覚悟をきめる

　事業が上手く行くか否かを左右する要因は沢山あるだろうが、最も大切なモノのひとつに『覚悟』があると思う。
　出来ない理由を上げれば沢山あるが、できる理由も沢山あるものだ。私たちは幸いにも生きることについては何の不安もない世界で生活を営むことが出来る。
　大砲の弾も、銃弾も飛んでこない。日常に爆発音も聞こえない。水道をひねれば飲み水が出てくる。水を汲みに何キロも歩かなくても良い。レストランに入ってお金さえ出せば温かい食べ物が出てくる。
　私たちの企業で言えば生産調整で自宅待機している社員は幸いにもいない。正規社員を解雇しないと立ち行かないこともない。
　営業が一生懸命活動して次年度の物件の確率を上げてくれている。こんなにお膳立てが整っているのに何が出来ないのだろう。
　平和ボケもいい加減にして欲しい。私たちの恵まれた環境にマヒし、文句を言っている場合ではない。世界を大きい目で見てみるといい。
　何と幸せな環境か理解できるはずだ。後は『覚悟』を決めるだけだ。
　私たち経営幹部が変われば全てが変わるのだ。問題が変わらないのは部下の責任ではない。困難は当然あるだろうが、『覚悟』を決めて全力で立ち向かうことが問題を解決に導くのである。
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