長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

凡事徹底

『凡事徹底』という言葉はイエローハットの創業者鍵山秀三郎氏の言葉であり、同じ言葉を本の題名としておられる。その本の中に『平凡を非凡に努める』と書かれている。 これは当たり前のことを当たり前に行うだけではなく、当たり前のことを人に真似出来ぬ程…

報告は目に浮かぶように・・・

『報・連・相』は土壌経営の七つの指針のうち、最も力を入れてきた一つだ。そんな超がつく程当たり前の事なのだが、これがなかなかどうして身に付かない事のひとつでもある。 たぶん問題なく出来ていれば世の中でも『報・連・相』をしっかりしなさい、などと…

愛される販売術

以前に山形新幹線のカリスマ販売員の事を記した事がある。彼女は片道399名、延べ798名のマーケットの中で一般の販売員の約四倍の売り上げを上げる。扱っている品物は全く同じである。 全く扱う商品が同じであるにも関わらず、売り上げにここまで差が出…

ラテに感謝

この物語はイエール大学を卒業後、アメリカの大手広告代理店J・ウォルタートンプソンに就職し順調に昇進をつづけJ・ウォルタートンプソンのクリエィティブディレクターにまで登りつめたのにもかかわらず、二十五年後に解雇され無職になった男の本当の物語だ…

誰かがするだろう・・・

『ポカミス』という言葉を良く耳にするが、組織の中でこれが発生する原因の殆どが声を掛け合っていない事に気づく。 今期『周りを感じて仕事をしよう』というキーワードを発信し、機会があるごとに周りを感じるとはどの様な事で何故それが必要なのかを話して…

枝葉にとらわれるな

『枝葉を十分に理解し大局感で判断する』この言葉は幾度もブログに書いた言葉である。私たちは、これを常に実行する事はかなり難易度が高いと考えている。 金沢の名勝兼六園に植えられている松は、松そのものだけを見て剪定されているのではなく、兼六園とい…

啐啄同事(そったくどうじ)

禅の言葉で卵の中から雛がコツコツと卵の殻をつつく事を『啐』と言い、親鳥が外側からコツコツとつつく事を『啄』と言う。 内側から外へ出ようと卵の殻をつつく雛と、雛の羽化を助けようと親鳥が卵の殻をつつく、そのタイミングが一致して初めて雛が孵る、即…

予算は前年対比で作るのではない

予算の説明を聞いていると『前年対比』という言葉が良く出てくることがある。この『前年対比』という指標は昨年と比べどうだったかという事だけを見るには問題がないが、大切な視点は何故この予算になったのかという事である。 企業も行政も組織は必ず成長し…

いきなりハーフ・・・きつかった

今朝は久しぶりに抜ける様な青空が広がっていた。ただ、放射冷却のためか気温はかなり低い。何時もなら五時半に起床し、バイクを40〜50分ほど漕ぐのだが、今日はどうも調子が悪く目覚めたのは七時を回っていた。 日課なので本調子ではないが50分ほどバ…

何故、報・連・相が必要なのか

仕事の結果だけを見ていると大きな過ちを犯す事がある。仕事には必ずプロセスがあり、そのプロセスをしっかりと管理していなければお客様の信頼と信用を失墜しかねない場合が少なくないのだ。 例えば結果としてお客様からご注文を戴いたものを納入しました、…

春が待遠しい

友人と言うと、とても僭越なのだがロータリーで知り合い、昨年ツールド能登にもご一緒した白石先生はドクターで歯科医院を開業しておられる。 白石先生はバイク(自転車)にも乗られるが、これまではもっぱら自転車を組み立てるのが趣味だと仰っておられた。…

ものづくりのまち北九州

何時もなら飛行機の中は読書の時間なのだが、今日はうっかりとトランクの中に本をしまい込んでしまった。 ふと目をやるとシートポケットにJALが発行している『SKY WARD』という雑誌が目に付いた。 何時もなら読むことは殆ど無いのだが、パラパラと…

流れを示す

今日は公務で東京に出張である。二年間に渡って石川県PTA会長として日本PTAに出向し活動させて頂いた。その任期も今年の五月を持って終了する。 現在、日本PTAでは公益法人への移行について議論がなされているが問題が山積している状況である。平成24年ま…

一日遅れのバレンタインデー

昨日、会社の机の上に沢山チョコレートが置かれていた。毎年恒例で女子社員の皆さんが気を使ってチョコレートを買ってくれるのだ。 当然『義理』というのは分かってはいるが、やはり男は単純明快でとても嬉しいものなのである。 実は私はチョコレートが大好…

