長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ルーティンを回す

消防車両は、メカトロニックなものである以上、全く故障しないものを製造するのは難しい。確かに、故障しないように確立を上げ、信頼性の高いものに近づけることは可能だ。 それを実現する為に大切な事は、クレームや修理対応が発生した時は、先ずは問題の本…

伝統とは戦うこと

雨の日曜日の朝は、ゆっくりである。何気なくテレビを眺めていると、日本の伝統工芸を取り入れた豪華列車の事を番組の中で放映していた。 その列車の内装には、日本の伝統工芸の木組みのひとつである組子が使われている。組子の技術は、非常に高度なものだが…

相手の立場に立つ

言葉では、相手の立場に立って考えようと言うが、本当に相手の立場に立つことは難しいことである。 生まれ育った環境や、性別の差も相手の立場に立って考えることが難しい理由なのだと思う。自分が、思っている以上に相手が深く考えていることは珍しくないが…

金沢東警察協議会

一時期より、公務はかなり減ってきたが、まだまだ時間を割かねばならない事も少なくない。 しかし、地域社会の一員である以上、求められるならばこれからも積極的に公務を行っていきたいと思う。 今日は、金沢東警察協議会が開催された。警察関係の公務は、…

部分と全体

全体から一部分だけを摘み、それだけを議論すると確かに正しいのである。しかし、全体からその部分を見ると、おかしな事になっていると気づく。 『木を見て森を見ず』とは、物事の一部分や細部に気を取られて、全体を見失ってしまう事を言い、日常でも自分を…

チャンスが繋がる

彼は、中学一年生で学校には行かず、ヨットハーバーで大好きなヨットの清掃のアルバイトを始めた。義務教育を放棄した事の善し悪しはここでは語らないこととしよう。 毎日、ヨットハーバーに通い詰め、お駄賃を貰いながら、ヨットの清掃に精を出したのである…

過去と決別する

BMWがi3を開発する際に全てを白紙からスタートすること、そしてプロジェクトメンバーは、過去と決別できる人である事が条件だったと聞く。 新しい事をするには、過去と決別出来なければ、これまではこうだった、これで良かったのに何故こんな事するのか、と…

丁寧に、丁寧に

社内で起こっているトラブルの原因の本質を掘り下げていくと、コミュニケーション不足にたどり着くことが多い。 全体を10とすれば、2〜3しか伝わっていない。特に、全体を捉えていないから、部分的な理解になってしまっている事が少なくないのだ。 先ず…

上高地には秋風が吹く

上高地は、登山をする人にとっては、奥穂高岳、槍ヶ岳、涸沢岳等の登山基地である。 また、一般の観光客にとっても山の大自然を身直に感じることができる場所だ。 したがって、上高地を歩いている人を見ると服装が様々なのである。ヘルメットをぶら下げた大…

ブルーチーズとワイン

私は、日頃から好んでお酒を飲むほうではない。何故なら、お酒が弱いからである。 飲むと、すぐに真っ赤になるし、肝臓がアルコールを分解する能力が限界を超えると、頭が痛くなる。 それでも飲み続けると、気持ち悪くなって、これ以上飲むなと教えてくれる…

知恵の輪とパズル

設計に工夫が必要な時は、視点を変えてみると良い。 確かに、正論で積み上げて考える事は基本だが、真正面から挑んでもなかなかうまくいかない事もあるものだ。 ジグソウパズルは、ピースがはまる部分はすべて決まっている。そう、一ヶ所しかないのだ。だか…

繰り返しの、繰り返しは、繰り返すだけ

できないのなら、できるまで繰り返し、繰り返し言い続ければ良いと思っていた。 しかし、ダメな事を繰り返し行っても、結果はダメを繰り返すだけである。 ダメなら、何故ダメなのか、そして、問題の本質はどこにあるのかを理解しなければならない。 繰り返し…

職人気質とお客様の価値

お客様が、私たちに求めていらっしゃる価値とは何なのだろうか。現在、日本国内には13社の消防車メーカーが存在し、それぞれに特徴のある車両を製造している。 私たちの企業では、お客様のご要望に応じた専用設計車両を製造することを価値としている。それ…

能動的に・・・

自らの人生を成功に導く為には、能動的に発想し、行動する事だ。誰かが何かをしてくれると思っている間は、何も変わらない。 特に、そのポジションを与えられているなら、着地点をイメージし、その実現の為に何をなすべきか、何が必要かを考える事である。 …

山の安全について思う

山には、様々な顔がある。なだらかで、優しい表情から岩稜帯でゴツゴツした顔までその様は、ひとつに形容する事は出来ない。 当然、山が様々であるように登山者も様々である。先日、剱岳の山頂で出会った、登山者の話を聞いていて、少々驚いてしまったのであ…

