長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

Jレスキュー

Jレスキュー (ジェイレスキュー) 2016年5月号出版社/メーカー: イカロス出版発売日: 2016/04/09メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る Jレスキューは、消防関係者に向けた専門誌で一年に6回発行されている。 Jレスキューとのお付き合いも長く…

聖職の碑

中央アルプスの最高峰、木曽駒ヶ岳は2956mのピークを持つ。 大正二年八月二十六日、中箕輪高等小学校(現、上伊那郡箕輪町立箕輪中学校)の木曽駒ヶ岳修学旅行登山が綿密な計画の下、実施された。 しかし、当時の貧弱な気象予報技術では、急速に発達した…

夢を実現する発想法

夢を実現する発想法作者: 川口淳一郎,山中伸弥出版社/メーカー: 株式会社致知出版社発売日: 2013/01/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 先日、東京出張の際空港の書店で一冊の本が目に留まった。 IPS細胞の研究でノーベル物理学賞を受…

企画・計画・実行の法則―プラノロジーが会社を変える

勝者と敗者には大きな差は無いと思う。あるとすれば考え方の差、すなわち考え方の癖である。 企画・計画・実行の法則にはこの考え方の癖についてとても分りやすく書かれている。 勝者は、つねに問題解決に寄与する 敗者は、つねに問題を引き起こす 勝者は、…

ラテに感謝

この物語はイエール大学を卒業後、アメリカの大手広告代理店J・ウォルタートンプソンに就職し順調に昇進をつづけJ・ウォルタートンプソンのクリエィティブディレクターにまで登りつめたのにもかかわらず、二十五年後に解雇され無職になった男の本当の物語だ…

洪庵のたいまつ

江戸末期に生まれた医者がいた。彼は名を求めず、利を求めなかった。自分自身あふれるほどの実力を持ちながら最後まで他人のために生きつづけた。 彼は備中(岡山県)に生まれ大阪でオランダ医学を学んだ。もともと病弱であったが故に何故人は健康だったり病…

人生逆戻りツアー

先日、本屋に立ち寄り最近ビジネス書ばかり読んでいるのでたまには小説でも読んでみるかと思い、小説のコーナーを眺めていると何処かで聞いたことがある表題の本を見つけた。 手に取り中をぱらぱらと読んでみると面白そうだたので買い求め、夜ベットの中で一…

全ては宇宙の采配

『大事な事は、目に見えるものや、地上に出ているものではない』以前にも記したが、木村秋則さんが作るりんごは『奇跡のりんご』と呼ばれ、二年経っても腐らず、水分が抜けて枯れていくだけである。 普通のりんごの木の根っこは数メートルしかないが、木村さ…

健全な組織は価値観の経営を目指す

先日、リコーが主催した講演会にお誘い頂いた。講演会には取締役クラスしか参加できないとの事で弊社の担当者は参加できなかったので、急遽、担当役員が出掛けていった。 帰ってくると、とても素晴らしい話だったと言うことだったので、『何がそんなに良かっ…

加賀屋のこころ

先日、書店で一冊の本が目にとまった。『加賀屋のこころ』と書かれたその本を手にとって2〜3ページ目を通すと吸い込まれる様な感覚を覚えた。 以前に『加賀屋の流儀』という本を読んだとき、目頭が熱くなったことを思い出す。今でも、会社の私の部屋の手の…

鞄はハンカチの上に置きなさい

今日は7時から定例の早朝会が開催される為、6時に起床する。早朝会を開催し始めてから、これまであった部門マネージャー間のコミュニケーション不足が若干なりとも改善されてきた。 毎週月曜日にそれぞれの部門の問題点を共通認識し、問題点に対して素早く…

日本で一番大切にしたい会社

帰りの羽田空港に到着したのは五時半を少々過ぎていた。帰りの飛行機は六時半なので一時間ほど時間がある。 空港の書店に立ち寄ると『日本で一番大切にしたい会社』という本が目に留まった。 ぱらぱらと中身を読んでみると日頃、私たちが大切にしたいと思い…

ジャンボ機長の状況判断術

日本PTA東海北陸研究大会全大会が終了し、石川県内の市町PTAの会員の皆さんと名古屋を後にする。今回の大会で北川善明前会長を始め表彰を受けられた皆さんに長年の活動に対し敬意を表したい。 また、今回も多くの気づきと学びを与えてくださったことに感謝を…

日本の消防車2010

本日イカロス出版から日本の消防車2010が送られてきた。イカロス出版には取材や広告などで全面的に協力させて頂いている。 消防防災を扱った雑誌はこれまでも多くあるが、Jレスキューはこれまでのものとは視点が違うと思い、お付き合いするようになった…

木に学べ「木を買わず山を買え」

『塔組みは 木組み、木組みは 木のくせ組み、木のくせ組みは 人組み、人組みは 人の心組み、人の心組みは 棟梁の工人への思いやり 工人の非を責めず、己れの不徳を思え』 法隆寺直系最後の宮大工棟梁、西岡常一氏の言葉である。この言葉を目にした時、私は衝…

