長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

工程表はつくる事が目的ではない

高い品質を実現し、且つ納期通りにものづくりを進める為には、必要な情報を網羅した工程表が不可欠である。 さらに言うなら、川上から川下までものをつくる全ての行程が工程表に網羅されている必要がある。私たちが製造する消防車両は、地域の特性や消防戦術…

こうしたい・・、どうすれば良い・・

『どうすれば良いですか・・』と聞く社員と『この様にしたいのですが如何でしょうか・・』と聞く社員はどちらが伸び代があるか、と聞かれたら私は迷わず後者だと答えるだろう。 『どうすれば良いか』という言葉を裏返して見ると、考えていないという事になる…

事実から真実を導き出す

以前に、『事実と真実』というブログを書いた。事実とは実際に起こった事、真実とは本当の事である。すなわち、自分にとっては事実でも、それが真実とは言えない事は沢山あるのだ。 議論がかみ合わない時も、お互いに事実をぶつけ合っている事が多い。コーヒ…

察する能力

私たち日本人には外国人に無い能力が幾つかある。その中のひとつが、察する能力だと思う。 私たちは、相手の表情を見て、その人が何をしようとしているのか、何を求めているかを理解する力がある。それが察するという事である。 石川県の和倉温泉には加賀屋…

創成期を支えた人々

私たちの企業は来年度に創業80年を迎える。企業の寿命が30年と言われている中で、80年の年月を重ねる事が出来たのは、企業を支えてくださった先達の努力に他ならない。 創成期は本当に小さな規模だったと聞く。終戦直後は、物資が不足し、アメリカのフ…

クイックレスポンス

ここ最近、ネットで買い物をする事が多くなった。10年前では考えられなかった事である。 しかし、ネットでの買い物はある意味でリスクもある。対面販売ならば、そのお店の雰囲気や店員の態度など、この店で買い物をすべきなのかある程度の判断は出来るが、…

失敗を恐れない

失敗を恐れ、何もしないよりも、行動を起こして失敗した方が物事は早く前進する。それは、行動を起こした事によりうまく行かなかったという結論を導き出せたからである。 うまく行かなければ次の方法を考えればよい。失敗しないように、恐るおそる物事を進め…

自分との勝負…鈴鹿二時間エンデュロー

今朝の金沢は朝からどんよりとした空である。 今日はロードバイクのチームメンバーと鈴鹿サーキットへ向かう事になっている。 途中、福井から滋賀県にかけてバケツをひっくり返したような雨が降っていた。 鈴鹿サーキットは雨が降るととても滑りやすい。毎年…

4000本のヒットと8000回の悔しい思い

ニューヨークヤンキースのイチロウ選手が、日米通算4000本のヒット記録を達成した。日本で在籍した9年間で1278本を、そして大リーグでは13年で2722本のヒットを打った。 4000本のヒットを記録しているのは、140年の歴史を誇る大リーグ…

感動を与えるものづくり

ものづくりの効率を高める事は、標準化を進め、コストを削減する事に繋がる。これにより安価でお客様に製品を供給する事が出来るが、ものづくりとはそれに終わらない事はご承知の通りだ。 先ずはものづくりの効率を考える前に、ものづくりとはどうあるべきか…

事実と真実

辞書を引くと、事実とは実際に起こった事柄。現実に存在する事柄、と書かれており、真実とは、うそ偽りのないこと。本当のこと。また、その様、と書かれている。 両方とも良く似ているが正確には異なるようだ。 例えば、コーヒー缶の缶は真上から見ると丸に…

縁に出会って縁に気づかず

小才は縁に出会って縁に気づかず 中才は縁に気づいて縁を活かさず 大才は袖摺り会う縁をも活かす これは柳生家の家訓である。多くを語る必要はあるまい。この通りである。 ひるがえれば、私たちは一人で育ったのではない。 最初に出会う縁は、親との縁だ。そ…

見えないものを見る目

ISO9001マネージメントシステムでは一年に一度、又は半年に一度、品質マネージメントシステムが継続して実行されているか否かを検証するサーベランス(定期審査)が行われる事になっている。 今日から弊社でサーベランスが始まった。もうすでに幾度も…

出会いは別れの始まり

金沢での一週間の滞在を終え、ベルギーからの短期留学生が帰国の途についた。 共にした時間は僅かだったが、彼らの記憶に残る一週間であれば幸いである。今回の短期交換プログラムに参加した学生は殆んどが高校生だった。 これまでの外国人留学生は時間にル…

留学生はカラオケで大盛り上がり

実質的にベルギー短期交換留学生にとって今日が最終日となる。日本へやって来て約一ヶ月間、精力的にプログラムをこなしてきた。 通常なら最終日に近づくと、疲れも見えてくるものだが、全くそれを見せないところが驚きである。このベルギーとの交換プログラ…

