長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

己の不徳を思え

 今している仕事はどの様な意味を持つのだろう。仕事全体からみてどの位置にあり、何に繋がるか理解しているだろうか。確かに、指示された事を正確にやりきるのも仕事だが、仕事の意味を理解してやる事はもっと大切である。
 私たちは基本からずれている事に気づかなかった事は否めない。それは、すべての業務に渡る。私たちは現在、変革する大きな機会の中にいるのだ。
 先ずは基本を見直そう。当たり前と思っていた事が、本当に当たり前なのか考えよう。確かに消防車の原理が分からなくても、消防車をつくることはできる。しかし、原理が分からずして、何がプロフェッショナルと言えるか。
 現在行っている仕事の意味を理解して欲しい。何故、部下が仕事の意味を理解していないのか・・・
 人を育てる事がマネージャーの仕事の大半を占める事を理解しよう。部下にかたちだけを教えるのではなく意味を理解させて欲しいのだ。言った事をやれば良い、では人は育たない。
 『塔組みは、木組み、木組みは木の癖組み、木の癖組みは人組み、人組みは人の心組み、人の心組みは棟梁の工人への想いやり、工人の非を責めず己の不徳を思え』
 西岡棟梁の言葉が身にしみる。
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