長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

頂きます

 多分、間違いなく日本人なら食事を頂く前に『頂きます』と言うはずである。
 頂きますとは、生きとし生けるものの命を頂き、私たちは生きているという事を自覚するという、仏教の教えからきている言葉である。
 金沢ロータリークラブと縁が深いテムラックチャオ氏は、金沢大学で学び、タイで事業を行っている。
 彼の父親は、タイで海老の養殖を行っていた。海老は高価なもので、日本人の為に養殖しているのだから、お前たちは食べてはならない、と言われたそうである。
 彼が日本に来た時、学食で残飯として、無造作に捨てられている海老を見た時心が痛んだという。父親が精魂込めて育てた海老なのに、という思いがあったのだろう。
 日本人は、昔から、勿体無いの精神を持った民族だった。しかし、現在では、有り余るほどある食料が大切に使われていない事実もある。
 テムラックチャオ氏は、日本人として、頂きます、勿体無いの精神を今一度考えて欲しいと言う。飽食の時代だからこそ考えなくてはならない事なのである。
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