長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

道具に魂が宿る

一流と言われる、職人や料理人、そしてプロのスポーツ選手たちは自分たちが使う道具をとても大切にする。 もう、何年も前の事だが、ある料理番組で対決したアメリカ人シェフが勝ったことに喜んで、まな板の上に飛び乗ってしまったのだ。その時、対戦相手だっ…

コア技術を取り戻す

ものづくりの企業には必ずコアといわれる技術がある。それは、その企業の生命線である。仮に生産を拡大する場合、協力会社に生産を委託する事は必要かもしれないが、気をつけなければならない事はコアとなる技術はおさえておかなくてはならないという事だ。 …

俯瞰的に見よ【その2】

コストや工数短縮の判断をする際も俯瞰的に見ることが大切だ。コストや工数短縮の判断の前提は以前からお話し申し上げている通り、機能を犠牲にしないことである。 機能を低下させ、コストや工数を低減させても、それは何の意味も持たない。コストダウンとは…

俯瞰的に見よ

先ずは仕事の全容を俯瞰的に見て欲しい。 何が目的なのか、どの様な結果を生みだしたいのか、その上で自らの仕事がどの位置を占め、それが他の仕事とどの様な関係性があるのかを理解する事が結果として、自らの仕事を円滑に進め、会社の仕事を成功に導く事に…

夢を実現する発想法

夢を実現する発想法作者: 川口淳一郎,山中伸弥出版社/メーカー: 株式会社致知出版社発売日: 2013/01/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 先日、東京出張の際空港の書店で一冊の本が目に留まった。 IPS細胞の研究でノーベル物理学賞を受…

モディカのチョコレート

モディカのチョコレートをご存知だろうか。実は数年前から登山に行く時に非常食としてザックに忍ばせていた。 今日、テレビのある番組でモディカのチョコレートを放送していたので、思わずブログに書いてしまったのである。 日本のチョコレートは夏の暑い日…

問題の本質を見極めねば同じ事を繰り返す

何度となく、問題解決で最も大切なのはその本質を見極める事だとお話し申し上げて来た。 その場をしのぐための対処は必要だろう。しかし、それを根本的に改善する為には問題の本質は何か、そして、それを改善する為には、いつまでに、誰が、何を、どの様に行…

マック原田の反省・・・

昨日、東京からのフライトで航空機の中で読んだ日経新聞に『マック原田の反省』という見出しを見つけた。 マック原田とは日本マクドナルドホールディングスの会長兼社長の原田泳幸氏の事である。マクドナルドは現在100円マックというメニューを展開してい…

贅肉をそぎ落とす

贅肉とは身体のそれを言っているのではない。私たちの企業のそれを言っているのだ。 今回、政府と日銀がデフレ脱却の為に出した共同声明は、これまでとは違うというメッセージを市場に対して投げかけた。 私は経済の評論家ではないので詳しい事は分からない…

身体は衰えても心は錆びつかない

最近、年齢を重ねる毎に体力の衰えを感じる。特に50歳を過ぎてから特に顕著に感じるのは多分私だけではないだろう。 ラン、バイク(自転車)と、この10年間体力維持のために取り組んできたが、ここのところ伸び悩んでいる実感がある。 当然、歳をとれば…

教える事と育てる事

今日は星稜高校野球部の山下名誉監督とお会いした。山下名誉監督と言えば、長年星稜高校野球部を率い、元中日ドラゴンズで活躍した小松投手やメジャーリーグで活躍した松井選手を輩出した名監督である。 私は丁度、山下野球全盛期の頃、ブラウン管を通して星…

エリオットと制服の採寸へ・・

今日の午前中は静岡県からのお客様が工場見学にいらっしゃるので高柳工場へ向かった。休業日の為、お客様に作業を見ていただくことは出来なかったが、私たちのものづくりの考え方や消防ポンプの原理原則をお話した。 何事も先ずは基本だ。基本無くしてその上…

ようこそエリオット

11時20分の成田からのフライトで、オーストラリアからの交換留学生のエリオット君がやって来た。 本年度、金沢ロータリークラブの国際青少年交換員会の委員長を拝命している事から、本日出迎える事になった。 エリオット君は予定時刻より15分ほど早く…

報告をうのみにしない

私が前職の時、上司の行動から学んだ事のひとつが報告の大切さだった。こちらの報告を聞いてから矢継ぎ早に質問された事を思い出す。 『誰と会ったの?』、『その人の立場は?』、『お客様は何にお困りなの』、『それでどんな提案をしたの』・・ 今考えると…

阪神淡路大震災から18年

三年前の1月17日、午前5時46分、私は神戸市の東遊園地にいた。阪神大震災1.17の集いに参加する為だった。 何時もこの時期になると、あの時の強烈なイメージが頭を横切る。 あの大震災で6400人余りの尊い人命が失われた。震災を体験した人たち…

