長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

良いデザインとは・・・

 お客様のために使いやすい消防車両をつくると言葉ではいうが、はたして使いやすい消防車両とは具体的にどの様なものを示すのだろう。
 あれこれと言えば際限がないが、一言でいえは何も考えることなく、違和感なく、自然に使える消防車両だと私たちは考えている。
 良いデザインには違和感がないものだ。例えば車のドアを考えてみて欲しい。運転席からドアを開ける時、自然と手の届く所にドアの開閉ハンドルがあるものは特に気にすることなく、一連の流れの中で扉を開け外に出る事が出来る。
 しかし、そのハンドルが、もし自分の肩口に近い部分にあったらどうだろう。ドアを開ける際にいちいち目視で確認し、身体をねじって開けなくてはならないだろう。そう、気にしながら一連の動作を行わなくてはならないデザインである。
 したがって、特別な事ではないと御理解いただけるだろう。消防車両でいえば、あるべきものが、あるべき所にあり、当たり前の方向に取り外しが出来、自然に手を伸ばせば操作が出来るもの、というと抽象的だろうか。
 意識をして外したり、操作をしたり、気をつけなければ手足が接触するようなものは使いやすいとは言えない。はたして、私たちのものづくりに長野イズムは継承されているのか。設計と製造とマネージメントがそれぞれの立場から検証し、お客様が意識せず自然に操作ができる消防車両づくりを目指して欲しい。
 その実現には深い、深い使う人へのおもいやりが必要な事に気づくだろう。
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