長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

日本一大きな都市

日本一大きな都市と聞けば、東京都と答えるだろう。 それでは、明治初期(正確には明治13年)に日本で一番大きな都市は、と聞けばたぶんほとんどの人が、分からないだろう。 それは、なんと石川県である。明治13年当時、お隣の富山県、福井県も石川県だった…

成長の第一条件・・

成長の第一条件は、と言われれば『素直さ』と答える人は少なくない。 先ずは、言われたことはやってみる。そして、ヒントをもらったら即考えて実行してみる。 そして、『スピード感』だ。幾ら、素晴らしい試みも、一月後にやっていたのでは、タイミングを失…

私たちは道をつくる

繰り返しの先には、繰り返しの結果しかない。何かを変えようとするなら、先ずは、小さな何かを変えなければ変わるはずがないのだ。 私たちが、変化しなくとも環境は変化し続ける。問題は、変化に追随し、対応する立場を取るのか、それとも自ら変化をつくり出…

秋山の表・裏

10月も終わりに近づくと、山は冬支度に入る。 天候の良い日は、暖かく抜けるような青空を背景に、素晴らしい眺望を体験出来る。その素晴らしさは、その時、その場に立たなければ分かるまい。 しかし、一旦天候が崩れると、一気に雪模様になり、風速20mを超…

プロとアマ

前職でお世話に成った敬愛する経営者は、常日頃、言っていた。 それは、『自分の限界と思っている向こうに限界があるものだ』という言葉だ。 自分が限界だと思っているのは、限界ではなく、さらに頑張れる能力を人は持っていると言いたかったのだと思う。 限…

計画は立てることが目的ではない

何のために、計画を策定するのだろうか。結論を言えば、目標を達成するための道筋が計画であり、あくまでも目標を達成する事が大切なのだ。 以前は、計画すらままならなかった事を思えば、進歩したと言っても良いのかもしれない。しかし、計画は守る事で立て…

納得と説得

人間は、自分が納得した事以外は、真剣に取り組まない生き物だ。理解のレべルはそれぞれ異なるが、共通点は、納得したか否かである。 説得は、ある意味、力技で言い聞かせているようなもので、その瞬間は、『分かりました』と言うが、結局は納得したところま…

鑑定と同定

なんでも鑑定団というテレビ番組から、鑑定という言葉が身近になったように思うのは私だけではあるまい。 これが、本物か偽物かを鑑定してほしいという使い方をするが、そもそも鑑定とは、人間が作ったものに対して使われるのであり、自然にあるものを鑑定す…

かたちとプロセス

かたち(結果)だけを眺めると、出来ているように見えるものが周りには沢山ある。したがって、そのかたち(結果)だけ見ていると大きく誤った決定をしてしまう事も少なくない。 私たちの企業でも、業務のプロセスを見ずに、かたち(結果)だけ見ていると何事…

機能に対して最適なデザイン

何にでも使えるものは、何にも使えない。私たちは少なくともそう思っている。 私たちが製造する消防車両は、『Form follows fanction』の設計思想で製造されており、その意味は、かたちは機能に従う、である。 かたちには意味があり、その流れはシンプルにつ…

他人と同じことを恐れる

『他はどうなの?』という言葉を口にすることがある。その言葉の裏には、独創性や創造性ではなく、他と同じことに安心を求める気持ちや、安易に模倣すれば良いという気持ちがあるのだろう。 しかし、考えてみれば、他と同じということは、もう一方の面を持つ…

位置を確認する

登山地図には等高線が画かれている。1/50000の地図ならば等高線の一メモリは、20mを示している。それが、五本ごとに太い線で描かれている為、太い線と太い線の間は、標高差で100mになる。 最近の登山用の時計には、高度計が備わっている場合が…

引き出しを沢山持つ

問題の解決には、様々な引き出しを沢山持つことが大切だ。特に若手のエンジニアは、失敗を恐れず、挑戦して欲しい。うまくいくことも、そうでない事もあるだろう。 うまくいかなくとも、うまく行かなかった事が分かったのである。 それを自分の引き出しのひ…

北と南

北と南と言えば、様々なイメージが湧くと思うが、今回は日本アルプスの話だ。私たちが住む石川県金沢市は、車で二時間も走れば北アルプスの登山口まで行くことができる。 従って、ホームグラウンドといえば、もっぱら北アルプスになる。特に郷土の山、白山や…

小さなきっかけが、大きく人生を変えることがある

翻ってみると、小さなきっかけが、今を大きく変えていることがある事に気づく。 それは、人との出会い、人からの何気ない言葉、テレビ番組や、読んだ本だったかも知れない。それは、とても小さなきっかけだ。 同じ言葉を聞いても、何も感じない人もいるのだ…

