長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

理念とものづくり

私たちの、ものづくりの理念は『人の命を救うために、自分の命を懸ける人たちのために』消防車両をつくり込む事にある事は幾度もお話ししている通りだ。 先ずは営業が私たちのものづくりを理解し、お客様の要望をかたちにすべく最善を尽くして欲しい。また、…

見えないコストをあぶり出す

問題が発生した場合、その解決のための業務プロセスを見直さなくてはならない。 先ず、私たちの企業で足りないのは問題の可視化だ。現場で発生した問題点をマネージメントが認識し、その解決のプロセスを実行できれば良いのだが、現状はそれに程遠い。 問題…

企業風土・・社長就任祝賀会に参加して

私たちの企業の社章は桂記章謹製である。桂記章は創業65年になる社章、バッジ等を作る企業だ。多分観光地へ行くと彼らが作った、ピンバッジや小さな置物を見つけることが出来る。 実はピンバッジ類の国内シェアの30%を占める金沢の強小企業である。ピン…

・・・はずだ、は品質を低下させる

問題の本質を辿っていくと、やっているはずだ、知っているはずだ、言ったはずだ・・等などマネージメントとは程遠い会話がなされることが少なくない。 先ずは、プロセスが構築されていない事が大きな問題のひとつだが、マネージメントの基本は計画の下に指示…

雪の中の入魂式

今朝、窓の外を覗くと薄らと雪が積もっていた。気温は外気温計は0度を示している。寒いはずだ。 今日は内灘町消防団の入魂式に出席する為に内灘町消防本部に向かう。金沢とは違い、内灘に向かうに連れて雪の量は少なくなっていく。海風に吹かれて雪の量が少…

初志貫徹

今日はお世話になった金沢市消防団森山分団の元分団長谷村憲治氏の褒章祝賀会にご招待頂いた。 谷村元分団長は昭和35年5月に森山分団に入団され、平成19年3月に定年を迎え退団するまで、47年間の長きに渡り、消防団活動をなされて来た。 今回、その…

良いデザインとは・・・

お客様のために使いやすい消防車両をつくると言葉ではいうが、はたして使いやすい消防車両とは具体的にどの様なものを示すのだろう。 あれこれと言えば際限がないが、一言でいえは何も考えることなく、違和感なく、自然に使える消防車両だと私たちは考えてい…

冬の高速はブラックバーンにご注意

今日は一昨日に引き続き東京に出張である。今朝、窓の外を見ると15cm程積雪していた。気温もマイナスを示し、車の窓ガラスが凍結している。 何時もなら空港までの道のりは30分ほどだが、今日は早めに出発しなくては、と思い出かけた。案の定、高速で除…

最初のつかみを間違えない

問題が発生したら、なぜなぜ五回繰り返し、問題の本質を見極めて欲しいと何度か申し上げて来た。多分、皆さんも意識しながら、解決にあたってくれていると思う。 しかし、なかなか問題解決に繋がらないのも事実だ。その理由の一つに、最初の現状認識が正確で…

日報が形骸化していないか

日報の目的は自らの行動管理と、有益な情報や問題点を記録し、マネージメントに報告する事である。日報とは字のごとく、その日の自らの仕事の報告そのものである。したがって、本来社員一人ひとりが担当マネージャーに報告する事が正しいが、組織が大きくな…

目標とプロセス

目標を実現するには二つの考え方がある。ひとつはプロセスを積み上げ、その結果として目標を達成する考え方である。もうひとつは目標を定め、それを実現する為のプロセスを考え、実行する方法である。 もっと分かりやすく言えば、これが出来たら次のステップ…

G20の麻生財務大臣に思う

モスクワで行われた、G20財務相、中央銀行総裁会議が閉幕した。今回のG20ではアベノミクスに注目が集まり、日本の金融緩和が通貨の下落などを通じて他国経済に影響を与えかねないと、一部の国から批判も出ていた。 しかし、デフレ不況への対策が成功し…

やりきる力

リーダーの条件は挙げれば沢山あるが、ふたつ挙げるなら、ひとつは正しいことを正しく行える事である。 そしてもうひとつはやりきる力だと思っている。良いアイディアもそれをやり切れなければ意味がない。そのやり切る力を支えているのは責任感だ。私たちも…

テストの為のものづくりであってはならない

車の安全性を図る指針のひとつにクラッシュテストがある。世界で始めてクラッシュテストを行ったのはメルセデスベンツだ。事故が起こったとき乗員を守る為に衝撃吸収ボディをを開発し、実用化した。 その元になる調査は事故調査チームをつくり、データーを収…

