長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

大人たちの失敗

 今日は何時もより30分早く起床し、ランニングに出かける。外に出ると恐ろしく寒かった。一時でも20度近い気温を体が体験してしまうと、そこから気温が下がるとこたえる。
 小松発8時の便に搭乗するためには自宅を7時50分くらいには出ないとゆとりが無い。今日はお客様への定期訪問のフォローに東京に出かけた。
 お客様とお話をしていつも思うことは、『目的と手法』という言葉だ。私たちは企業である以上、正しく活動し適正な利益を得る必要がある。それが企業を強くし、新しい製品を生み出し、最終的には地域社会に貢献することが出来る。
 しかし、そこにとらわれ過ぎて利益至上主義に陥り、本来消防車とはどうあるべきか、という視点を横において如何にに安くつくるかという視点のみにとらわれると一時的に利益は上がるかもしれないが企業としての未来は無い。
 今日飛行機の中で桜井よしこさんが書かれた『大人たちの失敗』を読んだ。2000年に書かれた物なので少々現在とはタイムラグがあるように感じたがとても説得力のある内容だった。この中にこの様な記述があった。『経済も豊かさもそれ自体が目的ではない』
 この言葉を読んで『目的と手法』という言葉とつながった。『経済も豊かさ』も私たちの価値観を実現するための手法のひとつであり、目的と手法を取り違えたとき結果が大きく異なって来るのは確かな事実である。

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