たちは普段、明かりの元で何気なく暮らしているが、人間の目は光を失うと全く物を見ることがで…