長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

映画館の思い出

 金沢市の片町、今の香林坊109の裏には、映画館があった。小学生の頃、映画は特別な事がなければ観れなかったように記臆している。
 お正月になると、ふうてんの寅さんとドリフターズの映画の二本立てがやって来て、映画館で放映していた。おじさんの家に泊まりに行き、映画に連れて行ってもらうのが楽しみのひとつだった。
 映画を観た後は、片町にあった山畜というレコード屋さんで500円のドーナツ盤を買ってもらったものだ。
 そんな子供の頃の思い出を、ふと思い出した。今日は、そのおじさんのお通夜だった。八十八歳で突然に他界してしまったが、お酒が好きで、いつも酔っ払うとベッサーメムーチョを歌っていた。
 べらんめえ調で話す様に、何と無く人情の厚さを感じたものだ。何時も、俺はコロッと死ぬんだ。。。なんて言っていたが、本当に言っていた通りに逝ってしまった。
 昨今では、お正月にしか顔を合わせなくなっていたが、来年から顔を見れないと思うと、寂しさがこみ上げてくる。
 今頃は、天国で神様を相手に、一杯やっていることだろう。ご冥福をお祈りしたい。
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