長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

上期の最終日・・

早いもので、本日で56期の上期が終る。今年度、私たちは創立80周年を迎える事になり、中期経営計画を社員の皆さんに発表した。 三ヵ年の六分の一が終った事になるのである。私たちは、目標の達成のために、その手法を毎日の仕事に落とし込んで、事業を行…

目的を明確に

環境や条件によって、設計を進めてはならない。大切な事は、目的(コンセプト)である。何が目的(コンセプト)か、何を解決するのか、そこを見誤るとトンチンカンなものとなってしまう。 常に、開発の目的(コンセプト)を明確にし、その達成の為の手法を考…

誠実に・・・

誠実に生きる事は、簡単そうで何よりも難しいのかも知れない。その場を取り繕う為についた嘘は、後で取り返しがつかない程、大きくなるものだ。 仕事が、出来るか否かより、先ずは誠実に生きる事が大切なのだとつくづく思う。誠実であれば、必ず人は見ていて…

情報を整理する

マネージャーは、情報を正しく整理し、部門内に発信しなければならない。特に、意思決定された情報は遅滞なく、何時までに、誰が、何を、どの様に実行するかを指示しなければならない。 私たちの企業で、開発を含めて意思決定されたことが、前に進まないのは…

情報は正確に・・・

今日は、早朝のフライトで東京に出張だった。 出張前に、運行状況をスマホでチェックすると、フライトがキャンセルされる可能性があるとの事。 慌てて、フライトの変更を申し出て何とか別便に搭乗する事ができたのである。 チケットを変更した後、空港職員に…

社会の役に立つ開発

私が登山を始めた、35年前、雨カッパといえばビニール製のゴム引きだった。 確かに、完全防水である事は間違いないのだが、身体から発散される汗で、内部は蒸れてベタベタになってしまうのが常だった。 しかし、防水透湿素材(雨水は通さず、身体から発散…

経験値と理論値

現場での経験値を蓄積する事は、多くの引き出しを持つ事になり、様々な場面での対応を可能にする。 しかし、経験値だけでは図れないものも出現する事は少なくない。なぜなら、経験値とは多くのファクターが複雑に絡み合った結果でしかないからだ。 したがっ…

未来から今を考える

現状を認識することは大切なことであり、現状を踏まえて意思決定することも堅い選択だと思う。 しかし、現状を踏まえた意思決定なら特に難しいことはないものだ。大切な事は不確定な未来から、意思決定できるか否かである。 それは、ギャンブルではない。 ど…

既成概念を捨てる

開発は、既成概念との戦いである。エンジニアは、これまでの経験から活路を開くこともできるが、反対に経験が邪魔をすることもあるのだ。 そう、既成概念である。これまでの経験で、出来る、出来ないを判断しないことだ。その時は、出来なかったのかもしれな…

最近の政治に思う

私は、基本的にブログには政治的、思想的な事は記さない様にしている。しかし、最近のマスコミの報道や野党の発言は国民の目線と比べるとかなり温度差があり、また日本の悪い癖が出て来ている様に感じる。 特に、マスコミの報道は、何処の国のマスコミなのだ…

仕事を繋げる

技術開発チームは、目の前の課題を全力で実現させてほしい。それが、仕事全体に繋がりを持つことを理解しなくてはならない。 圧倒的な当事者意識と、こだわりと、誠実さを持って仕事にあたって欲しい。小さなこだわりと誠実さが、お客様を創出し、ひとつの妥…

お客様の立場で発想する

私たちは、消防車両の専用設計を全面に打ち出している事を忘れてはならない。これは、私たちが連綿と受け継いで来た不変の価値観である。 常に消防車両を使うお客様の立場に立って深く考え、行動しなくてはならないのだ。結論を決め、その実現の為に知恵を絞…

私たちの安心を守るもの

今日は、金沢市第二消防団の懇親会にお招き頂き参加した。消防団活動を、日夜を問わず行っておられる分団の皆さんには、本当に頭が下がる思いだ。 特に、仕事中も夜家に帰っても、いつ出場の指令がかかるか全く分らないのだ。職業消防の場合も同じ様に大変だ…

今年最後の森林限界へ

10月も末になると2400mを超える森林限界では、降雪するため、登るためには、それなりの装備が必要になる。 従って、登山客は一気に少なくなるのである。しかし、晩秋の森林限界から上は、何とも言えない魅力がある。キーンと耳が痛くなるような、澄んだ空気…

安曇野のちいさなパン屋・・いぐパン

燕岳を目指して走っているとオシャレな建物をみつけた。見た瞬間パン屋さんだと思い、Uターンしてお店を訪ねてみた。オーナーは感じの良い若いご夫婦の様だった。 そこでクリームパンやメロンパンなど、行動食になる様なものを選んだ。燕岳の山頂までパンを…