現象は変わらない・・

彼は、所有する工場と実験設備が火災になった時、『これは、もっと良い設備に変えるチャンスだ』と言った。 世界初の照明装置を開発する際に、彼は一万回失敗を重ねたが、『うまくいかない方法を一万通り見つけただけだ』と言ってのけた。 子供の頃は、『1…

未来を考える

目の前の問題点を解決するには、結果として何を目指すのか、どの様な形にするのか、が大切なのだ。何故そうなったのか。経緯をいくら話しても言い訳を補強するのと同じだ。 幾ら、それを言っても何も変えることは出来ない。どうすればできるのかを考えよう。…

映画館の思い出

金沢市の片町、今の香林坊109の裏には、映画館があった。小学生の頃、映画は特別な事がなければ観れなかったように記臆している。 お正月になると、ふうてんの寅さんとドリフターズの映画の二本立てがやって来て、映画館で放映していた。おじさんの家に泊…

昔の機関員は・・・

今日は、石川県消防学校の警防課程の講師を務めてきた。消防と水力学の基礎編と応用編を二時間の時間を頂いてお話した。今回は、それぞれの消防本部、消防局で中堅の機関員、隊長が参加されていたようだ。 現場では、様々な経験をなされていると思うが、その…

秋の味覚

秋は、危険な季節だ。、山では初冬の入り口であり、晴れれば、秋晴れの良い天気もあるが、この時期は天候によっては吹雪になることもある。 そういう意味では、装備も計画も難しい。 そして、秋は、秋の味覚が堪能できる季節でもある。林檎、栗、葡萄、松茸…

寒さの中での立哨員

今日は、悪天候の中、輪島市門前において『禅の里ロードレース』が開催された。この大会も8回目を数える。丁度、台風の季節に当たるのか、一昨年とその前の年が台風の為に連続で中止になった事も記に新しい。 今年は、二日前まで、晴天の天気予報が出ていた…

清貧の思想

世界で一番貧乏な大統領と言われた人がいた。大統領になった時の財産は150ドル相当のフォルクスワーゲン一台だった。 大統領の報酬の90%を社会奉仕事業に寄付し残りの10%、約10万円で生活をした。彼は、皆んなは勘違いしていると言った。大統領に…

BARIGOの高度計

BARIGOは、1926年ドイツのシュツットガルドで創業した気圧計を製作するメーカーだ。登山家を始め、知る人ぞ知る高精度な気圧計を世に送り出している。 BARIGOは、気圧計のノウハウを登山用の時計の中に組み込んだ。登山をするときは、気圧計を応用した高…

先に伸ばさない

こうなったら、こうしよう、と考えると成功はどんどん遠くに離れていく。先ずは、やる事を決め、その実現の為には、どうすれば良いかを考えよう。 やると決めた事を先に延ばすと、それが原因で様々な問題を引き起こすものだ。例えば、私たちの企業でも、この…

スズメバチに刺される。。その後。。

アイスピックが足に刺さったまま、歩いているような感覚が続いていたが、昨晩から今度は痒くて、痒くてたまらなくなった。 皮膚科の医者から、痛みが引いたら痒みが来るよ、と言われていた。それが夜中に来たものだから、うとうとしてまた目が覚めるの繰り返…

スズメバチに刺される。。

洗濯物を干そうと思い、サンルームに出た途端足の裏に釘を踏み抜いた様な激痛がはしった。 思わず『痛い!』と足を押さえてしまった。何が起こったのか理解できず、状況を把握しようと、床のスノコを見ると蜂がスノコの間に挟まっており、初めて蜂に刺された…

季節感と登山

季節感を感じるものの代表に食材がある。夏には身体を冷やしてくれる夏野菜、冬には身体を温めてくれる冬野菜がある。 昔は露地物の野菜が殆どだったので、その時期の季節感を感じる事ができた。 しかし、昨今では、様々な栽培方法が確立され、季節を問わず…

選手の視点から・・

これまで、多くのサイクルイベントやレースに参加してきたが、選手としてではなく主催者側として、運営に参加するのは、初めての経験だった。 選手として、参加すると主催者側の運営の方法や運営そのものにいろんな事を感じる。素晴らしい運営もあれば、ちょ…

意思決定

毎日の企業活動の中で意思決定する機会は少なくない。 小さなことから、大きなことまでそれは多岐に渡る。リスクを小さく意思決定するためには情報が必要だが、それが80%揃えば、トップでなくとも意思決定はできる。 しかし、それが五分五分だった時、ど…

三期目の挑戦と志(こころざし)

今宵は、久しぶりに岡田直樹参議院議員を囲んで、政策フォーラムの幹事会が開催された。 政策フォーラムのメンバーは岡田議員を支援する若手経営者のシンクタンクと言っても良いだろう。皆さん、お酒が入ると口が滑らかになるのか、様々な議論が飛び出した。…