日本で一番大切にしたい会社
帰りの羽田空港に到着したのは五時半を少々過ぎていた。帰りの飛行機は六時半なので一時間ほど時間がある。
空港の書店に立ち寄ると『日本で一番大切にしたい会社』という本が目に留まった。
ぱらぱらと中身を読んでみると日頃、私たちが大切にしたいと思いながら、なかなか出来ないことを実践している会社が紹介されていた。
本を買い求め、早めに搭乗口のベンチに腰掛けて、読み始めるとあっという間に吸い込まれてしまった。この本には今、日本人がどこかに置いてきてしまった『大切な心』が記されており、それまさしく経営の原理原則だ。
会社は社会から求められ、必要性があり存在しているからには『公器』であるべきだと私たちは考えている。すなわち経営には公私混同を行わない高い倫理観が必要だ。
その部分を勘違いすると、何時かは落日を見ることとなる。また、価値判断基準が『損得』『好き嫌い』ではなく『正しいか正しくないか』そして、何の為にこの会社を起業したのか、この会社の存在価値は何なのか、が価値判断の根っこに無くてはならない。
しかし、こんなやれば出来ることがなかなか出来ていないことも事実だ。
この本を手にしたことも何かに気づけと言われているのかも知れない。社員、お客様そして地域が幸せになれるような経営が出来る様、精進して行きたいと心から思う。
- 作者: 坂本光司
- 出版社/メーカー: あさ出版
- 発売日: 2008/03/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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