長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

お客様の期待を越える

先日、消防車両の塗装の品質の向上と工程の短縮を目的として、最新鋭の塗装ブースを導入した。 導入に際しては、ブースメーカーをはじめ、代理店の皆さんにもとてもお世話になった。 計画の段階では、様々な問題点や懸案事項があった。それを解決する際に私…

結果を決めて原因づくりをする

先ずは、結果を決めることだ。やると決める事が先決である。『因果』という言葉は『原因』と『結果』を表している。 全ては、原因があり、結果がある。すなわち、反対側から見れば結果には原因があるという事だ。 したがって、結果を決めれば、それを実現す…

悔しさが成長の機会となる

これまでも、歯ぎしりする程、悔しい思いを沢山してきた。その度に、今度こそはと心に決めるのだが、時間が経つと少しづつそんな気持ちも薄らいでくる。 そして、まあ、仕方がないか、と思ってしまう自分の弱さを、自分自身が知っている。 多分、悔しい思い…

わかりましたやってみます・・・

社会人一年生になった時、上司からこんな事を言われた。これから、会社から様々な指示を受けると思う、自分にとって難しいと思う事でも、先ずはわかりましたやってみます、と返事をしなさい。 この言葉は何故かとても心に残った。人は難しい事をしめされると…

夢を夢とするなかれ

桐光学園松井投手に手渡されたドラフト会議で引いた当たりくじには、それを引き当てた楽天星野監督の直筆で『夢を夢とするなかれ』と書かれていた。 多くの人が何かしらの夢を胸に抱いているのだと思う。夢というと、大それた事と思われがちだが、小さな事で…

またひとつ気付きがあった・・・

先日、パイオニアのペダリングモニター(出力:ワットやペダリングの効率が可視化できる優れもの)なるものを回してみて、自分のペダリングがとても効率が悪く、左右のペダリングの出力にもバラつきがあることが判明し、この一週間の朝トレは左足のペダリン…

私たちは何故消防車をつくるのか

私たちが消防車をつくる理由は取りたてて立派な訳ではない。市民の生命財産を守るため現場で命を賭して活動する消防士のために、意識することなく操作できる消防車両をつくりたいだけなのだ。 そう、現場で使いやすいものをつくりたいのだ。使いやすい消防車…

実践が少なくなったからこそ高度な訓練が必要なのだ

現在、日本に接近中の二つの台風からは目が離せない。お互いに影響を受ける事でどの様な動きをするかが予測がつかないからだ。 十月にこれだけ多くの台風が発生したのは過去記憶がない。各地に被害が及ばなければ良いのだが・・ さて、今日は石川県消防学校…

困難は成長のチャンス

現在、私たちは大きな変化に挑戦している。それは、単に設計技術だけではなく、生産技術、管理体制等、会社全体の仕組みの改革だ。 その達成は、困難を極めるが私たちはやり切らねばならない。その過程の中で問題点も噴出するが、それは何をすれば良いのか分…

腹筋が痛い・・・

秋も少しづつ深まり、日の出も遅くなった。したがって、バイクの朝トレも出発が遅くなってしまう。毎朝30kmを一時間弱で走るので、帰宅が7時を過ぎると出勤に影響する。 よって、出発の時間の限界は5時45分くらいなのである。このところの台風の影響…

思った事が起こる

人間は、潜在意識でイメージした事を実現させる事が出来る生き物らしい。まだ、20代の頃、潜在意識と顕在意識の話を聞いた事がある。 この話は、よく氷山に例えられるが、氷山は海面に出ている体積より、水面下の体積の方が大きい。海面に出ている方を顕在…

効率に愕然・・・

本当は、今日はツールドのとの三日目のコースをチームメンバーと走るはずだった。 ツールドのとは能登半島一周410kmを三日間で走破するサイクルイベントだが、今年は台風の影響で三日目が中止になってしまったのである。 しかし、今日も天候が悪くそれ…

デザインに掛ける情熱

スカラデザインのピータータイス社長と初めて出会ったのは、三年前の事である。スカラデザインの日本法人の社長が知人であり、彼を通じてドイツで開催されたインターシュッツ国際防災展を訪れた際に紹介されたのである。 生粋のドイツ人であるが、マインドは…

大きく捉えて、小さく収める

今回の台風26号は日本全国に大きな爪痕を残した。特に伊豆大島では多くの死傷者が出た。 自然災害は、忘れた頃にやって来ると言われたが、今ではそれが記憶に留まる内に、次の災害がやって来るという印象が強く、またその被害の規模も数をかぞえるごとに大…

ひとつの妥協は多くのお客様を失い、ひとつのこだわりは多くのお客様を創出する

私たちの使命は『人の命を救うために、自分の命を懸ける人たちのために』消防車両をつくり込む事にある。 したがって、専用設計という手法もその実現のためにある。これは、普遍であり、不変の価値観だ。ただ、仕事がタイトになって来ると、どうしても妥協が…

