事実から真実を導き出す

　以前に、『事実と真実』というブログを書いた。事実とは実際に起こった事、真実とは本当の事である。すなわち、自分にとっては事実でも、それが真実とは言えない事は沢山あるのだ。
　議論がかみ合わない時も、お互いに事実をぶつけ合っている事が多い。コーヒー缶を上から見た人は、コーヒー缶は丸だと言い、それを横から見た人は四角だと言う。
　これは両方とも言っている事は事実であるが、真実ではない。仕事の上でこの様な事が起こった場合、様々な視点からものを見る事で、事実を積み重ね、真実を導く事が出来るのだ。
　コーヒー缶を一方向から見て丸だ、四角だと言い張らず、上から、横から見れば丸であり、四角だという事に気付くだろう。
　この様に事実を積み重ねる事で、コーヒー缶は円筒形だと結論付けることができる。人間は思い込みの動物だ。何が事実かではなく、何が真実かを見て欲しいのである。

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