いのちの教科書

連休の最終日は書棚を整理しようと思い立ち、以前に読んだ本を仕舞いこんであったダンボールをあけて、必要な物といらない物を分類していたら、一冊の本に目が止まった。 もう、六年ほど前になるだろうか『いい本だから読んでみたら』と言われて買い求めたも…

いい言葉は人生を変える

最近、自分でも思うが本当にポジティブな言葉を使うことが少なくなったように思う。これは危険な現象だ。私が大変お世話になった経営者は何を相談をしても、『大丈夫、全て上手くいくよ』と言っていた。 その言葉に励まされ、おだてられて、自分は出来るんだ…

大人たちの失敗

今日は何時もより30分早く起床し、ランニングに出かける。外に出ると恐ろしく寒かった。一時でも20度近い気温を体が体験してしまうと、そこから気温が下がるとこたえる。 小松発8時の便に搭乗するためには自宅を7時50分くらいには出ないとゆとりが無…

つみきのいえ

『人生最初の一冊は子どもたちの心に深く残ります。』金沢市立玉川子供図書館の岡朝子館長のことばだ。今、『GOOD NIGHT MOON』という本がとても読まれているそうだ。 この本はアメリカ合衆国オバマ大統領が愛した本であり、現在1000万部を…

今日は東京から、調理場という戦場

今日は年末のご挨拶もかねて東京へ出張に出かける。8時の飛行機に搭乗する為に、5時に起床しランニングに出かける。金沢は今日も快晴で気温も12月とは思えないほど温かい。 毎度のことながら飛行機の中の一時間はとてもよい読書の時間である。日頃なかな…

国語力のある子どもに育てる3つのルールと3つの方法

昨日、羽田空港の書店で本を購入した。航空機の中は読書をするには最適の空間である。最近コンビニエンスの店員やファミリーレストランのウエイトレスが使う言葉がとても気になっている。 例えば『1000円からお預かりします。』や『オムライスでよろしか…

なぜ女は突然怒り出すのか?

本屋をうろうろしていると、ふと目に留まったのが『なぜ女は突然怒りだすのか?』という表題の本である。著者が男であれば、男の目線から女性を考察した本であろうから、買い求めることはなかっただろうが、著者が女性であったことから、手にとって読んでみ…

人は見た目が9割

今日は関東地方へ出張である。相変わらず、航空機の中は読書の時間である。空港の本屋さんで『人は見た目が9割』という本が目にとまった。 アメリカの心理学者アルバート・マレービアン博士は人が相手との会話から受け取る情報というのは相手の顔の表情が5…

経営者15歳に仕事を教える

この本は元日本IBM会長北城挌太郎氏が中学生に向けて、何故私たちは仕事をするのか、仕事とは何か、仕事からどのような価値を生み出すことができるか、を非常にシンプルにわかりやすく書かれたものである。 この本を読んでいると、様々な状況下で仕事の本…

原因と結果の法則

心の中の思いが 私たちを創っている。 私たちは 自分の思いによって創り上げられている。 私たちの心が邪悪な思いで満ちているとき 私たちには いつも痛みがつきまとう 雄牛を悩ますに馬車のようにして もしも私たちが清い思いばかりをめぐらしたなら 私たち…

謙譲の美徳

学習院初等科の校長を勤められた、川嶋優氏はこう書かれている。 >>ある昼下がりのことです。私は校舎の廊下を歩いていました。ちょうど父兄参観の日で、多くの保護者や生徒たちが私とすれ違いました。 そのたびにだれもがきちっと礼をしてくれます。ふと…

育てたように子は育つ

『肥料』 あのときの あの苦しみも あのときの あの悲しみも みんな肥料に なったんだなあ じぶんが自分に なるための 相田みつを氏の著書の『育てたように子は育つ』の本の中の一説である。 子供は親の言ったとおりには育たない。親の育てたように育つ。若…

人間の関係

五木寛之氏が金沢に所縁のある方なのは皆さんご存知だろう。以前ブログにも書かせていただいたが、高峰賞の授与式に突然お越しになられ、皆を驚かせた。先日、出張の際、空港の書店で五木寛之氏が書かれた『人間の関係』という本を見つけ買い求めた。 行きと…

なぜ人のために命を賭けるのか

『使命感』と『義務感』という言葉があるが、消防という職業は間違いなく『使命感』が無ければ勤まらない職業である。『人のために命を賭ける』という言葉はとても聞こえはいいが生易しいことではない。 私は過去に私たちの消防車づくりの理念のひとつである…

手間と価値

私の敬愛している経営者の一人にパタゴニア社のイヴォン・シュイナードがいる。彼はサーファーであり、クライマーであり、アングラーである。彼の経営哲学は私のバイブルである。 彼の著書に『社員をサーフィンに行かせよう』がある。その中の一節に私たちが…