東尋坊とダイナソウミュージアム

ベルギーからの留学生が、金沢にやって来て、はや六日になる。 金沢市内の観光や能登島水族館、そして内灘海水浴場でバーベキューなど、ともかく毎日ハードなスケジュールを疲れた顔ひとつせずに、こなす様はタフとしか言いようがない。 アテンドする側はみ…

敗戦記念日(終戦記念日)

今日、8月15日は終戦記念日である。子どもの頃は、あまり意味も分らず、太平洋戦争が終った日としての認識しかなかった。 しかし、何時の頃からか、私たちの今の生活があるのは、先達が日本の国を憂い、自らの命を賭してこの国を守ってくれたからだと理解で…

留学生は海水浴で大はしゃぎ

今日のベルギーからの短期交換留学生は、内灘ビーチへ出掛けて行き、海水浴とバーベキューを満喫し楽しんできたようである。 ベルギーは北部の一部が海に面している様だが、夏は気温が高い時でも22〜24度前後だそうで、海水浴には余り向かない気候らしい…

能登へ・・

ベルギーからの短期交換留学生がわが家にやって来て三日目である。 短い期間だが、日本での良い思い出をつくって欲しいと思い、あれこれと考える毎日である。 今日は一緒に留学生を受け入れている、ホストファミリーと一緒に能登島水族館に出かける事になっ…

炎天下の中の金沢観光

昨日、金沢に到着したベルギーからの短期交換留学生は長旅の疲れもものともせず、今日もとても元気だ。 今日は朝から金沢観光に出かけた。今日の金沢は連日の猛暑で、歩いているだけで頭がボーッとしてしまう。 金沢城、兼六園をめぐり、東山では団扇づくり…

ベルギーから留学生がやって来た

ベルギーから我が家へ留学生がやって来た。これは国際ロータリーの短期交換留学プログラムで、夏休みを利用して三年に一度行われているものだ。 ベルギーはオランダ語とフランス語、そして一部ドイツ語が話されているようだ。決して大きくない国土で三つの言…

良く頑張った、星稜ナイン!

夏の高校野球石川県大会を勝ち抜き、夢の甲子園に出場した星稜ナインは、今日の第一試合、徳島の鳴門高校と激戦を繰り広げた。 甲子園に出場してくる、チームは実力的には殆んど差はないと私は思っている。勝ち進むことが出来るか否かの違いは精神力だ。 精…

日本は亜熱帯になったのか?

ここ数年、日本の気候がおかしい。体温を超える猛暑や、突然、降って来る予測不能のゲリラ豪雨。 日本の梅雨といえば、しとしとと霧雨のような雨が降るのが常だったが、ゲリラ豪雨はバケツをひっくり返したような雨の振り方をする。 今日も、東北をゲリラ豪…

郵便ポストが赤いのも、電信柱が高いのも全ては自分の責任

子供を育てる、と一言でいうが、私たちは子育てを習った覚えはない。そのベースになっているのは、自らがどう育てられたか、なのだと思う。 それが、良いか、悪いかは別にして、それは長い期間を経て身に沁みつき、無意識のうちに、反応しているのではないか…

幹と枝葉

仕事は全体を把握する事から始める事だ。先ずは、全体のスケジュールをしっかりと作成して欲しい。 部分的に進捗させても、それがスケジュールに乗らなければ意味がない。打合せをしていても、『これは○○までに出来ます』と報告される事が少なくないが、問題…

川床は金沢の風情

金沢には男川と呼ばれる犀川と、女川と呼ばれる浅野川が流れている。 この時期になると、浅野川にやぐらを組み、川床が出現する。京都のそれとは規模が違うが、金沢の三茶屋街のひとつ主計町の風情と相まって、とても素敵な雰囲気なのである。 毎年、早くに…

当たり前の中に油断がある

昨日、滋賀県内で発生した、消火訓練中の事故は、私たち防災業を生業としている者にとって、他人事とは言えない事故だった。 通常、消火訓練は水の入った1m四方程のオイルパンに燃料を入れ、点火棒でそれに着火させ、消火器を使用して消火するのが通常であ…

熱中症寸前・・・

ようやく、北陸地方の梅雨が明けた。今年は例年より長い梅雨だった。しかし、近年の梅雨は以前のように、しとしとと降る、梅雨らしい雨ではなく、南国のスコールの様な雨が降る。 ゲリラ豪雨は、毎年発生するようになり、防災のあり方が変化して来ている。私…

現状を積み上げるな、目標から落し込め

目標を達成する為には何を行わねばならないか、が仕事の進め方の基本的だ。何度も言うが、目標から行動を落とし込んで欲しい。 現状を分析すると様々な問題があるので、したがって出来ません、などと言ってはならない。新しい事をやろうとする時は、問題が発…

とんでもない要求・・・

これまでの常識の中で考えても、実現する事が難しい技術は沢山あるものだ。私たちが目標を定める時、どうあるべきかを常に判断基準にすえている。 目標を実現するプロセスを先回りして考え、それが実現可能な事だけを目標としていたのでは、そこには進歩はな…