長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

条件と責任感

 『お金が貯まったら・・』『人がこうしてくれたら・・』『組織がこうなったら・・』『会社がこうしてくれたら・・』『もっと人が育ったら・・』これは全て条件である。
 条件が整うことを待っていたら何も先へ進まない。また、与えられた条件により結果が左右されてしまう。先ずは結果を決めることが大切である。
 『〜したらこうしよう。』ではなく、条件が無くともこうする、というのが能動的な人間の考え方である。
 『お金が貯まったら・・』ではなく、『必要だからお金を貯めてこうしよう』『人がこうしてくれたら・・』ではなく『人がしてくれなくとも必要だからこうしよう』『組織がこうなったら・・』ではなく『必要だから組織をこうしよう』『会社がこうしてくれたら・・』ではなく『必要だから会社をこうしよう』これは条件が整わなくても、自分がやろうとしていることが実現可能な条件をつくり出している。
 これが成功して行く人の共通した考え方のひとつだと思っている。しかし、人間煮詰ってくるとこれがなかなか出来ない。
 私も色々な問題点に直面すると、視野が狭くなり、条件を考えはじめてしまう。これは危険な状態である。私がふらふらしていたら、船が向かう先もふらふらしてしまう。
 昨日のブログに長崎幸雄氏が75kgの方位盤を白山山頂に担ぎ上げた話をした。会社にたとえるならば方位盤は成功させなくてはならない事業であり、それを担ぎ上げる人は社長とその事業の責任者である。
 そして、一歩いっぽ、歩を進める為に周りから社員が応援してくれる。そして、目標に到達する。
 たぶんこのときの気持ちは感慨無量であろう。それはやり遂げた人間にしか分からない喜びだ。75kgの方位盤を担ぎ上げることが出来ない理由と条件は沢山あったはずである。
 しかし、出来る条件を自らがつくり出し、それをサポートする仲間がいたからこそ、成し遂げることが出来たのだ。
 私は一生懸命努力をする人間のサポーターであり、辛い時はそれを一緒に担ぎ上げる人間でありたい。
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