長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

ラテに感謝

 この物語はイエール大学を卒業後、アメリカの大手広告代理店J・ウォルタートンプソンに就職し順調に昇進をつづけJ・ウォルタートンプソンのクリエィティブディレクターにまで登りつめたのにもかかわらず、二十五年後に解雇され無職になった男の本当の物語だ。
 彼は自らの仕事が順風満帆だった頃は本当に傲慢な人間だった。しかし、自らが無職になり家庭も仕事も何もかもうまくいかなくなり、保険料すら支払えなくなる。
 そして、ひょんなことからスターバックスコーヒーで職を得る事になる。何時も飲んでいたラテを飲む側から出す側にかわった時、彼は様々な事に気づく。
 そして、J・ウォルタートンプソンでは気づく事がなかったお客様に尽くす事による喜びを知る。この本は主人公が様々な事に気づきそれによりどんどん心が変化していくのが手に取るように分かる。
 私たちは自らの力が最大になった時、自らの力だけで生きていると勘違いする事がある。しかし、一人では何もできないのである。
 自分の目に映っている事だけではなく、様々な人たちの関わりにより私たちは毎日を過ごす事が出来る。この本はそんな事を具体的に気づかせてくれるのである。

ラテに感謝! How Starbucks Saved My Life―転落エリートの私を救った世界最高の仕事

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