長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

古民家風のイタリアンレストラン



 高柳工場へ行く途中に『樹樹』(じゅじゅと書いてしゅしゅと読む)がある。一見するとレストランだとは誰も思わないだろう。
 古民家風の一般住宅を改装した、正真正銘のイタリアンレストランである。
 中はまさしく普通の家そのもので、玄関も殆どそのまま使われている。中へ入るとテーブル席が七席程と畳の座敷が二部屋ある。
 お昼時は見た目が民家でレストランとは思えないにもかかわらず、女性で一杯である。

 確かに、ランチメニューは女性が好みそうなものを工夫しているし、味もとても美味しい。特にパスタのアルデンテの状態は絶品だ。
 一見、和風の古民家で洋風のイタリアンレストランというアンバランスさに人はこだわりを感じ、期待を寄せるのかもしれない。
 最新の大量生産設備から生み出される工業製品よりも均質性は劣っても、人の手から生み出される、ハンドメイドの製品に価値を感じることに似ているかもしれない。
 そう考えれば企業の大小が優劣を決めるのではない。企業の優劣はお客様に対して高い付加価値を提供しているかで決まるのである。
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