皆さんありがとう

毎年、バレンタインデーには多くの方々からチョコレートを頂く。今年も社員の皆さんを始め、沢山の方からチョコレートを頂いた。 義理と分っていても、とても嬉しいものである。特に年齢を重ね、昔で言う、オジンの世界に突入してからはより一層嬉しさがまし…

マイスター制度

ドイツには『マイスター制度』と呼ばれる熟練工の中でも最高峰の資格があると聞く。今では殆どの職種でマイスター制度は廃止される方向にあるそうだが、今でも市民生活の安全に係る職種はマイスターの資格がなければ開業できない。 このマイスター制度は現在…

大局感

これまでも、幾度も様々な事象を大局感で見る事の大切さをお話しして来た。設計開発の切り口から大局感を考えてみよう。 先ずは、開発する製品には大きな目的がある筈だ。何故それをつくるのか、何を解決しようとしているのか、そこが大切だ。 そして、それ…

建国記念の日

今朝、会社の正面玄関と自宅の玄関に日本国旗を掲揚した。 今日、2月11日は建国記念の日である。正式には建国記念日ではなく建国記念の日が正しいらしい。 その理由を調べるとまさしく妥協の産物でしかない。建国記念日は元々は紀元節である。紀元節は、…

昭和の叙情歌

私たちが子どもの頃、当時聴いていた歌謡曲を周りの大人は何を歌っているのか良く分からないと言っていた。また、沢山の新人歌手がデビューした時代でもあったので、歌手の名前も覚え切れなかったのだろう。 今、私はそんな時代を迎えているのかもしれない。…

社会性を持つ

この時期になると、PTA、育友会の次年度の役員を決める時期になる。私がPTA、育友会会長を務めていた頃も役員を決める作業は皆さんひと苦労していた様に思う。 元々、PTA活動はアメリカが発祥の地であり、1897年2月17日アメリカのワシントン…

iphoneのタマゴ

先日、家電量販店のセールのかごの中に奇妙な物を見つけた。何だろうと思い、見てみるとiphone、ipod用の電力を使わないスピーカーだった。 500円だったので、騙されたと思って買い求めてみた。家に帰って良く観察してみると、とてもシンプルだが、なるほ…

逆転の発想

皆さんは、ユニクロのヒートテックをご存じだろうし、愛用されている方も少なくないだろう。かく言う私も、ユニクロのヒートテックの愛用者で、寒い冬には無くてはならないアイテムのひとつになった。 したがって、ヒートテックは寒冷地で売れるものだと思い…

日本の文化を初体験

『鬼は外・・・福は内・・・』の掛け声で一斉に豆まきが行われた。今日は金沢ロータリークラブの節分の会が開催され、多くの会員と交換留学生のエリオットが参加した。 尾山神社の宮司による神事のあと、年男の皆さんによる豆まきが盛大に行われた。節分とは…

問題の先送りをしない

問題が発生したら、最速で解決せよ。決して、先送りしてはならない。先送りする事と、準備をする事は全く異質の事柄である。 問題を起こす殆どの場合、『こうなったら、こうしよう』と考えているケースが少なくない。『こうなったら』が準備だと思い込んでい…

真剣に向き合う

中学生の年頃はとても難しい時期を迎える。特に、自我が芽生えるこの頃は、自分の思った通りにならない事がおかしいと考えるようだ。 私たちも、そんな時期を乗り越えてきたのだが、大人になると、その頃の事はすっかり忘れてしまうようだ。 しかし、何があ…

勝利を呼び寄せた強い心

今日の別府大分毎日マラソンは見ごたえがあった。最強の市民ランナー川内選手と、実業団最強のランナー中本選手の一騎打ちは素晴らしいレースだった。 マラソンはレースをどう組み立てるかが勝負の勝敗を分ける。特に私たち市民ランナーにとって30kmの壁…

1.01の法則と0.99の法則

先日、ある小学校で、これを見つけて『なるほど・・・』と頷いてしまった。そこにはこう記されていた。 1.01の法則 1.01の365乗=37.8 コツコツ努力すればやがて大きな力となります。 0.99の法則 0.99の365乗=0.03 逆に少しずつサボれば力が無くなります。 …

100年前セントルイスに灯った炎

1915年、アメリカセントルイスで青年会議所運動は始まった。『積極的な変革を創り出すのに必要な指導者としての力量、社会的責任、友情を培う機会を若い人々に提供することにより、地球社会の進歩発展に資すること』を使命に、アメリカ、コスタリカ、エ…