頂きます

多分、間違いなく日本人なら食事を頂く前に『頂きます』と言うはずである。 頂きますとは、生きとし生けるものの命を頂き、私たちは生きているという事を自覚するという、仏教の教えからきている言葉である。 金沢ロータリークラブと縁が深いテムラックチャ…

早月尾根を行く

早月尾根は、北アルプスの名峰剱岳の一般ルートのひとつである。 富山県上市の馬場島から剱岳の山頂まで、その中長いルートの中で水場は早月小屋だけである。 標高1000mの馬場島から標高2999mの剱岳の山頂まで、標高差1999m、歩行距離約16kmの…

未来に生きる

終戦記念日(私たちにとっては敗戦記念日)の時期になると、メディアで様々な戦争に関わる番組が放映される。 当然、戦争は行ってはならない蛮行であり、残されるのは大きな悲しみと虚しさだけである。私たち日本は、戦後70年一度も戦争をしてこなかった。…

まともな野党の存在しない国

日本国の総理大臣まで務めた人間が、韓国の抗日の象徴でもある、西大門刑務所の跡地で12日、そのモニュメントに向かって両ひざをつき最敬礼したのだ。 その後の記者会見で、元総理として、一人の日本人として申し訳ないと言ってのけたのである。ここまで来…

伝説の納涼会

金沢ロータリー伝説の納涼会として記憶に残るのが10年毎、中野年度に開催された大納涼会である。 ホテル日航金沢のホールに盆踊りのやぐらを組み、金沢の東、西、主計、三茶屋街の芸妓衆を集め、さらに縁日の屋台を再現した大規模なものだった。 当時、幹…

日航機墜落から30年

日航機の御巣鷹山への墜落事故は、記憶に深く残っている。当時、就職したばかりだった自分は、職場で仲良くなった友人とオートバイで北海道ツーリングの計画を立てた。 丁度、層雲峡に立ち寄り、給油をしていたガソリンスタンドで、墜落事故を知った。 目に…

二日後に疲れが・・・

立山室堂から、劔沢、真砂沢、仙人峠、阿曽原温泉、そして欅平までの44kmを歩き切って、二日が経ち、そこら中痛みが出てきた。 特に、左足のアキレス腱炎が復活してしまい、歩くと鈍い痛みがある。また、腰や右肩も重いザックを担いだ為だろう、凝りが酷い…

欅平に・・・

最終日は、人懐っこく、大きく、優しい山小屋の主人に別れを告げ、7時すぎに阿曽原温泉小屋を出発。 ここからひと登りして、標高950mまで高度を上げる。そこからは水平歩道を行く事になる。水平歩道は、黒部峡谷の岩盤をくりぬいてつくられており、一番…

山小屋の仕事

三日目は、早朝6時に仙人池ヒュッテを出発する。標高が1000mより低くなると、気温もかなり高くなり、雪渓も崩壊し始めている。十分なルートファインディングを行うが、あまりにも、雪渓の状態に注意を取られすぎ、二回ほどルートを見誤ってしまう。 地…

防災ヘリ出動

二日目は、早朝6時には、劔沢小屋を出発。日本三大雪渓のひとつ、劔沢の雪渓を下る。劔沢の雪渓は、かなり固く締まっており、アイゼンが必要な場所もあるが、アイゼンを付け慣れていない子供は、反対に雪渓に引っ掛けて転倒する可能性があるので、スワミベ…

電波の届かない世界

水平歩道は、黒部峡谷の左岸の岩盤をコの字にくり抜いて、欅平から13kmにわたって延びている。道幅は狭いところでは70cmほどで、黒四ダムを建設する際に、その調査を目的に開通させたもので、今では80年を数えている。 今回の私の使命は、立山室堂から…

よそ者と若者と馬鹿者

イノベーションを起こすために必要なものは『よそ者と若者とバカ者』なのだそうだ。 イノベーションとは、社会的に意義のある新しい価値を創造する事とされている。 私たちの企業では、現在、仕組み、組織を変え、未来に向かって変わろうとしている。それを…

マスコミのキャンペーンが気になる

ブログには、政治的、思想的なものを書かないようにしているが、昨今、安保法案を廃案に追い込みたいのか、マスコミの偏重報道がひどいと感じる。 ある部分をつまんで、大騒ぎする、反対派のデモだけを大げさに取り上げる、安保法案を戦争法案だと嘯き、日本…

積み上げるな

幾度も、幾度も事あるごとにお話申し上げてきた。仕事は、積み上げた結果が結果になってはならない。 先ずは、結果を定め、その実現の為に、何をすべきかを考え実行する事が大切なのだ。その為には、着地点を明確にイメージする事だ。 何をどのような状態に…

暑すぎる・・

日中は、気温が高すぎてバイクには乗れないと思い、休日だったが少し早起きして、早朝ロードに出かけた。 バイクを外に出すと、午前6時にもかかわらず、もうムッとしている。これは、あついぞ、と思いながらゆっくりとペダルを回した。 今日は、山岳コース…