長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

人は見た目が9割

 今日は関東地方へ出張である。相変わらず、航空機の中は読書の時間である。空港の本屋さんで『人は見た目が9割』という本が目にとまった。
 アメリカの心理学者アルバート・マレービアン博士は人が相手との会話から受け取る情報というのは相手の顔の表情が55%、声の質、大きさ、テンポなどが38%、話す会話の内容が7%だった、という実験結果を示している。
 すなわち、耳から入る情報よりも、目から入る情報がとても大きいのである。よって、人に効果的に情報を伝える為にはビジュアルを併用することの大切さが分かる。
 最近、『漫画でわかる東京裁判』とか『漫画で分かる孔子の思想』など文字だけを読んでいると理解しにくい内容も漫画がついていると、とても読み易いし、理解がとても進む。
 こんなことからも目から入る情報が如何に大きいかがわかる。ある時、こんな話をしたことがある。
 『池の傍に全体にたくさんの穴が開いているとても軽い石が落ちていて、それを池に投げ込むと石は潜ったり、沈んだり、潜ったり、沈んだりしました。さてどんな石だったでしょう』と言いながら、手を上下に上げ下げしたら、殆どの人が『軽石』と答えた。
 潜ると沈むは同じことなので、答えは普通の石なのに、殆どの人は手の動作を見ていて勘違いしたのである。
 このことからも人は本当に話を聞いていないなということを思い返した次第である。

人は見た目が9割 (新潮新書)

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