長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

路地裏のナポリピザ

北陸新幹線が開業してから、金沢駅周辺には小ぢんまりとしているが、多くの飲食店ができた。特に、これまで使われていなかった小さな民家を改装しているのが目につく。 県外に出ると、金沢の食のレベルの高さを感じるのは私だけではあるまい。食材の新鮮さも…

奥能登は初夏の香り

奥能登広域圏消防組合は二市二町(輪島市、珠洲市、能登町、穴水町)で構成されている。すべての消防本部、消防署の建物が更新され新しくなった。 能登半島は当然、海に面しており、大地震の際は津波の被害を想定しておかなくてはならない。これまでの庁舎は…

大企業病にかかる

企業は、誰でも間違いなく仕事ができるように、色々な仕組みやルールを作る。 実はその仕組みやルールは、意味あってつくられ、最初はその意味を理解して仕事をするが、時間の経過とともに、その意味が忘れ去られ、形骸化したり、ルールを守ることが目的とな…

主体的に・能動的に

仕事は主体的におこなって初めて自分のものになる。 社内から消滅させたいものがひとつある。それは、知らない、聞いてないという言葉だ。 ともかく、この言葉を発している以上、全く成長しない事を理解して欲しい。特に管理職は口がさせてもこの言葉を使っ…

タツノオトシゴを捕獲する

Googleで調べてみると、タツノオトシゴの生息地は、瀬戸内海だと記されている。水族館でお目にかかれるものの、それを自然の状態でみる事はまず出来ない。 さらには、それを捕獲しようなどとは思ってもみないだろう。しかし、ダイバーにとってはタツノオトシ…

ハインリッヒの法則

ひとつの重大な事故が発生するまでには、29件の軽微な事故やトラブルがあり、さらに事故までには至らなかった300件のヒヤリ・ハットがある事を統計に基づいて、解明したものをハインリッヒの法則という。 ヒヤリ・ハットの段階で事故の予兆をつかみ、さ…

日常と非日常

日常は、仕事や家庭生活を含めたひとつのルーティンの中にある事をいうのだろう。 大体、私たちは規則性のある時間の流れの中で生活を送っているが、それが繰り返され続けると知らないうちに、精神的にも肉体的にもストレスが溜まってくる。 それを解消し、…

問題の本質

企業活動をしていれば、必ず問題は発生する。それは、ある意味で動いている証拠だ。 失敗を恐れ何もしなければ、その通り何も起こらないが、成長することもあり得ない。 先ずは、目前で起こった現象をよく観察してみよう。決して複雑ではない筈なのだが、周…

エロイーズ・カフェ

アメリカ人音楽家、エロイーズ・カニングハムは、音楽を志す日本人の若者の為に、数億円を投じて、軽井沢の一千坪の土地にハーモニーハウス(音楽ホール)を残した。 ハーモニーハウスは、三十数年間の役割を終え、風雨にさらされ、朽ち果てようとしていた。…

ウエッティーな一日

小松ー東京間のフライトの搭乗率を上げる為に、要請を受けて二回に一回は東京出張を航空機を使う事にしている。 今回は、天候の悪化を懸念して、新幹線を使う事にした。やはり、新幹線は便利だ。先ずは、金沢駅まで10分もかからない。ギリギリに駅に入って…

行く道をイメージする

何年後にどのような会社にしたいか、企業のグランドデザインを描くのはトップの仕事だ。 確かに、日々の積み重ねが一ヶ月になり、一年になる。そういう意味では、一日一日を大切に生きる事は重要だ。 しかし、その一日が、未来のグランドデザインの下にある…

ワタスゲの浮島

過日訪れた白木峰は、風の盆で知られている八尾の山奥にある。 八合目までは車で行く事ができるので、行動時間も二時間もあれば往復できる。登り始めはいきなりの急登だが、それも長くは続かない。 八尾は昔から風が強い事で有名だが、稜線に出ると身体が持…

お見送り

社員の結婚式でテーブルをご一緒した、元消防団連合会事務局長がこんなことをおっしゃられた。 彼は、現役の消防官の時、何度か弊社にお越しになられ、帰る際に玄関まで見送られたことが心に残っているというのだ。 いつも何気なく行っているお見送りだが、…

タダじゃない

私立の中学高等学校保護者会連合会が開催された。縁あって、石川県の会長をお引き受けしてきた。 28年度の役員会が石亭で開催され、石川県内9校の校長、保護者代表が出席した。 公立高校と私立の保護者の納付金の格差は5.8倍となっており、圧倒的に私…

見えないところを見る

報告・連絡・相談は仕事の基本である。しかし、基本中の基本ができているかは別の問題だ。 出来ていれば、問題の根っこ『ハザード』を察知し、事前に問題の発生を抑え込む事ができる。しかし、出来ていない場合は、問題が大きくなってから発覚する事が少なく…

