長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

外国人社員と共に・・

今回のタイへの渡航の目的は、新入社員を迎える為である。 私たちの様な中小企業に日本の優れた若者を招くのはなかなか難しい。しかし、企業は人の成長なくして未来への継続は困難だ。日本の全ての若者がとは言わないが、企業の選択基準を給料が高く、休みが…

エネルギーを感じる

初めてタイのバンコクに来たのが2011年12月だった。あれから7年が過ぎ、バンコクを訪れるたびにその変遷を感じる。 当時は、驚くほどの数のバイクが街を走り回り、走っている車もボロボロの日本車だった。毎年、タイのバンコクを2〜3度訪れるが、そ…

カブトガニを食す

先ずは焼くのだ。 そして、頭の部分を剥がして中の卵と青マンゴー、人参、カシューナッツのサラダを絡めて食する。 カブトガニは、日本では天然記念物で当然食べる事は出来ないが、タイの南部では比較的良く食べられているらしい。 バンコクでは2000B(…

タイは日本より涼しい

タイに降り立つとあのタイ特有の臭いが鼻をつく。タイに来たな、と思う瞬間だ。空港の外へ出てみると思ったより暑くない。 あれれ・・・という感じだ。10月まではレインシーズンなのでスコールがくるとスーッと涼しくなる。 日中は30℃前後で、夜も26〜…

叱る、叱られる

昨年誕生した国際部は、私たちの企業のこれからを担う新しい部署だ。 2011年にドイツZ ieglerとの技術提携をかわきりに、イタリアのバッジオ・デル・ソルディ、同じくイタリアのスパッシアーニ、タイのチェース社と技術提携を進めてきた。 10年前には…

パワー・オブ・フォロー

『何らかの瞬間に自分の実力を超えてそれ以上の実力が出ていると感じることがある』 あるオリンピック選手の言葉である。その時は、本当に勝ちたいと想いが全身より湧き出ている時や、集中力が究極に高まっている時にパワー・オブ・フォローを感じるそうだ。…

想いの力

『人生は自分の想った通りになるよ』という言葉をいつも口癖のように言っていたのは、敬愛する経営者である。彼はもうこの世の人ではないが、多くのことを彼から学んだ。 実はこの言葉にはもうワンフレーズ付足される。『必ずやるとコミットメントしたら・・…

歴史は示唆を与える

私たちには素晴らしい教科書がある。それは歴史である。初等教育、中等教育、高等教育で歴史を学ぶが、その目的は年号を覚える事ではない。 原因があり、その結果が歴史である。現在という時間軸から過去を眺めれば、歴史が一本の線で繋がっている事に気づく…

認めるという事

仕組みがうまく機能しないのは、それを実行するのは人間だからである。その仕組みを実行させるためにプレッシャーを与えれば表面上は動くかもしれないが、それを継続することは難しい。 何故それを行うのか、理屈を伝える事も大切な事だ。そしてそれ以前に大…

推しはかり、切り込む

挨拶運動は、小中学校では良く見かける行事のひとつだ。 挨拶の『挨』はもともとは「推しはかる」という意味がある。また、『拶』は「強いて進む」という意味だ。推しはかり、前に進み出るというのが、実は仏教に端を発する言葉なのである。 挨拶をすること…

頑張りきれる習慣

いま目の前のことをたやすく諦めるのだろうか・・・それはそこだけで終息するのではない。 社会に出れば、仕事をやり切ることを求められる。このやり切る、という行動は社会に出て身につくものではない。 子どもの頃からの生活習慣が大きく影響するものだ。…

情熱は繋がって行く

石川県消防設備協会の会長をお引き受けして丁度一年が経った。 過日、五年半に渡り当協会の事務局を取り仕切ってくれていた中田局長が退任された。 同じく、点検推進指導員の松代指導員も同時に退任された。私たちの様な小さな規模の協会は事務局の事務能力…

想いと技術

『和風総本家』という番組がある。ここでは、その緻密で深い日本のものづくりを紹介してくれる。 世界中で使われている日本製品の中には、私たちが知らない物も数多くある。特に、まちの小さな工場の職人が生み出すそれは、何故こんなに使いやすいのか、性能…

想いを込める

この車両はどのような環境で使用されるのだろう。この地域はどのような消防戦術で火災に対峙しているのだろう。 そして、その為に、私たちはどの様に消防車づくりをしなければならないのか。 そこに私たちのものづくりの原点がある。深く考えて計画をする。…

標高差2200mを登る

黒戸尾根は、甲斐駒ヶ岳から北東に延々と伸びる稜線だ。登山口からの標高差は2,200mにも達し、日本三大急登のひとつである。 北アルプス三大急登に数えられる剣岳の早月尾根とどちらが厳しいのかとよく尋ねられるので、今回登ってみた。 チベット高気圧…