使う環境に想像力を働かせる

消防車両は極限の状況で使用される事はご承知の通りだ。人命にかかわる現場は緊張感と一分一秒をムダには出来ない現実がある。私たちが製造する消防車両はそんなシチュエーションで使われる事を先ずは再確認して欲しい。 梯子昇降装置はどんなタイミングで使…

外向きの視点と、内向きの視点

消防車両に対する思い入れが社内で一番強いのは間違いなく私自身だろう。社長であれば当たり前なのかも知れない。 それは翻ってみれば、私たちの企業が何のために存在するのかを毎日の生活の中から感じ取ってきたからに他ならない。 常にお客様の立場で物事…

左義長で感じる矛盾

本来なら松の内である1月15日が左義長なのだが、今年は15日が平日なので今日14日に左義長を行うところが少なくない。左義長はお正月に使ったしめ飾り燃やす火祭りで、起源は鎌倉時代にさかのぼる様だ。 私たちの地元でも、今日左義長が行われ神社の境…

正暴飲暴食の『ツケ』を清算する

週末から、どうも体調がすぐれない。微熱があり、スッキリしない。 今日は冬の北陸には珍しく、青空が覘いた。気温も10度迄上昇し、暖かく感じる。体の中に溜まった『ツケ』を清算しようと思い立ち、今年初めてのバイク(自転車)の初乗りに出かける事にし…

よく頑張った星稜イレブン

国立競技場で行われた、全国高校サッカー選手権大会は手に汗握った試合展開だった。 石川の代表、星稜高校は順当に勝ち進み準決勝にコマを進めた。ご縁から、現在星稜中学高等学校PTA会長をお引き受けしている事もあり、力が入ってしまった。 今回の準決…

己の不徳を思え

今している仕事はどの様な意味を持つのだろう。仕事全体からみてどの位置にあり、何に繋がるか理解しているだろうか。確かに、指示された事を正確にやりきるのも仕事だが、仕事の意味を理解してやる事はもっと大切である。 私たちは基本からずれている事に気…

終わりになった頃、分る事がある

今日の奥のとは昨晩から降り積もった雪でこんもりしていた。年始のご挨拶にお伺いすると、普段なかなか聞くことが出来ないお話が聞けることも楽しみのひとつだ。 この時期になると多少の長短はあるが、消防人生40年余の荒波を乗越え、退任間直の消防官に出…

習慣は遺伝する

私たちの生活習慣はどの様にして身に付いてきたものなのだろう。その基本は親の生活習慣を受け継いでいるのだと思う。『考え方が変われば、行動が変わり、行動が変われば習慣が変わり、習慣が変われば人格が変わり、人格が変われば運命が変わる、運命が変わ…

原因自分論で考える

私がPTAの活動をしている時、いろいろな学校を訪ねる機会があった。何を持って良い学校か否かは議論があるところだろうが、ひとついえる事は、問題を抱える学校は玄関に入った瞬間から分ると言う事だ。 先ずは、玄関が雑然としている。また、生徒はおろか…

結果を左右するのは習慣の差

今年は昨日まで長い年末年始のお休みをとっていた会社が少なくないようだ。実際、今日から仕事始めの企業も多く、官庁関係へのご挨拶はピークだった。 今日は日頃、各地域を担当している営業パーソンと同行してお客様へ年始のご挨拶に伺った。 それぞれ、の…

加賀鳶を支えるもの

平成25年の金沢市消防出初式が金沢城公園で行われた。金沢市には第一消防団20分団、第二消防団21分団、第三消防団8分団の合計49分団が日夜金沢の火の守りについている。 団員総数1300名が山野金沢市長の観閲を受けた。式典の後は加賀鳶梯子登り…

引き算の美学

北欧家具の美しさが私はとても好きだ。その何が素晴らしいのかといえば、最初にあげられるのはシンプルさである。 北欧家具のデザイナーは家具のデザインから余分なものを取り去り、機能美を追及している様に思える。 レオナルド・ダ・ヴィンチは『単純であ…

極寒の裸放水

仕事始めの今日は、かほく郡市消防団の出初式が行われた。今日の金沢は朝から小雪が舞い、気温も零度と底冷えのする一日だった。 式典の後は裸放水が披露される。何時ものように河北潟の放水路に、かほく郡市消防団の車両が集結し、下帯姿の分団員が河北潟に…

凡事徹底

昨年の箱根駅伝で惨敗を喫した日本体育大学は今年リベンジをするために様々な努力をしたと聞く。 その中で、先ず大切にした事は当たり前のことを当たり前に行うこと、すなわち凡事徹底だったという。 朝、決まった時間に起床し、朝食を食べ、身の回りの整理…

働く意義

今日は久しぶりにゆっくりとテレビを見る事が出来た。普段はテレビを見る暇も無く、深夜にニュース番組をチェックするぐらいだ。 今日見た番組にカリスマ社長とフリーターの若者の対談形式の番組が放送されていた。何気なく見ていたのだが、若者達の発言に唖…