人の役に立つ

会社には、その会社が社会に存在する意義を記したものがある。それが企業理念だ。目の前の仕事を追いかけ、一生懸命取り組むことはとても大切な事だ。 一生懸命取り組んだものが後に点となり、繋がるのである。それは、努力を重ねた人が後ろを振り返った時、…

蛍が乱舞する集落

津幡町の郊外に、蛍が乱舞する集落がある。観光地ではなく、それは集落の真ん中を流れる川に湧いて出る様に乱舞するのである。 蛍と言えば、子供の頃は、普通に小川に居たものだ。初夏の風物詩として蛍を見ると当時の記憶が蘇るのである。 最近は、農薬の使…

波打ち際に戯れる

ヒスイ海岸は、富山県朝日町にある。立山連峰から流れ出した雪解け水は、海に偉大な恵みをもたらす。 その海岸には、ヒスイはもとより、ダイヤモンド以外なら全ての鉱物があると言われている。 透きとおる本当に綺麗な海の海岸線を探すと、名前はわからない…

童心にかえる・・・

それは、宝達山の頂にある竜宮城での出来事だ。 その日は、何人かの家族連れがその自然を楽しんでいた。小学生くらいの子供が紙飛行機を飛ばしていた。しかし、上手く飛ばない。 そこに置いてあったチラシで、昔を思い出しながら、紙飛行機を折ってあげた。…

時計の時間と心の時間

今でも、ふと、小学校の教科書に載っていた物語を思い出すことがある。多分、あの頃に覚えたことは、脳みそに刻まれ、何かの刺激を受けると思い出すのだと思う。 先日、小学生の教科書を目にする機会があった。そこには、時間には時計の時間と心の時間があり…

眼鏡をつくってみた。。

最近、乱視が酷く、文字がブレてよく見えない。特に、雨の日の運転は、光の乱反射がひどいので、十分に注意して運転しなくてはならなくなってきた。 以前から、気にはなっていたのだが、今回思い切って眼鏡をつくってみることにした。眼鏡屋さんで、視力を精…

手段を目的化しない

私たちが開発した超軽量ボディの技術は、消防車の車体を軽くつくる事が目的ではない。車体を軽くすることで、これまで不可能とされていた、お客様のご要望を実現する事である。 すなわち、軽量化技術の目的は、お客様が求めていらっしゃる仕様を実現させる為…

手間と効率

料理は、ひと手間かけるだけで全く違うものになる。そう、プロの料理人と素人の違いはひと手間のかけ方なのだ。 それは、面倒だからやらないというのではなく、ひと手間をかける意義を知識として知っているのだ。 ひと手間を惜しまない、ということは、美味…

良い生活習慣が子供を育む

良い生活習慣を持っている人間は、間違いなく伸び代が多いと確信している。 生活習慣とは特別な事では無く、しっかり挨拶をする、ごみが落ちていれば拾う、整理整頓をする、困っている人がいれば声をかける、取り組んだことは出来るまで諦めない、など高度な…

里山を歩く

637mの宝達山は、ほぼ東京スカイツリーと同じ高さだ。里山の代表例の様なそこには、多くの動植物が生息する。 熊、ニホンカモシカ、タヌキ、キツネはもとより、植物の宝庫とも言える。こぶしの道は麓から山頂までの登山道で、足慣らしには丁度良いのであ…

ととろの森

それは、宝達清水町の田んぼの中に立っていた。よく注意してみないと見過ごしてしまうそれは、田んぼの持ち主が作ったものだ。 一見すると小さくも見えるが、実際側に行くととても大きいことに気づく。一度、新聞に載ったようだが、実際見るととてもよくでき…

世界が驚く秩父のウイスキー

肥土伊知郎氏の手元に残ったのは400個のウイスキー原酒の樽だけだった。 彼の実家は、1625年創業の老舗の酒蔵だった。設備投資の負担に耐え切れず経営を人に譲った。新しい経営者から指示されたのは、事業を日本酒に特化する為、ウイスキーの原酒を処…

意味を理解する

定型化された仕事は、その意味が薄れてしまう傾向が強い。 何故なら、定型化されることで、仕組みの中で完結する事が出来るからだ。会社の中で稼働するシステムも、もともとは手作業で行っていたことを、コンピューターの中で処理しているだけで、数字を入れ…

麦秋

季語は、その季節を表す言葉だ。麦秋という文字を見ると、文字の通り秋の季語と思われがちだが、実は初夏の季語だ。 麦の穂が実り、収穫期を迎えるのは初夏であるからなのだが、麦が熟し、麦にとっての収穫の秋であることからつけられたようだ。 今の時期が…