長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

大きく捉えて、小さく収める

 今回の台風26号は日本全国に大きな爪痕を残した。特に伊豆大島では多くの死傷者が出た。
 自然災害は、忘れた頃にやって来ると言われたが、今ではそれが記憶に留まる内に、次の災害がやって来るという印象が強く、またその被害の規模も数をかぞえるごとに大きくなってると思うのは私だけではないだろう。
 防災業を営む者として、何にどう対応して良いのか、今はまだ考えもつかない。
 今日は、日頃からお世話になっている消防OBで防災のスペシャリストとお話しした中で、心に残る言葉を教えて頂いた。
 それは『災害は大きく捉えて、小さく済ます』という言葉である。どの様な災害も、大きく予測し、準備し、そして結果が大した事がなければ、それはそれで良かったという考え方だ。
 もし、小さく捉えて、現場へ出場した時、全く歯が立たずに後手後手に回ったのでは、被害は大きくなってしまう。
 これは、企業にもいえる事だ。問題が発生した時、最悪を想定し対処すれば後手には回らないが、小さく捉えて、結局、後手に回る事で問題がさらに大きくなる事は少なくないのである。
 大きく捉えて小さく済ます。肝に銘じたい言葉である。
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