出逢うべき人に出逢う

私たちは人生の中で必要な人に必ず出逢うことが出来る。それも、全てが絶妙なタイミングでそれは起こる。 わずかな時間のズレが出逢いを引き寄せ、または遠ざける。しかし、私たちに求める心がなければ、その人が自らの面前に居たとしても縁で結ばれる事はな…

やる方法を考える

何度も、何度も申し上げている通り、プロジェクトは、スケジュールが命である。特に、開発のスケジュールの遅れは全てに影響を及ぼす。 私たちの企業のように小さな企業では、研究開発部門を独立して持つことは、現在のところ難しいのは事実だ。しかし、勘違…

コンセプトはブレない・・

私は、長く愛用しているパソコンがある。何故なら、そのメーカーのパソコンのキータッチがとても気に入っているからである。 一般に、ノートパソコンのキータッチはフニャフニャしていてあまり好きではなかった。しかし、そのメーカーのノートパソコンは、キ…

それは正しいか・・・

人の成長なくして企業の成長はあり得ない。人が成長する為には、上司や先輩が育てることを意識して関わらねばそれも難しい。 以前にも、書き記したことがあるが、中学校で習った作用反作用の法則が、人を育てるときに当てはまる。 人を育てるということは、…

台風が・・

今日の夜半から北陸地方にも台風19号が近づいてくる。 すでに午後11時30分、現在風雨が高まってきており、外ではゴーと言う風の音と共に、叩きつけるような雨が降っています。 また、全国的に大きな被害が出ている様だ。昨今、自然災害による被害がと…

目に見えないものを信じる

私たちの未来に確実な事はひとつも無い。周りにある環境も、元をただせば無から始まったものだ。 しかし、私たちはその不確実な事を信じ、不確実な事の実現に努力してきた。だからこそ、不確実な事を確実なものとしてきたのである。 目に見えないものを信じ…

プロジェクションマッピング

今日の新聞に金沢城と金沢駅でプロジェクションマッピングが行われると知り、出かける事にした。 金沢城の方は、40分事に四回上映が行われるらしい。多分、金沢城の方が人出が多いと思い、金沢駅に出かけた。 プロジェクションマッピングをはじめて見たの…

激励!

今日は、11月に開催される全国消防操法大会に、小型動力ポンプの部で出場する能登町消防団三波分団の激励に、能登町まで出掛けてきた。 これまで、石川県には小型動力ポンプの部が無く、全て消防ポンプ自動車の部だった。しかし、数年前に小型動力ポンプの…

正しき価値観

今日の、食卓で学校の事が話題に上がった。学校のゴルフ部で、部員のゴルフクラブが悪戯され折られてしまったようだ。 子ども達は、ゴルフクラブが高価だから、悪戯された人が可愛そう、だから悪戯した人はいけないと言っていた。確かに、その気持ちも分らな…

トップの英断が不可能を可能にした

黒部川第四発電所は、戦後の復興とこれからの日本経済の発展に必ず必要になる、難工事だが皆さん、やろうじゃないか、と言ったのは当時の日本電力のトップだった。 黒部川第四ダムは、標高1454m、総貯水量199,285,000立方メートルと当時日本で…

誠実に生きる

この数年、業務の拡大を含めて沢山の人材の採用を行ってきた。その中には、即戦力を期待できる人たちもいた事は確かである。 私たちの企業で大切にしている価値観のひとつに『誠実さ』がある。仕事が出来ても、最後は誠実であるかどうかがその仕事を継続させ…

金沢市長選に思う

今回の金沢市長選は、山野前金沢市長の圧勝で終った。 結果として、様々な勝因、敗因があるのだろう。個人的にひとつ思ったことは、市民との皮膚感覚の違いが勝敗を分けたように思う。 マスコミも今回の選挙の争点は、場外車券場売り場の問題だと言っていた…

消防車に魂を入れる

消防車両は、消防団にとって様々な事案に対処する為の武器であり、象徴である。 その消防車両に、魂を入れる『入魂式』はもともと仏教の開眼法要のさいの式典の事をいう様だ。現在では、神道の様式で行われているが、そんな事はあまり気にしないほうが良いと…

見えないところに目を向ける

リンゴは、決して無農薬では栽培できない果物のひとつだ。それを、やり遂げた男が日本にいる。木村秋則氏その人である。 彼が書いた『奇跡のリンゴ』はベストセラーになった。それをこぞって読んだのは、無農薬でリンゴを栽培しようとした農業関係の人達では…

思いやりが、命を救う

私たちの製造する消防車両の基本的な考え方は、専用設計車両を製造する事である。 専用設計とは、画一的なものをつくるのではなく、地域の特性や、消防戦術に合わせ、オーダーメイドのスーツのように消防車両を仕立てることを言う。 それは、特別な事ではな…