明確に伝える

日本に近づいた台風26号は各地に甚大な被害をもたらした。近年、自然災害が猛威を振るい、私たち人間は大自然の前には、なす術もない。 以前は、災害は忘れた頃にやってくる、と言われたものだが昨今は災害は何時もやってくるといい換えても良いくらいであ…

コンセプトをつくり込む

ものづくりは大きくは二つに分かれると考えている。 ひとつはコンセプトづくりである。目的は何か、それを実現させる事で、どんな問題を解決できるのか。それは、私たちの理念にあっているのか。これが最も大切であり、十分に時間をかけるべき部分なのだ。 …

迷ったらGO!

片山右京選手は、インタビューの中で、『何事もともかく諦めたら終わりだ』と語っている。また、進むべきか、進まないべきか、迷ったら進む事を選択するとも語っている。 東京でお世話になった、敬愛すべき経営者は、常にこう言っていた。『迷ったらGOだ』…

心は錆びない

今年の一月にテレビで放映された番組があった。F1ドライバーの片山右京がツールド・沖縄に参戦する過程をドキュメンタリーで追ったものだ。そのDVDを頂いたので、改めて見返してみた。 ツールド・沖縄は、市民レースの最高峰であり、完走する事すら難し…

回復走

先週の東京国際防災展が終って直ぐに、新潟県糸魚川市で開催された、グランフォンド糸魚川に出走した。 防災展の為に、練習は一週間ほど出来ていなかったのだが、距離は120km程なので、問題ないだろうと、高をくくったのがまずかったのである。 コース…

働くとは、人を幸せにする事

今日は、金沢のお隣の野々市市から小学五年生87名が私たちの高柳工場にやって来た。社会見学の一環で、消防車づくりの見学に来たのである。 日本全国で消防車両を製造する事が出来る企業は13社程しかない。したがって、消防車両の製造現場を見学する事が…

定性と定量

定性と定量は企業の両輪である。一般的には定性とは、自らの企業は何をするもので、その存在意義は何か、など数値では表すことが難しいものを言う。 挨拶をする、会社きれいに保つ、お客様に笑顔で接する等もその内のひとつだ。定性は取り組みやすく、皆にも…

目標を高く設定すると、根本が変わる

例えば、駅までの道のりが30分のところを25分で行って欲しい、と言われれば多分、殆どの皆さんは不可能だとは思わないだろう。 少々早足で行けば、5分くらい速く到着する事は難しくはないからだ。それでは、10分で行って欲しいと言われたらどうだろう…

誠実に仕事を行う

仕事に対する姿勢は、言わば、自分がこれまでいかに生きて来たかを如実に表している。 教育の原点は家庭にあると私は考えている。生活習慣を身につけるのは、まさしく家庭であり、親として、口うるさく正しい事を正しく行える価値観と、人として正しく物事を…

デザインとコストの関係

デザインとは工業製品に限らず、そのものの付加価値を高めてくれる。 デザインの価値を理解する事は、とても大切な事だが、それを実現する為には製造側とのバトルを乗り越えなければならないのも事実である。 特に、消防車両はややもすると、デザインを度外…

部下を叱れているか・・

今回の東京国際防災展は、私たちに多くの気付きを与えてくれた。細かなトラブルは幾つかあったが、搬入から、ブースの運営、そして搬出までほぼ完璧であった。 これも、統括本部長が指揮を取り、綿密な計画と段取りを行ったからだ。段取りとは即ちイメージ力…

東京国際防災展四日目

さすがに、エキシビションも四日目ともなると、疲れが出てくる。30日から現地入りしているメンバーの顔にも疲れの色が見える。 今日は、プロトタイプのデザインを行ってくれた、スカラデザイン社のピータータイス社長がブースを訪れ、我々のジョブを褒めてく…

東京国際防災展三日目

今日は国際防災展三日目である。昨日の夜、Zieglerの国際担当がドイツから到着し、本日私たちのブースにやって来る。 ZieglerのALPASシステムで製造した我々の車両をどう評価するだろうか。ドイツの技術と日本の技術を融合し、プロタイプは完成した。 初めて…

東京国際防災展二日目

私たちが今回、国際防災展にプロトタイプとして出展した消防車両は、コンセプトをブラッシュアップすることに時間を掛けたことが、お客様に好評を得ている理由だろう。 消防車両は何をつくるかではなく、何故そのようにつくるか、が大切なのだ。その為には、…

東京国際防災展一日目

今日から東京国際消防防災展が幕を切った。これまでの三年間を振り返るとある意味で感慨無量である。 ドイツのZiegler 社に社員を送り込んだのは昨年の五月のことだった。消防車両のアルミパネルフレームの製造と設計を学んだ。 全く異なる構造に驚くととも…