長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

身体が悲鳴を上げる


 日曜日にアタックした剱岳早月尾根によって身体が悲鳴を上げている。
 獲得標高は上り2017m、下り2287mで合計4000mに達する。当日の気温は石川県内で36度を超え、剱岳山頂でも20度近くあった。
 水が不足すれば行動不能に陥ることを示している。早月小屋が小屋明けの準備中である事から水の補給が出来ない事を想定し4リットルを担ぎ上げた。
 しかし、実際は高温多湿の気候にやられ小屋までに3リットル近くを飲んでしまった。幸いにも早月小屋で水を調達できたので4リットルを補給し、8リットルを飲み干したことになる。
 さらに下山してからのどの渇きが癒えず、さらに3リットルを飲んだので合計で11リットルになった。さすがにこれだけを飲むという事はこれだけ出したことにほかならず、内臓に相当な負担をかけたのだと思う。
 脱水と長時間の行動により筋繊維が破壊され、大量の水の補給により内臓がやられたようだ。筋肉痛と顎のあたりにできた吹き出物がそれを示している。
 山は一度たりとも同じ顔を見せないものだ。登るたびに違った顔を見せ、時には試練を与えてくる。過信せず準備し、安全な山行に心掛けたい。
 『備えよ常に・・』である。
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