SNSの功罪

海の日に山岳遭難が多いのはシャレにならない。海の日を含むこの三連休は山岳遭難があいついた。 以前にも記したが、今ではSNSからほとんどの知りたい情報を得ることができる。ある意味で本当に便利な世界になったと思う。 しかし、一方ではその情報の信憑生…

暑い。。。

ともかく暑い。。 長時間運動を継続するには水分とナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウムをバランスよく摂らねばならない。 ナトリウムが血中から不足すると痙攣の原因になる。したがって、真水だけではなく、梅干しのような塩分を意識して摂取し…

幸せは相対値なのだ

幸せは絶対値ではない。相対値だと思う。 何故なら、いまが幸せだと思えなくとも、それ以上の不幸を目にしたとき、自分は幸せだと気づくからだ。 その時の思考は、目の前の不幸に比べたら・・・となるはずだ。 確かに日常には腹が立つことも沢山あるだろう。…

外国人と働く時代

タイ国からフォンさんがやって来たのは、今週の火曜日だった。今回、私たちの企業で働くために、下見に日本にやって来た。 会社の雰囲気、働く内容、住む場所、自分がこれから一年間過ごす金沢の街並みなどを確認した。彼女はまだ25歳だ。タイでは、モンク…

人を大人とたらしめる教育の不在

新聞で『人を大人とたらしめる教育の不在』というコラムを見つけた。 改正民法が成立し、平成22年4月から成人年齢を18歳に引き下げることになる。世界の流れは18歳成人であり、自立と社会参加の必要性を求めた結果だ。 様々な問題点が議論された。選…

伝統への尊敬

私たちが大きく変化させて来た、消防車両の製造技術は、あくまでも手法だ。どのようなマテリアルで、どうやってつくるかが主体ではない。なぜそうするのかが全てだ。 それを実現させる方法は多岐にわたる。私たちが未来に向けて守らねばならないのは手法では…

あれから20年・・・

1998年横浜の夏 日本JC主催のサマーカンファレンスが横浜地で開催された。入会二年目だった私は、当時副委員長として金沢JCから出向した故谷本大幸先輩のセクレタリーとして行動を共にした。 この一年は、JCに対する価値観を大きく変え、ある意味で私の…

消防精神に不可能はない

『消防精神に不可能はない』この言葉は、日本消防協会の秋元会長の部屋に掲げられている言葉だ。 誰の言葉かはわからないが、まさしく消防の精神を示した言葉だと思う。 今回、広島県、岡山県をはじめとした西日本の豪雨では死者118名、安否不明81人と…

何を言ったかではなく、どう伝わったか?

要領の良い人は、効率良く仕事をしているものだ。一言で要領が良いというが、要領の良い人はどのような思考パターンを持っているのだろう。 これは、私見だが、先ずは仕事のプロセスを、始まりから終わりまで明確にイメージができる。これは、イメージをする…

長い歴史の良し悪し・・

御縁あって、幾つかの会のお世話をする機会を頂いている。 設立から50年近くも歴史を重ねてきたものも中にはある。設立するという事はそこに社会的な意義があったはずだ。無から有を生み出す事は受け継ぐこと以上に大きなエネルギーを要する。 多くの先人…

ガンジーの言葉

弱い者は、許すということができない。 許す事ができるのは、強い者だけだ。 強さとは、身体能力ではなく、不屈の精神から生まれるものだ。 重要なのは、行為そのものであって、結果ではない。 行為が実を結ぶかどうかは自分の力でどうなるものではなく、生…

95%は接合部の問題

36年前、長さ100mm×10mm×5mmの驚くほど軽く、真っ黒な矩形のプラスチックを手にした。 『折ってみろ、折れたらお前の好きなものを買ってやる!』と言われた。手にした瞬間こんな軽いチャチなものなど簡単だと力を加えるがびくともしなかった。…

身体が悲鳴を上げる

日曜日にアタックした剱岳早月尾根によって身体が悲鳴を上げている。 獲得標高は上り2017m、下り2287mで合計4000mに達する。当日の気温は石川県内で36度を超え、剱岳山頂でも20度近くあった。 水が不足すれば行動不能に陥ることを示して…

為替の動きが気になる

これまで国内の企業との取引が殆どだったので為替はあまり気にしていんなかったというのが本音だ。 しかし、この考え方は圧倒的に誤りなのだ。食品を例にとっても日本のカロリーあたりの食料自給率は40%を下回っている。すなわち、極論を言えば私たちの口…

2999mでも蒸し暑い

石川県では最高気温が2時の段階で36度を超えた。 基本的に標高が100m上昇すれば0.6度温度が下がる。したがって標高2999mの剱岳山頂では、地上よりも約18度気温が低い事になる。 登山口の馬場島をスタートしたのは4時50分だ。外に出ると…