1ミリが世界を変える

優れた人ほど多くの間違いをおかすものだ。言っていることがおかしいかも知れないが、私はそう思っている。何故ならその分多くのことに挑戦しているからに他ならない。 多くのことに挑戦するからこそ確率的に間違いも多くなる。確かに間違いは少ないに越した…

現場が見えていない

現場が見えているようで全く見えていない。前回も記したが目に映っている部分だけを見ていたのだ。 作業効率の改善、即ち生産性を改善しなくては私たちは生き残っていく事は出来ないだろう。それは専用設計車両を製造するということとある意味で相反する部分…

〜だろう

今日は朝からとても寒い一日だった。ある、会合に出席したのだが半分屋根の下で寒風吹きすさぶ場所だったので身体が心底冷えた。 その会合で心に残った話があった。それは『〜だろう』は大きな失敗を引き起こす原因のひとつだ、という事である。 例えば運転…

アースマラソン走法

間寛平さんがアースマラソンで786日、41040kmを走破したのはつい最近の事だ。考えてみれば一日平均50km以上を走った計算になる。 毎日フルマラソンを以上の距離を走るなど尋常ではない体力と精神力だ。 私はと言えば今年も懲りずに七尾市で開…

現状を否定する

長い歴史を持つ企業であるほど伝統と多くの習慣を持っているものである。以前にも記したが守るべきは伝統であり、変えるべきは習慣である。 先ずは現在行なっている作業や仕事のやり方がそれで良いのか、その他の方法が無いのか現状を否定する必要がある。そ…

反応せよ

報・連・相が大切だ、と言いながら報告された事項に対して反応しないケースが見られる。 例えば問題が発生した際にその報告がなされているにも拘らず反応しないのである。問題点が報告されれば即座に反応し、的確に指示を与える事が大切だ。 これまで現場な…

守るべき伝統と変えるべき習慣

私たちには創業以来、受け継がれているものづくりの思想がある。それは『人の命を救うために自分の命を懸ける人のために』消防車両を製造するという事に他ならない。 私たちは創業以来七十六年の歴史を刻んできた。その中で連綿と受け継がれてきたのがそれで…

次から次へと・・・

各部門間のコミュニケーションが取れていれば発生しない問題が次から次へと明らかになってくる。以前にも記したがマネージメントが有効に機能していない。 いや、機能し始めたので視えなかった部分が視えるようになってきたのである。今回の問題は最も上流で…

基本と原則(その2)・・社員の皆さんに読んでもらいたい

今朝、小布施の老舗酒蔵の番組を放映していた。その老舗酒蔵の名前は桝一市村酒造場である。小布施堂としても有名なこの会社は和菓子部門と酒造部門を持っている。 しかし、今から十五年ほど前、酒造部門は低迷し一時期は酒造りを諦めなければならない程、経…

基本と原則(その1)・・社員の皆さんに読んでもらいたい

組織の中でお互いにコミュニケーションを取りながら仕事を進めて欲しい、という言葉を耳にする事が皆さんも多いと思う。 昨今、子ども大人に係わらずコミュニケーション力が低下してきたという声もよく耳にする。私も例外なくそう思っていた事は事実だ。 果…

田舎の子供ほど外で遊ばない??

『田舎の子供ほど外では遊ばない・・』という話を聞いて耳を疑ってしまった。石川県の能登方面は過疎化が進んでおり、子供の数が非常に少なくなっている。そんな影響もあり、輪島市では中学校の統廃合が進んでいる。 統廃合が進めば通学に支障が出る為、スク…

ひとの手の技

本日、縁があって県内のある企業を訪問した。その企業は自動車部品の製造を生業にしており、素晴らしい技術を持っていた。 当然、自動車部品なので均質性が求められるが、重要な部分は手の技なのである。案内してくださった担当役員は『機械にかければ誰でも…

節分の会

2月3日は節分の日だ。私が所属している金沢ロータリークラブでは毎年この時期に節分の会を開催している。 今年は親睦委員会の委員長をお引き受けしているので節分の会の運営を担当した。 先ずは尾山神社の宮司による、神事がとり行われ、その後6名の年男…

現象と原因

現在、私たちの前に現れている事象は問題ではなく現象である。したがってその現象が発生している原因が必ずあるものだ。表面の現象だけを捉えてそれを解決するのは難しい。 現象として現れれるには必ず理由があるのである。現象の奥にあるものを見る努力をす…