長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

金沢市長選に思う

 今回の金沢市長選は、山野前金沢市長の圧勝で終った。
 結果として、様々な勝因、敗因があるのだろう。個人的にひとつ思ったことは、市民との皮膚感覚の違いが勝敗を分けたように思う。
 マスコミも今回の選挙の争点は、場外車券場売り場の問題だと言っていたが、市民の中でそれを争点と思っていた人はどれ位居たのだろう。かく言う私も、そんな事は選挙の争点にはならないと思っていたひとりだ。
 金沢市のトップはビジョンを語らねばならない。10年後の金沢をどのようなまちにするのか、選挙民はそこに興味があったはずだ。
 間違いなく、山野前市長はそれを語った。相手陣営もそれを語ったのだろうが、市民の耳に届いたのは相手陣営を批判するネガティブな言葉だけだ。
 企業でも、ビジョンを語る経営者と前経営陣を批判する経営者のどちらが社長に相応しいかは火を見るより明らかだ。政治の世界の感覚と市民の感覚の間には大きなズレがあると感じた。それが、理解できなければ政治の世界を変革するのは難しいのかも知れない。
 何故なら、何がおかしいのかすら理解できなければ、改善は出来ないからである。俯瞰的な視点で政策を策定いし、市民の目線で政策を実行して欲しい。
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